暁さんお誕生日おめでとうございます!
ということで、本誌で子作りに関心があらせられる様子でしたので
そんな彼にせめてものお祝いを差し上げようと思い立ち
エロ小説とか書いてみました。
(要は自分が書きたかっただけ)

そんなわけで、こっから先は18禁です。
エロ苦手な人も見ないほうが精神衛生上よろしいと思います。
あと、ARIAでエロは認めない許さん、という方も同様に。

ちなみに、2人とも初回設定じゃありません。数回やらかしてる感じです。
出来上がってる風な暁灯里なんて嫌だよあいつらは焦れ焦れがいいんだよ!
という方も読まない方が心健やかかと思われます。
あと、めちゃくちゃちらっとですが、ブレイド2月号ネタバレあり。


では、どぞ。




























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エニタイムエニウェア。



するりと指が首筋を這う感触に思わず吐息を漏らし、灯里はふと我に返った。
「暁さん…だ、駄目ですよ、こんな…」
「…何が」
引き留められたことが不服なのか、指の持ち主は憮然として動きを止めた。
「何がって、だって…」
緑がかった深い瞳にきろりと睨まれ、うまく言葉が紡げない。
唇でもごもごと呟いていると、急に呼吸が出来なくなる。
口付けをされていると気付いた時には既に舌の侵入を許していて、唇をなぞられ歯列をなぞられ、舌をきつく吸われると、じわりと腰の辺りに火がついた。
呼吸があがり、とろんとした視線を送る灯里を見やり、暁はにやりと笑った。
「何が駄目なんだ、もみ子」
「暁さんの、いじわる…っ」
腰がふるふると震えているのが自分でも分かり、灯里は羞恥に頬をさっと赤らめた。
慣らされている。
口付けの先に待っていることを想像して、胸の内とは裏腹に、期待してしまっている。
もしかしたら、心さえ望んでいるのかもしれないが。
「ここは駄目です…外から、見えちゃ…」
冬の冷えた海風が吹き込んで、思わず目を閉じる。
そこはARIAカンパニーのリビングで、すぐ傍のカウンターはシャッターが閉まっておらず、誰かが来れば情事がその目に留まることは明らかだ。
「じゃあ、ここじゃなかったらいいのか?今更?」
耳元で言われた言葉にかっと頬が熱くなり、必死に首を振る。
しかし、息はすっかり荒くなり、太腿の付け根は噛み合わず、もじもじと動かすと湿った音がした。
(まだ、キスだけなのに…)
誤魔化さなければ、流されてしまう。
「あ、暁さん、どうしちゃったんですか!?突然来たと思ったら、こんな…」
「突然来て、こんなことしたら駄目なのか」
言うが早いか、暁はケープの下に手を潜り込ませた。
灯里は息を飲み、逃れようと身をよじる。しかし、もう片方の手で腰を押さえ込まれ、暁から離れることは叶わない。
その隙に、暁は制服の布越しに灯里の柔らかな胸を撫で擦り、時折押し潰し、じわじわと刺激を加えていく。
声を殺して必死に耐えるが、甘い息が鼻から抜けていき。
暁の腕に手をかけ、灯里はきゅっと力を入れた。
「何だ、直に触って欲しいのか?」
違う、と言おうとしても、唇がそう動いてくれない。この手に直接触れられたら、どんなに心地良いかを知っている。
「それとも、こっちのがいいのか?」
するりと手が滑り、一瞬の間にスリットの隙間に差し込まれる。
そのまま熱を帯びていた中心部に指を這わされ、灯里は堪えきれず嬌声を上げた。
「おいおい…外まで染みてるぞ。まだ大したことしてないよな?
 口では駄目とか言ってても」
布ごと指を押し込まれ、それが浅いところでぐりぐりと蠢いて。
「や…!ああぁ…っ!」
「身体は正直だな、なんてな」
にちゃにちゃと響く音を誤魔化すことは出来ず、灯里は堪らず暁にしがみついた。
広い肩口に口元を押し付けて、漏れる声を何とか押し殺そうとする。
その度吐かれる熱い吐息を直に受け、暁は余計に自身を昂ぶらせた。
「パンツ、役しなくなる前に下ろさなきゃ、な」
震えて閉じることが叶わない内腿は、それを阻むことが出来るわけも無い。
厚手のタイツがまず足先まで下ろされて剥ぎ取られ、続いて下ろされた布切れが、そのままするりと足首まで落下した。
外気に肌が粟立つ間もなく、今度は指が直に這わされる。その感触に堪えきることができず、灯里はかくりと膝を折った。
しかし腰を押さえられている為床に膝を付くことはなく、不安定な姿勢のまま暁に全てを任せることになり。
ここぞとばかりに指を奥まで挿入され、そのまま激しく動かされ。
「ひ、あ、あん、やぁ…っ」
我慢しきれなくなった声が、自然と唇から漏れ出した。
「これでも、駄目か?」
粘ついた水音が後から後から響く。太腿を生温い液体がつぅと伝う。
頬はすっかり上気しきって、頭の中までのぼせてしまうようで。
「外から見られちまうかもしれねぇから、止めるか?」
それまで滅茶苦茶に動かされていた指がぴたりと止まり、灯里は縋るように暁を見た。
擦られた名残を求めて、中に残ったままの指を思わずきゅうと締め付ける。
「や…やめないで…ください…」
本能的に口を突いた言葉を聴き、暁は口の端をにっと上げた。
「止めないで、どうして欲しい?」
火照った耳元で囁いて、続きを促す。
その低音に、脳の芯からじわりと痺れ、思考能力がゆっくりと低下していき。
しがみ付いたその身体の、太腿に当たる熱いものに全神経が集中していく。
「あ…あかつきさんの、で、して、ほしい、です」
たどたどしく言い終わるや否や、視界が反転する。
背中に柔らかなクッションが当たり、ああソファに押し倒されたのか、と思い当たる前に。
ひくついた膣内に熱い塊が押し込まれ、声が弾けた。
「ひぁああ…っ!お、きい…っ」
奥に当たるほど深く挿入された後、ゆっくりと引き出され。
また深々と挿れられ、引き出され。
そのテンポが次第に速くなるにつれて、灯里の快感も増していく。
「あかつきさんの、すごく、熱いぃ…っ」
「もみ子の中も…あつ…っ」
内壁を擦られる感覚に腰が浮き、余計に深く突き刺さる。
立ち上がった乳首が服に圧迫され、痛みすら感じ。そこを筋張った手に包まれて、揉みしだかれて更に煽られ。
どっと愛液が溢れ出て、水音が大きくなる。
「うわ…お前、濡れすぎ…っ。中、すっげーぬるぬるしてるぞ…」
「や、あ…!だって、暁さん、が…ぁっ」
「駄目とか言ってたくせに、いやらしいのな」
「そ、そういうこと言うの、禁止です…っ」
思わずきゅうと締め付けると、暁が腰を震わせた。
そういう時の暁の、ぎゅっと眉根を顰めた顔が好きで。
「あかつきさん…っ」
背中に手を回すと、深い口付けが落とされた。
呼吸もままならない程舌を絡めながら、ぐちぐちと腰を押し付けられると、もう何も考えられなくなる。
内腿がふるふると震えて、腰に力が入らない。
ソファのシーツはぐっしょりと濡れていて、肌に張り付いて糸を引く。
唇が開放されると、空気を求めるより先に甘い声が漏れた。
「ふ、うぁああ、わ、たし、もう…っ」
「ん…オレ様、もっ」
腰を打ち付けるスピードが途端に速くなり、中で暁のものがぐっと膨らむのが分かった。
呼吸が上がりすぎて、うまく息が吸えない。
何かが来るのを感じて、灯里は必死に暁の背中にしがみ付く。
「ああああ!あかつきさ…も、いっちゃ…ぁああっ!」
「もみ子…っ」
甘く響く声と共に、熱い液体が膣内で弾け。
最奥までそれが打ち付けられる感覚に酔ったまま、身体全体を震わせて。
目の前が白で埋め尽くされ、そこで灯里の意識はぷつりと途絶えた。







「…ソファ、汚れちゃったじゃないですか」
「あー…すまんすまん悪気はない」
とても来客用に出せたものじゃない状態のソファシーツを剥がしつつ、じと目で抗議する灯里に、暁は大して悪びれもせず謝った。
「まあいいじゃねぇか、洗えば使えるだろ」
「よくないですよ!
そもそも、いきなり来てあんなことするなんて、そこから駄目ですしっ」
毎回毎回、場所も選ばずされてしまったら堪ったものじゃないと、猛然と訴えるつもりでびしっと言い放ち。
「何で?」
きょとんと返されて、灯里はがくりと肩をすかした。
「何でって…」
「好きな奴としたい時にするもんだろ、アレは。
 オレ様は、さっきお前としたいと思ったからしただけだ」
「………はひ?」
「お前としたくなってわざわざ下界に来たんだ、それくらい許せ」
からからと響く笑い声が遠い。
色々なものがこみ上げてきて、頬が火を噴くんじゃないかというくらい紅潮している。
灯里は目の前の人物をとても直視できなくて、うつむいて視線を彷徨わせた。
「で、一回じゃ当然物足りないわけなんだが」
がしっと手を掴まれ、無理やり顔を覗き込まれると、上機嫌な瞳と目が合った。
「まさかこんなオレ様に、帰れなんて言わねーよな?」
「あ…あの…えと…えっと…」


「……とりあえず、お話の続きは、私の部屋でお願いします…」




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