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ここには作者自身のミクロネシアとの関係について簡単に記しています。

 わたしがミクロネシアを知ったのは、1992年の冬でした。
パソコン通信で知り合った友人よりミクロネシアへの旅行に誘われたのがきっかけです。 このとき、わたしは大阪、友人は東京に家族二人で住んでおり、連絡はもっぱらパソコン 通信に依っていました。

 出発の日までにミクロネシアについて調べようと、東京に出かけたおりに東京・港区の 霊南坂教会(山口百恵が結婚式をあげたところ)隣のミクロネシア大使館に出向き、資料 を頂いてきました。(この時、お相手頂いたジョン・フリッツ一等書記官(当時:現在公使) とはその後何度かお話しています)
 実はその時が海外旅行初体験でした。旅行の印象は強烈で、ポナペでの6日間の日程は あっと言う間に過ぎました。
 ホテルはThe Village Hotelといい、ミクロネシアに魅せられた米人夫婦が数年かけて 築いたものです。各部屋はもちろんのこと、ロビー、レストランすべてが現地の伝統的な 建築様式に基づいて作られています。当然TV、クーラーなどはありませんが、朝は鳥の 声で目が覚め、海に突き出した半島に吹き上げてくる偏西風に吹かれていれば、蒸し暑さ はほとんど感じません。(平地のグァムのほうが蒸し暑い)
 エコ・ツーリズム・アワードを受けているこのホテルは、わたしのポナペの常宿になり ました。

 当地をすっかり気に入ったわたしは、この年秋に再訪しました。この時、グァムからのコ ンチネンタル機でご一緒したシスターがFOMのことを教えて下さいました。
 シスターは現地の教会で奉仕されていて、FOMが支援する現地実業高校−PATSの 当時の理事長、キャバナー神父をよくご存じでした。シスターから頂いたFOMの資料を 読み、その秋にわたしはFOMに入会しました。
 その後5回ポナペを訪れましたが、小さい島にも関らず、まだ行きたいところが残って います。なぞの多い島ということもあります。日本との関係が浅からぬ点や人々の親日的 なところもありますが、なんとなく雰囲気が自分の田舎のような気がするからでしょう。
Sep.1997 Shimazaki author著者(の愛鼠)近影