遂に完成

遂に2013年9月に完成です。2011年2月から約2年半掛かってしまいました。アルミ張りの作品は2作目ですが、かなり要領良くなりました。しかしアルミ張りは地道で忍耐と集中力を必要とする作業です。さすがにアルミの素材感はモデルにどっしりとした存在感を与えてくれて、努力が報われた気分です。

アルミ表面の光沢の違いは、写真を参照しながら、マスキングをして磨き具合を変えていきます。全体に金属用プライマーを塗ってから、国籍マークと大きな文字ラインはマスキング塗装しました。小さな文字、マークはデカールです。デカールを貼った後、クリア塗装をしています。アルミ地肌を傷つけることを恐れて、一回だけ#800ぐらいのペーパーで軽く撫でてからクリア塗装を重ねています。デカールのフイルムの段差はあまり目立たない程度になりました。

F-105は機体表面の各所に注意書きがあって、1/24だと充分読める大きさです。文字の詳細は、クローズアップ写真やF-105のメンテナンスマニュアルを参照してなんとかそれらしく表現して見ました。

 

下の4枚の写真は背景との合成写真です。飛行中の姿は是非写真にしたかったので、前脚は引き込み式、主脚は取り外して別に作った脚カバーを取り付けました。機体を釣り糸で吊り下げて撮影し、青空の写真に貼り付けました。胴体下や外側のパイロンにアクセサリーを取り付けたいところです。

 

撮影時の日中は暑くて、炎天下にさらすとあっという間に機体が高温になってしまい、落ち着いて撮影できませんでした。アルミの機体は周辺のものが写り込んでしまうため、モデルを置く場所に気をつけます。背景には現代の横田基地の写真を使用しました。

 

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