TSMC50周年作品展(その2)

TSMCの作品展が船の科学館で開催されました。会場となったのは青函連絡船羊蹄丸内に結婚式などのパーティ用に作られた部屋です。帆船の内部のような木製の天井や、窓からは東京湾の景色や隣に係留された南極観測船「宗谷」が見えて乗船気分の味わえる楽しい部屋でした。

会期初日の10月9日はあいにく台風22号が東京を直撃するコースを進んでいて、朝から各メディアが22号は東京に接近する過去最強の台風なので外出を控えるようにとアナウンスをしていました。私は当日の搬入だったので強風にあおられないかと心配したのですが、朝は平穏で無事搬入を終えました。しかし来場者はかなり少なめのようでした。

初日の夜、50周年記念のパーティが船の科学館本館のレストランで行われました。台風の影響で空席が目立ちましたが、決死の覚悟で集まった会員や来賓で盛り上がりました。パーティが始まると間もなく暴風雨がやってきました。横殴りの雨風で外が全然見えなくなりました。

しかし台風はあっという間に通り過ぎて、パーティの終わる頃は窓の外に100万$?の夜景が広がりました。

台風一過の翌日、「フライング・ソリッド」のデモ飛行をすることになり、ゴム動力機を中心に数機を持っていきました。午前中は無風の絶好のコンディションでしたが、船の科学館内の広場があまり広くなく、ゴムは50%程度しか巻きませんでした。後半の土日と合わせて3日間デモ飛行をしました。整備不良や風のためあまり良いところをお見せすることは出来ませんでしたが、普段はモデルを飛ばすことが無い会員の方は素直に感心して下さり私も安心しました。精密図面で有名な松葉さんにゴム巻きを手伝っていただき感激です。


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