中島キ-44「鐘馗」 | ||||||
縮尺 | 全幅 | 全長 | 重量 | 動力 | 材料 | 初飛行 |
1/24 | 400mm | 370mm | 51g | RB | SP | 2000.12.02 |
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大径のエンジンに小さな主翼、元気いっぱい張り詰めたようなスタイルの鐘馗はとても魅力的な機体ですが、ゴム動力で飛ばすにはかなり苦戦しそうです。極力軽くするのは勿論ですが、機首が短いので後部を出来るだけ軽く作るようにします。今回は主翼のカンザシはやめて左右を一体に作りましたが、軽量化のため多少は効果がありそうです。
鐘馗の後部胴体はアウトラインが直線的なので、カウリングから後ろを1枚のスチレンペーパーで張ることにしました。
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A.アンコの発泡スチロールは要所だけに入れて、接着剤の量を出来るだけ減らす。コックピットの開口部は両側に補強材を入れる。
B.スチレンペーパーはこんな形に切り出します。
C.スチレンペーパーを張り、接着剤が硬化したら、発泡スチロールはすべて取り去ります。継ぎ目は下部だけのきれいな胴体ができました。
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塗装は第47戦隊の波多野大尉機にしてみましたが、なかなかカラフルでハデですね。「鐘馗」の特徴である胴体の絞り込みはしてありません。カウリングの最大幅部と胴体の尾端を直線でつないだ平面形になっています。雑誌の写真をあれこれルーペで拡大して見た結果、「鐘馗」の胴体は絞り込まれていないと判断しました。うっかり主翼の脚収納部のふくらみを大きく作ってしまいました。
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これは翼を手に持って撮影したものです。パネルラインがすべて描き込まれていませんが、この状態で試験飛行をしてみました。しかし、1.滑空しない。2.プロペラのトルクの影響が強烈。3.プロペラが主翼を叩く?(主翼は胴体にゴムで取り付けられていて、片翼接地のとき主翼が斜めになり、接地と反対側の翼面がプロペラに接触する)等、問題続出です。
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胴体下面、主翼後縁あたりにある黒いものが主翼を固定するゴムです。将来RCで低翼機を作る際に使おうと思っていたアイデアですが、このままでは使えません。
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主翼とフィレットの間の隙間が残念です。フィレットはコピー用紙です。3次曲面には曲げられませんので適当に分割して貼ります。