樹齢数十年から数百年の古木に寄生し、
その木から養分を吸収して成長します。
霊芝は薬用キノコで漢方薬
として使われています。
臨床研究が行われ、色々な病気に
効果をあげています。
研究では
肝炎、不眠症、心臓病、頭痛、めまい
白血病、がん、胃腸病、便秘、
コレステロール値の低下
免疫機能の向上
血液の浄化作用
などに効果が見られたとの事です。
日本では、中国の道教の教えや本草経集注、新修本草などの本草書が渡来し、
それと同時に霊芝のことが紹介されましたが、太古の時代はマンネンタケについて和名を
つけておらず、中国名の霊芝をそのまま使用していたようです。日本書紀、続日本紀、
続日本後紀などをみると、487年顕宗天皇に霊芝を献上した話、644年に皇極天皇の頃、
大和桜井のぬかた山で霊芝を採集した話などいろいろあります。
中国では毛沢東の中国の医薬学、これは一大宝庫である。この宝物を発掘するための
努力を行ない、もっと高いレベルに引上げねばならないの指導を受けて、1955年
北京に中医研究院中薬研究所、その翌年には北京中医医院が設立され、
中国生薬に対する起源、新しい服用方法、有効成分、薬理作用、臨床応用などの研究が
盛んに行われるようになりました。
中国での霊芝の研究は、ちょうど文化大革命の終わる1960年末頃に、
臨床応用研究から始まり、その後は漸次、成分、薬理研究も行われるようになりました。
霊芝は、古くから百病に効く仙草といわれ、山谷の腐朽木の幹部に生えてくるいかにも
神秘の要素を含んだ不老長寿をもたらす霊薬として珍重されてきましたが、
中国では、霊薬とか不老長生薬とかいわれるような生薬に対する唯心主義的神秘論を排斥して、
これに類する各種生薬については古くからいうところの薬効をもった
ものかどうか、ほんとうはどのような有益な作用があるのか、多くの化学者の
なかにこれを化学的に確かめ、真に有用なものを選び出し、応用しようとの気運が高まって
きました。こうした気運のなかで霊芝への研究が進められたものと想像されます。
そして1972、3年には中国各地で行われていた霊芝の臨床、化学成分、薬理、
栽培研究の成果が、開花的に報告されるようになりました。
1970年代初期から全国的規模で研究班が組織され、多くの期間が参加して行われたようです。
霊芝のの栽培、霊芝は年に一度しか生えず、生育する場所もごくまれとなると、
おいそれと常食することができないので、なんとか人工的に栽培しようと試みるように
なりました。霊芝の薬理学的研究や臨床医学研究がおこなわれるようになり、
これらの研究に用いられる霊芝を多量に必要としたために、人工的な栽培研究が試みられ
るようになったのです。
1973年に中国微生物学報に林忠平先生らの研究をはじめとして、
吉林医科大学第四臨床学院葯剤科霊芝組の先生方によって人工栽培法が詳細に発表されています。
日本では中国とほぼ同時期に、霊芝の人工栽培化の研究が京都大学で行われました。
京都大学では昭和10年代頃に人工栽培が試みられたのですが、成功というまで
にはいたらず、昭和45から当時京都大学学長の奥田東先生や京都大学食糧化学研究所教授の
葛西善三郎先生の御指導のもとで、文部技官であった直井幸雄先生
が中心となって研究が進められ、原木に種菌を接種する人工栽培法に成功しました。
霊芝の人工栽培は、長年の研究開発により、今日むでは、光、温度、湿度、換気を
ある一定の条件で管理すれば、全国どこででも可能となりました。
天然の霊芝の採取は中国では古代からいい伝えられる霊芝の採取時期と一致する
六月末〜八月までのあいだに探しだします。クヌギ、ミズナラなどの広葉樹の根株、
切株、倒木に生えています。
血流をよくする霊芝
高血圧症患者の90パーセント以上は原因のはっきりわかっていない本態性高血圧症です。
現在行われている西洋医学の降圧療法は、原因がはっきりわかっていませんので、その治療法は
根治療法ではなく、あくまで対症療法にすぎません。したがって降圧剤治療はきわめて
長期にわたって治療を続ける必要があります。このような高血圧症を改善する目的で
用いられる西洋薬剤には、血管拡張薬、中枢作用薬利尿薬、あるいは交感神経を遮断する
薬物などがあります。これらの薬物は、確かに血圧を下げる作用が強く、そのうえ速効性もあります。
しかし、なにぶんにも長期投与されることから、西洋薬剤のもつ側面、すなわち副作用が
あらわれる場合も多くあります。
これらの西洋薬剤は、血管を広げたり、循環血流量を減らし、血圧を降下させるものなので、
作用が強すぎると、一時的に血圧が下がりすぎることがあります。
そのために頭がボーッとしたり、虚脱状態になったりすることがあります。
また、これらの西洋薬剤は対症療法的なものですので、ある程度の時間がたつと
効果がなくなり、またもとの高血圧の状態に戻ってしまいます。
霊芝は西洋薬剤と比較しますと、確かに血圧降下作用は弱いのです。
ししかし、この緩和で持続性のある血圧降下作用がいいのです。
長期にわたって服用しても副作用はほとんどありません。また、
健康人が服用してもなにも変化がないというのもよい点です。
しかし、急な高血圧で低下を急ぐ場合には絶対的に西洋薬剤に頼るようにしてください。
肥満と霊芝
私たちの体には糖類というエネルギー源が必要です。もし食べなくても
20日分ぐらいのエネルギーは皮下脂肪としてたくわえられています。
このエネルギー源の過剰が肥満になる原因で、糖利用の機能に異常をきたした疾患が糖尿病です。
でんぷん質、砂糖類は、口から胃に入り、小腸で吸収され、ブドウ糖として
肝臓に運ばれ、グリコーゲンとして貯蔵され、必要に応じて利用されています。利用される時には、
血管から各細胞にブドウ糖が一つひとつ運ばれていき、細胞むの中にとり込まれて
エネルギー源として利用されます。人体を構成する細胞はいろいろな種類があり、
ほとんどエネルギーのいらない細胞もあれば、脳細胞や首から上の
細胞のようにとても多くエネルギーを必要とする細胞までいろいろです。
ところが、摂取したエネルギーは使ってしまわないと、
身体の外に捨てることができないようになっています。一日使わなかったエネルギーは
寝ているあいだに肝臓へ帰り、もういちどグリコーゲンに変えられ、
貯蔵されます。このような作用を助けているのが膵臓から分泌される
インスリンというホルモンです。
エネルギーの過剰摂取と、運動不足などによるエネルギー消費不足の場合、
ますます余分なエネルギー源ができてしまいます。これが寝ているあいだに
肝臓で脂肪を合成してしまうのです。この脂肪は血管やリンパ管を通って脂肪組織に運ばれ、
脂肪細胞は太り、皮下脂肪が厚くなるのです。それでもまた脂肪ができつづけると今度は
脂肪細胞がふえ始めます。いったん脂肪細胞が太ったりふえたりし始めると、そのくせ
がついてしまい、膵臓からはインスリンホルモンが絶えず多量に分泌されてきます。
そうすると食欲がますます盛んとなり、これがくり返されて、肥満になります。
肥満の状態を放っておくとたいへんなことになります。肥満しますと、
体がどんどん大きくなり、当然細胞の数も増加します。膵臓からのインスリンホルモン
の分泌もどんどん増加しますが、ある一定のところでインスリン分泌は増加しないようになります。
体はどんどん大きくなっても、インスリンホルモンを分泌する膵臓は、ある程度のところで
成長がとまり大きくならないのです。こうなるとたいへんです。インスリンホルモンが
不足してきて、血中のブドウ糖が過剰になります。
また、肝臓ではブドウ糖からグリコーゲンに換えることもできなくなり、ますます血糖値が
高くなり、ある一定量をこえると、尿に糖を放出するようになります。
これが糖尿病です。ですから、肥満は糖尿病の準備段階といわれます。
糖尿病になる原因には肥満以外にもインスリンホルモンを分泌する
膵臓がなんらかの原因で障害されることがあげられますが、そうなれば
当然、糖尿病になります。
この糖尿病に対しての霊芝の働きは、インスリンを放出させようとするのではなく、
インスリンに似た働きをするために、血糖値をうまくコントロール
する働きがあるのではないかと思われています。
アレルギーと霊芝
私たちは、日常生活のなかで、食べ物や呼吸を通していつも外界と接触し、
絶えず異物をとりこんで生活しています。でも、それらの異物は、
免疫というシステムによって知らないうちに私たちの体の中から排除され、
処理されてしまってます。ところがアレルギーというのは、この異物
の侵入によって免疫反応が激しく起こってしまい、本来もっている免疫現象とは
違った反応があらわれてしまう場合をいいます。
ある特定の物質、一般に抗原、アレルゲンとよび、主として花粉、ホコリ、ダニ、牛乳、魚など、
こういう特定の物質に対してのみ反応するような特別な物質が体の中にできて、
激しいかゆみ、痛み、むくみ、腫れなどの不快な症状を起こし、知らせてくれるのがアレルギー反応なのです。
アレルギーの反応は、まず、即時型と遅延型に大きく分けることができます。
即時型は感作されている生体に抗原が侵入してから数分から数
十分のうちに反応が起こるもので、アナフィラキシーやアトピー、アルサス、
ジンマ疹などがこれに含まれます。
遅延型は、抗原の侵入が起こってから24〜48時間かかってやっと反応が起こってくるというもので、
ツベルクリン反応や、かぶれなどの接触性皮膚炎がこれに含まれます。
即時型の反応は、抗体をはじめとして、補体などの体液性因子が中心となって
起こる反応といえますが、遅延型の反応は、リンパ球、しかもT細胞
が中心的役割を果たす細胞性免疫の関係する反応です。
いずれにしても、アレルギー反応は、体内に異物が侵入したことを知らせてくれる反応です
から、血液の流れの速さに影響される体液性因子だけに頼らず、どこへでも組織内をかけつけて
いけるリンパ球による遅延型も用意されているのだと考えられます。
霊芝はアレルギーにたいしても効果はありますが、すべての霊芝に効果があるのではなく、
産地、栽培方法、その年の気候、霊芝の種類などによって効果のあるものないものがあります。
霊芝の効果
◎生理作用として免疫力を高める
◎健康効果 @血液を浄化し、血行を良くし、血管を強くする
A血小板の凝集作用を抑制し血栓を防止する
B血糖値や血圧の降下作用がある
C解毒作用があり、肝機能全般の改善効果がある
Dヒスタミンを抑えアレルギー症状を改善する
E鎮痛、鎮咳、抗菌、強心などの作用がある
Fインターフェロンを生み出し腫瘍やガンに対して効果がある
G動脈硬化、高脂血症、高血圧、脳卒中、狭心症などの予防
H消化不良、胃酸過多、胃潰瘍、アレルギー症、滋養強壮
糖尿病、自律神経失調症、心身症、肝臓病、神経衰弱
不眠症、血液の滞りによる症状(肩こり、更年期障害、痔)
備考 保湿効果や毛髪成長効果があり、化粧品や育毛剤にも
利用されている。
霊芝のかずかずの体に対する効果が育毛やその他の病気にもよい結果
をもたらすのではないでしょうか。
200グラムで2415円で販売 (中国産霊芝)