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  <META NAME="KeyWord" CONTENT="読書,渡邉恒雄,魚住昭,光の教会,安藤忠雄,野草のおぼえ方,いかりまさし,毒草の誘惑,植松黎,宣戦布告,麻生幾,発掘捏造,放射線と健康,館野之男,日本人の住まい,モース,自然食は安全か,高橋晄正,高温殺菌牛乳">
  <TITLE> よもやま話 ／ ２００１年、印象に残った本 </TITLE>
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<P><CENTER><FONT COLOR="#330099" SIZE=+3>２００１年、印象に残った本</FONT></CENTER></P>

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<TABLE BORDER="0" CELLPADDING="5" CELLSPACING="2" WIDTH="90%">
<tr><td>
<P>　２００１年に読んだ本・著者で印象に残った物を紹介します。順番は読んだ時期の順です。
<HR ALIGN=LEFT></P>
</td></tr></table>

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<TABLE BORDER="0" CELLPADDING="5" CELLSPACING="2" WIDTH="90%">

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<TD VALIGN="TOP"><P><B><FONT SIZE=+1>○渡邉恒雄　メディアと権力 / 魚住昭 //　講談社</FONT></B>(2000)<BR>
</P>
<P>・読売新聞社長、渡邉恒雄の生涯を描いた本である。この本を信じるならば、渡邉恒雄をはじめとした読売新聞の首脳陣は、自分の権勢欲により会社を動かしてきており、今の読売新聞は報道の理念を二の次にした憂慮すべき状況になっているという。また、長島の巨人復帰なども読売の首脳人事と関連しているのだという。<BR>
政治家と密接に連携し、まるで政治的調整屋となっている新聞記者がいて、それが新聞社内の主導権争いに勝って社長にまでのぼりつめたというのでは、困った話である。
</TD>
</TR>

<TR>
<TD VALIGN="TOP"><P><B><FONT SIZE=+1>○光の教会　安藤忠雄の現場 / 平松剛 //　建築資料研究社</FONT></B>(2000)<BR>
</P>
<P>・かつて茨木市の小さな教会が建築家安藤忠雄の設計により建設された。<BR>
この本は安藤忠雄の作品の記録であるが、建築家だけでなく、あまり表に出ることのない、施主、施工管理者、建設会社、現場監督などの苦労の現場を描き出している。
この教会の完成に至る過程には、施主の納得を得る作業や、強度計算などの技術課題の解決、施工の管理といった側面があり、工程は杭打ちから土留め、配筋、型枠施工、コンクリート打設．．．ともかく建築設計家を持ち上げるだけの記録ではない。<br>
なお、この教会は寒くてたまらないし、音響も考えてなかったそうだが、施主は納得して使っているのだとか。
</TD>
</TR>

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<TD VALIGN="TOP"><P><B><FONT SIZE=+1>○野草のおぼえ方 / いかりまさし編 //　小学館</FONT></B>(1998)<BR>
</P>
<P>・野草を覚えるための植物図鑑というもので、よく見られる野草の写真をのせ、類似種との区別の仕方、名前の由来などの関連情報を示している。<br>
　で、問題は関連情報のところの写真なのだが、オオイヌノフグリには犬の「ふぐり」の写真をのせ、オカトラノオには虎の尾の写真をのせるのは、まあある程度は参考になるかもしれないが、ラショウモンカズラに羅生門の写真をのせるのは特に関係はなさそうだし、カラスノエンドウにカラスの写真、シライトソウに白糸の写真、ユキノシタに雪景色の写真をのせるのは関係はあるのだろうが、何かとぼけていておかしい。<BR>
　下巻ではアキノキリンソウのところに「関係はない」と明記しながらキリンの写真をのせたりしている。本来は想像上の動物「麒麟」からの連想らしいのだが、
あえて無関係の動物園のキリンの写真を載せてしまうのが変である。

</TD>
</TR>

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<TD VALIGN="TOP"><P><B><FONT SIZE=+1>○毒草の誘惑 / 植松黎 //　講談社＋α文庫</FONT></B>(2001)<BR>
</P>
<P>・先に同じ著者の「毒草を食べてみた」（文春新書）という本を書評につられて読んでみたのだが、それはさほど面白くはなかった。この「毒草の誘惑」はその後に読んだほぼ似た内容の本だが、図版も多く、文章も随想的な部分が増え、私にはこちらの方が読みやすく感じられた。<br>
　この著者はいわば毒草研究家で、毒草に関するいろいろな情報を集めていて、いろいろ話が載っているのだが、自分で食べてみた話がいくつも載っているところが少々気になる。それに、前回読んだときはまるで気がつかなかったのだが、今度の本を読んでいて、この著者は女性らしいということに気がついて、それまで男性だと勝手に思っていたので驚いた。
<br>
　私はこの本を通勤電車の中で読んだのであるが、後日、家内に知り合いから電話があり、「この間、電車の中で変わった本を読んでいる人がいるなと思ってよく見たら、お宅の旦那だったわよ」と言われたそうである。気をつけなくては（何に？）..。
</td>
<TD VALIGN="TOP">
<IMG SRC="book01/dokusoux.jpg" WIDTH="100" HEIGHT="140">
</td>
</TR>

<TR>
<TD VALIGN="TOP"><P><B><FONT SIZE=+1>○宣戦布告 / 麻生幾 //　講談社</FONT></B>(1998)<BR>
</P>
<P>・敦賀半島の原発のそばに、北朝鮮の潜水艇が漂着し武装した乗組員が山中に逃走した、という設定で日本の政府、警察、自衛隊がどう動いていくかをシミュレートした小説である。わずか１０名ほどの逃走では防衛出動ともいかず、さりとて警察力では全く歯が立たない。ロケット弾まで持つ相手に対し「撃たれたら正当防衛で反撃」なんて言っているとあっというまにやられてしまう。ついに自衛隊が出動するが....。ともかく、今の体制ではとっさの事態にはまるで役に立たないとの指摘をしている。<br>
自衛隊の海外派遣などの動きには賛成しかねるが、今の状態が不備なことはわかった。逆にこんな状態で海外で米軍の後方支援なんて言っていて、本当に攻撃でも受けたらとんでもないことになりそうである。
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<TD VALIGN="TOP">
</td>
</TR>

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<TD VALIGN="TOP"><P><B><FONT SIZE=+1>○発掘捏造 / 毎日新聞旧石器遺跡取材班 / 毎日新聞社
</FONT></B>(2001)<BR>
</P>
<P>・日本の旧石器時代の遺跡の評価を崩壊させた発掘捏造事件のスクープの記録である。遺跡に関する全くの門外漢であった北海道支局のメンバーがちょっとした情報から張り込みを始め、決定的な証拠をつかんだのだという。スクープ報道の毎日新聞の６ページにわたる記事を見た人はさぞ驚いたことだろう。ところで、スクープの過程に毎日新聞本社の学芸部の役割が全く出て来ないのが気にかかる。単に記述を略しただけでないなら、専門家のいない地方支局だからできたことだったのかもしれない。</td>
<TD VALIGN="TOP" ROWSPAN="2">
<IMG SRC="book01/hakkutux.jpg" WIDTH="100" HEIGHT="140">
</td>
</TR>

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<TD VALIGN="TOP"><P><B><FONT SIZE=+1>○放射線と健康 / 館野之男 / 岩波新書
</FONT></B>(2001)<BR>
</P>
<P>・放射線の人体への影響を解説した本だが、この中で、現在では少量の被曝による遺伝的影響はほとんど考えなくてよいとされるようになったとの記述に、意外の感を持った。例えば、かつては妊娠初期のＸ線撮影は避けるよう指導していたが、特に問題ないというのが現在の考えなのだそうである。
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<TD VALIGN="TOP">
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<TD VALIGN="TOP"><P><B><FONT SIZE=+1>○日本人の住まい / Ｅ．Ｓ．モース / 斉藤正二、藤本周一訳 / 八坂書房</FONT></B>(2000)<BR>
</P>
<P>・大森貝塚の発見者である博物学者が、日本の家屋のことを書いた本である。今となると小さい頃見たいなかの普通の日本家屋のことをきちんと記録した本として面白い。天井の板は上側から釘で張っていくから、最後の1枚は釘を打てず、上から石をのせて押さえてある、なんてことを文章で読むのは初めてで、ああそういうわけだったのかと思った。
</td>
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</TR>

<TR>
<TD VALIGN="TOP"><P><B><FONT SIZE=+1>○自然食は安全か / 高橋晄正
 // 農文協</FONT></B>(1989)<BR>
</P>
<P>・著者は市民派科学者として薬害問題などにとりくんで来た人である。市民運動の始まりのとき見られた体制側のデタラメさがそれなりに取り繕われてきたとき、市民運動側の一部はそれにきちんと対応しより緻密な活動をするのでなく、脱科学に逃げ、あるいはイデオロギーのためのニセ科学に陥ったと批判する。高温殺菌牛乳反対運動などがその例だそうである。正しいのかどうかはわからないが、世の中は昔ほど単純ではないようだ。
</td>
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