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  <META NAME="KeyWord" CONTENT="環境雑感(2)　ケナフ、ホテイアオイ">

  <TITLE> 環境雑感(2)　ケナフ、ホテイアオイ</TITLE>
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<P><CENTER><FONT COLOR="#400080" SIZE=+3>環境雑感 (2)　</FONT>
<p>いろいろ環境雑感、ひとりごと、読んだもののメモ</CENTER></P>

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<table border="0" width=95%>


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<b>○「環境に良い植物」？</b>

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　最近、ケナフという植物のことを、「環境に良い植物」として耳にすることがある。また、そういう話を聞いて植えてみようという人も少なくないようで、近所でも何ヶ所かでケナフが植えられているのを見かけた。太い茎が伸び，条件がよければ1年で数メートルの高さになるそうで、オクラに似たような花がつく。このように成長が早いので、短期間に二酸化炭素を多く固定する働きがある。
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<img src="env-note/kenafx.jpg" WIDTH="160" HEIGHT="120">
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　この点だけを取り上げて「ケナフは二酸化炭素を多く吸収するから、地球環境のために植えましょう」と説明され、それで植えている例もあるようだ。<br>
　本当は、植えただけでは、地球環境にプラスの効果は何もない。確かに一時的にＣＯ2は吸収されるが、枯れればすぐにもとに戻るのである。だいたい、植物に固定されたＣＯ2は、自然の状態では成長に要したのと同じくらいの期間、ＣＯ2を固定していると考えていいらしい。１００年単位で育った森は１００年分の成長量のＣＯ2を固定し、１００年単位でそれを保っているが、1年で育ち・枯れる草は年単位でもとに戻ってしまう。(枯れたものをごみとして燃やしたりしたらもっと早い）<br>
　ケナフが環境にいい効果をもたらすためは、育ったケナフを集め、紙の原料やバイオマスなどの資源として利用するところまで活動をする必要がある。ケナフの回収などを効率的に行ない無駄なエネルギーを使わないようにするには、量をまとめたケナフ畑を作り、回収システムを組織する必要があろう。<br>
　そういうことができなくてただ植えているのは、良く言えば環境に関する啓発活動といことになるが、おおかたは単純に何か環境にいいことをしているつもりなのだろうが実際の効果はないのである。<br>
　しかし、野原などで、もともとあった自然の植生を壊して，外来種のケナフを植えるというのであれば、もとの環境にとっては侵略行為の側面をも持つという。植物だけでなく、動物の生息にも影響が出るかもしれない。<br>
　チューリップなどのように植えられた場所だけでおとなしく育つのならいいが、セイタカアワダチソウのように、最初は鑑賞用に栽培されたのに猛烈に繁殖してしまった外来種もある。成長力の強い種と言われるだけに注意が必要であるだろう。
<p>
　同じように，昔注目されたのがホテイアオイという水草である。もともと観賞用に移入されたものらしいが，湖水の富栄養化が問題となったとき、これを水面で育てて窒素，リンなどの栄養分を吸収させ、水の浄化をするとの案があちこちで聞かれ、実施された例もあるようだ。成長したホテイアオイを回収して処分できればその通りの効果があるが、枯れて腐るにまかせれば、吸収された栄養分はまた水に戻る。また、これも注意しないと、野生化したホテイアオイが水面を覆い尽くして他の植物を圧倒し、水の中の日差しもさえぎられるので、水中の生態系が大きく変わってしまったという事例が実際に起きているという。
<p>
　生物の環境は，微妙なバランスで成り立っている。善意とはいえ、それに介入するのは危険な場合があり、充分な注意が必要だということだ。
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（写真：市内でみかけたケナフ）
</dir>
(2002.5)

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