手術をしたのは2003年6月。その2カ月前までは自分が子宮筋腫であることすら知りませんでした。
4月、外科手術で入院中に担当医の勧めで、同病院の婦人科を診察。その結果、子宮筋腫で手術の必要ありと判明しました。私は子宮筋腫を含めると開腹手術は5回目。もちろんまた痛い思いをするのはイヤだし、婦人科の手術ということもショックだったような気がします。筋腫が大きく膀胱を圧迫していたのと、外科手術をした場所と位置が近いせいもあり、落ち着いたらなるべく早く手術日を決めようということになりました。その後一度退院してから手術日を決定。そして一番肝心な全摘か筋腫だけをとるかということになり、先生と相談の結果、私の希望通り筋腫だけを摘出する手術にすんなり決定しました。
職場の健康診断で婦人科検診は受けており、前年は「一年に一度は婦人科検診を受けてね」と言われただけで、前々年は異常なし。しかし手術をしてみたら500グラム近い筋腫でした。外科手術から子宮筋腫の手術までの2カ月間が、一番体調も辛く精神的にも少しブルーで、入院直前には職場で胃けいれんにもなりました。フルタイムで仕事をしているので、上司と相談し手術日を了解してもらい、幸い病気には理解のある職場で本当にとても感謝しています。
そしていざ入院。とてもホッとして、これでやっと楽になると思いました。手術後はもちろん痛いし大変でしたが、一緒に入院している他の患者さんも、みんな同じような病気なので(当たり前だ?)いろいろ話せたのもよかったです。まわりの方々と良いコミュニケーションがとれ、何よりもお医者さんと相性が良く、信頼がおけたので本当に恵まれていました。
約2カ月間に2度の開腹手術は、身心共に本当にきつかったことは確かです。でも命にかかわるような病気ではないので、もっと大変な方達のことを考えると、初めて子宮筋腫とわかった時に、もう少し冷静でいられたらよかったのにと思います。
今年の6月で手術をしてから丸2年になりますが、今は本当に体調が良く、手術前が夢のようです。再発の不安はありますが、最近はもう「気にするのはヤ〜メた!」という気持です。
それよりも、せっかく女性として生まれてきたのだから、自分の体を大切に愛しんで、もっと楽しくハッピーに生きていこうと思っています。迷う暇もなく良い流れで手術に至り、今こうして健康でいられることに心から感謝しています。 |