| セルシオのカスタマイズ 【交換してみました】
|
私のセルシオも走行90,000kmを越えました。日頃のメンテナンスのたまものでしょうか、内外観ともに良好です。が、経年劣化の部分や、交換する部分はしっかりチェックしたいものです。車検を前にして、タイミングベルトを交換しました。はじめは自分でやってみようと思いましたが、やはり専用工具等も必要となるので、日頃見ていただいている、メカニックのKさんにお願いしました。10:00頃から18:00位までほぼ一日かかりまいた。いろいろな説明をしていただきながら、タイミングチェーンの交換とはいかに面倒なものかがわかりました。
今回のタイミングベルト交換のために発注した部品です。
左から、タイミングベルト、タイミングアイドルプーリー、タイミングテンショナーアイドルプーリー、タイミングテンショナーの4点で、部品代のみ合計17,570円です。
取り外しの第1段階。プラグ交換と同じようにします。この手順はプラグ交換のページをご覧下さい。
長い作業になるのでスロットルチャンバーのところはウェスでふさいで異物が入らないようにします。(→画像の青い部分)
右バンクです。上に部分的に見えるのが、右バンクのイグニッションコイルです。
ハイテンションコードを外すとタイミングベルトが見えます。これほど幅広のものはないそうです。セルシオのパワーと静粛性の源です。
クーリングファンが邪魔になるので外します。
冷却水のアッパーホースとロワーホースも外さなければなりません。
このクーリングファン、なんと大きな油圧ポンプがあります。この油圧ポンプも外します。
これで仕事がし易くなりました。いよいよ佳境に入っていきます。
これがクランクプーリーです。狭い場所なので、エアーガンが入りません。素人ではここまでが限界でしょう。そこでプロの工具の登場です。
青線がオートテンショナー、赤線がアイドルプーリー、黄緑線がクーリングファン、オレンジ線がクランク角を表して、黄線がそれを読み取るクランク角センサ−。
分解はこれからが大変でした。
こんな工具があるのですね、初めて見ました。 左側のハンドル部分を右手で掴み、黒い柄の部分を左手で保持して使用します。エアインパクトの一つだそうです。
カムシャフトのプーリーを外します。これがなかなか抜き取れません。ステアリングプーリーを外すときと同じような工具が必要です。ボルトの力を借りて抜き取ります。
3本のボルトの内、上下の細い2本を固定して、真ん中の太いボルトを回して抜き取ります。

外したクランクプーリーとそれを固定していたボルトです。 プーリーの内側は少々錆が出ていました。
これがテンショナーです。新旧の差が一目瞭然善ですね。なかなかユニークな形状をしています。
テンショナーが収まるプーリーです。右が外したもの、左が新品。へたりはそれほどありませんでした。
これがタイミングベルトです。93,000kmの間ご苦労様でした。休まず怠けずに働き続けてくれて大変感謝しています。まだまだ使用に耐えるそうです。130,000km位保つのでは、という話でした。でもこれが切れると大変ですからね。私は前の車で体験済みです。
これがウォーターポンププーリーです。セルシオのものはかなりよく作られていて、ガタはほとんど見られないようです。お褒めの言葉をいただき安心しました。
クランクシャフトにギアを組み込みますこのギアの内側に切り込みが、そして外側には合いマーク(画像の青マル内の白い部分)があるので、間違うことはありません。
この奇妙な円盤状のものは、クランク角センサーに読みとられる部分です。クランクの回転をセンサーに伝えます。右手前に半分だけ光って見えるのがクランク角センサー。
このギアは、このようにしてタイミングベルトとかみ合っています。
新品のタイミングベルトには、右のカムシャフト、左のカムシャフト、クランクシャフトの3つの部分の合いマークがあります。画像はその内のクランクシャフトの合いマークを合わせている時のものです。下になっていて見えないので、ハンディミラーを使っています。
最後に、LLCとクーリングファンポンプ用のオイルを入れて作業完了。当たり前ですが、無事一発で始動。何となくエンジン音が静かに(正確には、”より静かに”)滑らかになったような気がしました。若干のお手伝いをしながら、工具があっても、DIYではできる範疇の交換ではないなと思い知らされました。それぞれの部品の働きとか、構造とか耐用年数とか、メカニックのKさんには詳しく説明していただきました。やはりプロ、でも本当に車いじりが好きなのだな、とも感じました。
エンジンより前にあるものは、ラジエター以外殆ど外しました。エアコンのコンプレッサーも作業の邪魔になるということでやや動かしました。リフトアップしてしなければできない作業もあり、エンジンのアンダーカバーを外したりとにかく見ているものとしては楽しいひとときでした。トヨタの慣れたメカニックの方なら3〜4時間くらいでできるでしょうね、と話されていましたが、取材のために説明をしながら、撮影に協力してつき合ってくれるメカニックの方もそうはいないと思います。メカニックのKさん、有り難うございました。来週も、ショックアブソーバとコイルスプリングの交換、頑張りましょうね。