語義
「イスラーム」は、語根「slim」の第四型の動詞「アスラマ(帰依する)」に由来し、「(神への)帰依」を意味する。
「ムスリム」は、その能動分詞型で「(神)に帰依する者」を意味する。
ムハマンド(570−632)
1 生涯
メッカを支配していたクライシュ部族の名門ハーシム一族の子
孤児として育つ
メッカ:遊牧から商業(貿易)へ
妻ハディージャ:人格高潔、愛情深い
天使ガブリエルの啓示(610年頃)
神の恩寵に感謝するために、神に礼拝し、同胞に救いの手を差し伸べる
メッカの無血征服(630年)
2 ウンマ=イスラム共同体
政教一致の自由なる共同体
コーラン:読誦
1 成立と特色
@人々が記憶した啓示を三代目カリフのウスマーン(644-56)の時に集録
A114章から成立
B各章の名は、主題ではなく、単なる名前
C人間の文学的作為は排除→アラビア語からの翻訳を拒否
2 六信(イーマーン)
@唯一最高神アラー 2章163、42章11、112章1−4
A天使 35章1
B天啓の書
律法の書(モーセ)、詩篇(ダビデ)、福音書(イエス)、コーラン(ムハマンド)
C預言者
アダム、ノア、アブラハム、モーセ、イエス、ムハマンド
D復活(来世) 37章94
E審判(天命) 2章106
3 五行(イバーダート)
@信仰告白(シャハーダ)
「アッラーの他に神なく、ムハマンドは神の使徒」
A祈祷(礼拝 サラート)一日5度 20章14節
B喜捨(ザカート) 2章40、98章4
C断食(サウム) 2章179
D聖地巡礼(ハッジ) 3章91
シャリーア:イスラムの法
1 法源
@コーラン
Aスンナ(ハディース:預言者の言行録)
Bイジュマー:共同体内の合意事項
Cキヤース:@〜Bからの類推
2 学派
ハナフィー派(トルコ、インド)、マーリキー派(北アフリカ)、
シャーフィー派(東南アジア)、ハンバリー派(サウジアラビア)
3 流派
スンニ派:スンナを信仰の基礎とする
シーア派:4代目カリフ・アリの正統性を主張
イスマイール派、ザイド派、12イマーム派
分派
1 アサシン派:シーア派より
開祖:ハサン・イ・サバーフ(1034-1124)
正当な殺人の承認
2 バハイ教:シーア派より
開祖:バハオラ(1817-1892)
聖戦の否定、真理の探究、平和主義、人類愛、
教育普及、宗教と科学の調和、貧困の排除…
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