読者投稿・ときめく恋　赤い薔薇たちの館


	ちび

	彼とのデートは早くても春です。お互いお仕事忙しくて、、、だから前回のデートの報告などをしてみようかと。良く来たね、彼はいつも優しく抱きしめてキスしてくれる。そして彼の嫌いな洋服と下着を全て脱がされるの。シルクのうすいエプロンドレスをそっと私に掛けてくれるの。そのまま彼の為に食事を作る、彼はカウンターに座ってずっと私を見つめている。見つめているだけ、優しく、、、そっと、、彼は私の時を、時間を支配する。切なく、甘く私を焦らしながら時間と私を弄ぶの。決して触れることはないの。彼は私を抱え、ピアノの上にそっと座らせてくれたの。そっとピアノに耳を当てて、彼の指先から溢れる優しい旋律を私の身体の全てで感じるの。切なくて、もどかしくて、触れて欲しくて、どうしようもなくなる。彼は、私の全てをコントロールし始める。彼の甘く切ないメロディーは、スピードをあげていく。同時に私の意識が、身体が、全てが私のものじゃなくなってく。ピアノから伝わる彼の全てに触れたくて、触れて欲しくてたまらなくなって、いいよ　いきなさいって　促されて　ピアノの振動だけでいっちゃった。彼は私を抱き起こして、キスしてくれたの。そしてバスルームに運んでくれて優しくシャンプーしてくれて、どうしてほしいの？君のして欲しいようにしてあげるよって。ちびは彼のお膝が大好き。抱っこしていっぱい、いっぱいキスして欲しいの。それだけでいいの。ちびは彼のおもちゃだから、いっぱい遊んでもらうの。一晩中、かわいいおもちゃでいるの。ちびは彼の（楽器）というおもちゃだから、彼の望むままに響り続けていたいだけなの。ちびは彼の為だけに作られたおもちゃ。おもちゃに意思はないの。あるとすれば、彼を愛している。ただ、それだけ、、、そして彼はおもちゃを壊してしまわない様に、優しく、ゆっくりと夜が明けるまで、ちびで遊び続けてくれたの。こうして、ちびは、おもちゃとして進化していくのね？　うふっ。。ワインと薔薇と彼に酔わされたちびなのであった、、、、。そして、触っちゃダメ。の　ちびのひとり遊びの夜は春まで続くのね、、、、。

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