交野の名勝「磐船峡」の古道を市民の力で復活しよう。

◇天の川の最上流(星のブランコの入口の橋から少し上流)に、清流が巨岩の谷を刻んでいます。

◇末尾にありますように、いま、関係部署に、古道復活を提案しています。(「交野観光のページ」提言「鮎返しの滝の進入路復活」をご参照)

◇復活には、市民の力で「道普請」をやりたいと思っています。交野の名勝復活のため、お力添えをお願いします。

 

鮎返しの滝進入路整備について

           2007年12月10日

1.視察の経緯                                      交野市星のまち観光協会

1−1.視察箇所

2007年11月28日、大阪府枚方土木事務所、交野市、交野市星のまち観光協会、天の川美しくする会で、鮎返しの滝の進入路視察を行い、ピトンの小屋裏から梅ノ木橋までの山からの進入路、磐船峡右岸の全行程、および左岸、梅ノ木橋から鮎返しの滝までの進入路の確認を行った。

1−2.視察後のミーティング

イ.交野市三宅部長発言

交野市三宅部長から、磐船峡は、現在不通になっているが、交野の重要な名所であり、また、星田園地から磐船峡経由くろんど園地とつながれば、両園地の利用価値も倍増すると思われるので、磐船峡右岸の復旧を、ぜひ、お願いしたいと依頼

ロ.枚方土木石橋所長発言

枚方土木事務所石橋所長から、交野市の要請は理解するが、諸般の事情で、一挙にそこまでは無理なので、第一ステップとして、左岸の鮎返しの滝までの進入路整備と、たとえば、川中に、滝の見物所を設けるなどしてはどうか、と提案。

ハ.観光協会佐藤発言

観光協会佐藤からは、第一ステップは、ぜひ、お願いしたいが、できれば、すぐに着工しなくても、右岸復旧のグランドデザインだけでも描いていただけないかと依頼。

ニ.枚方土木安宅氏などの発言

枚方土木安宅氏、交野市田中氏などの提案で、第一ステップの実施においても、民地所有者の了承、進入路整備の道普請など、民間の協力をお願いしたいと要請あり。

 

U.今後の取り組みなどについての提言

 観光協会としての最終目的は、鮎返しの滝を経由し、磐船神社までを安全、安心に来訪者が歩ける遊歩道等の整備或いは旧街道でもある磐船街道の回復である。これができれば、私市水辺プラザから府民の森、磐船神社を含む回遊コースとなり、観光面では、非常に魅力的な景勝の地となりうる。また、大阪府指定名勝「磐船狭」、交野八景でもある鮎返しの滝を含む、このすばらしい景観を府民の宝として未来へ継承するものである。しかし、現状を把握した結果、危険箇所等も多々あり、また、費用等を鑑みると実現可能な以下の第一ステップから取り組むべきと考えるものである。

 

  U―T.第一ステップの範囲についてなど

イ.進入路の整備範囲について

当日ミーティングでは、左岸を「ピトンの小屋裏」から「鮎返しの滝」下まで、との意見が多かった。しかし、一部、難所があるが、「滝の上」までがよいと判断する。

ロ.一人歩き用の吊り橋をかける

右岸の滝の上には、「旧道のコンクリート」が残っているので、そこまで左岸から吊り橋をかける。そうすれば、右岸の安全なコンクリート跡から滝をのぞくことができる。

.流れ橋との比較について

 当日ミーティングでは、「滝の下」に「流れ橋」風の「滝見所」設置という案があった。

しかし、この滝は、右岸の上から見るのが最も美しいから、「流れ橋」風の「滝見所」を設置するのなら、折角だからもう一歩すすめ、右岸旧道跡のコンクリート台まで「吊り橋」をかけるのがよいと判断する。

 

 U―U. 「道普請」などについて

   イ.「道普請」の呼びかけ

 交野市星のまち観光協会、天の川を美しくする会などが、中心になって、ぜひ市民に呼びかけ、交野の名所復旧に市民の力も動員したい。

ハ.右岸復旧のマスタープラン作成

理解ある市民を集め、ワークショップ風にプランをまとめてはどうか。

                                                   以 上