信越3日の旅(ある意味、観光研修)
◇やれ観光、やれ環境、やれ「天の川を美しくする会」と土、日もないなか、妻の強い要請もあり、自分としては見聞
を広げる意味もあり、信越3日の旅に出た。早くから日程をとっていたので、あとから入る予定にはご迷惑をかけた。
◇4月21日(月) 信州余里の一里花桃
上田市の南、武石村の余里では、一里にわたって花桃が美しいというので訪れた。インターネットで情報をとるつ
もりだったが、前日、午前1時すぎまで予定の仕事をこなさねばならず、果たせなかった。
近くと思われる「マルメロの駅ながと」の観光案内所で案内を乞う。地図がなく口で道順を聞いたが途中でわから
なくなり、農作業の二人のひとに、再びたずねる。このふたり、ずいぶんいい加減なひとで、顔ではあきらかに道をしら
ないとまるわかりなのに、まっすぐ15分ほど先という。信用できないので、三度たずねると、いったん逆戻りしてひとつ
手前の道を進むのだった。
やっとついたが、桃はまだつぼみが硬い。近くのひとにたずねると、約一週間はやいが、5分咲きの場所があると教
れてくれた。
★余里は、交野の「傍示の里」に似ている。 ★つぼみ硬い花桃は、10年もたたない?若木?剪定 されてよく手入れされている。
★やっとみつけた花数輪。
★満開と思って、記念撮影。 ★余里川にそって花桃が続く。れんぎょうが美しい。
◇学んだこと。
「傍示の里」も道沿いに花桃を植えると、10年で観光客が集まると思った。交野市の「不の遺産」の売れない土地
に花桃を植えて観光客を呼ぶと、「有用資産」に転換できると考えた。
桃の木の下に種がたくさん落ちていたので、少し苗木をつくろうと拾ってきた。
★インターネットで見つけたブログにリンクさせていただきました。
◇4月21日(月) 妙高の「アーデン妙高」
余里をあとにすると一路、妙高の赤倉観光スキー場へ。約30年まえ、松下電器 中央研究所でいっしょだった当時
若い女子社員の方が、職場結婚ののち、ここでペンションを経営され、約20年がんばっておられるので、30年ぶりに
の再会をはたすため、その「アーデン妙高」をめざす。
再会すると、ご夫婦ともむかしと少しも変わらずお元気だった。清潔感あふれるペンションで、お風呂もきれい。料理
も、地元の山菜を生かすなど、とてもすっきりした味で美味しい。かってバレーボールの選手だった奥さんのお人柄そ
のものの味であり、ペンションの雰囲気だった。
★妙高山の赤倉スキー場のすぐそばに「アーデン妙高」があった。そのまえで記念撮影。
★清潔な窓から雑木林を望む。 ★朝食の準備もととのった。
★アーデン妙高 949−2101 新潟県妙高市 赤倉サンモリッツ рO255−87−3455
★案内地図 奥さん手づくりのマップ
◇学んだこと。
ペンションの経営も、やはり、そのひとそのものだということ。
◇4月22日(日) 立山 大谷雪の回廊
私28歳、妻21歳の夏、仲間と立山を縦走したことがある。だから、妻は、室堂の雪の回廊に行こうと、何度も催促
していた。立山ケーブル駅につくと、どんどん観光バスが着いて、平日なのに、たいへんなにぎわい。耳をすますと、
若い人たちはほとんどがアジア系のひちたち。シルバーは日本人。圧倒的に若いひとが多い。
雪の回廊では、日本製のカメラをもったアジア系のひとたちばかりといった印象。日本経済の原点を見た思い。
★室堂バス駅舎のまえ。ひっきりなしにバスが行きかい、たいへんなにぎわい。その多くがアジアのひとたち。
★バスを降り、展望台へ。右下が室堂のバスの駅舎屋上(左)。 駅舎は建物が豪雪に埋もれていた(右)。
★43年ぶりの室堂の空。 ★ひとのいないときに撮影。回廊は16メートル。
◇学んだこと。
豪雪という生活上の「おにもつ」も、「知恵」と「金」を投ずれば、アジアの有効観光資源となる。
◇4月22日(日) 雨晴(あまはらし)海岸
越中の国司だった大伴家持が、「馬並(な)めて いざ行かな 渋谿(しぶたに)の 清き磯廻(いそま)に 寄する波
見に」(万葉集 巻十七 三九八六)とうたった絶景を見に、立山から雨晴海岸に急いだが、生憎、高岡の新湊の万
葉海岸につくころには、うしろの立山連峰の姿がかすみのなかだったので、その夜の宿の礪波ロイヤルホテルへ引
き返した。
★砺波ロイヤルホテルの窓から見た夕日。
★インターネットで見つけたホームページにリンクさせていただきました。
◇4月23日(水) 砺波のチューリップ畑
ホテルを出てまもなくすると、あちこちに、チューリップ畑が広がっていた。
◇学んだこと。
チューップ畑も、近郊なら、立派に観光農園になると思った。ただ、開花期間が短いことが問題。花桃などといっし
ょに咲かせるのもひとつかもしれない。そうして、秋は彼岸花の畑にするのがよいかも。
◇4月23日(水) 世界遺産 五箇山合掌集落
白川郷とともに世界遺産に指定された五箇山集落を訪れた。ここには、さすがにアジアの観光客もなく、静かで日
本の田舎の原風景があった。
◇学んだこと。
池(または水田)の効果:棚田風の池(または水田)があることによって、茅葺家屋ののどかさが倍増されていた。