1.前置きの必要な話は、口にしない

◇ボランティアの会議などで、少し込み入った説明が必要なとき、「実は、私は、現役のとき電気の技術者

でして…」などと前置きして、自分の話を権威づけようとする人に、ときどき出会います。もちろん、彼の経歴

など知る人は、その場にだれもいませし、前歴が何であろうと、彼の説明さえ正しければ、皆、それで納得

なのです。場違いな発言で、その場の空気がいっぺんに白けるのがわかります。

 自分の前歴や趣味や家族構成などを知られていないメンバーのなかでは、「前置きの必要な話」は、無

駄と心得、口にしない方が、人間関係がうまくいくようです。

2.奥さんを家事から解放してあげよう

◇もし、あなたが、定年退職後働かないという道を選んだとしたら、仕事からの重責と職場関係の義務、

毎日定刻出勤の拘束などから解放され、空をもすいすい飛べるような身軽な思いでいることでしょう。

しかし、あなたの奥さんは、いまも、毎日のあなたの食事支度に、かつてのあなたと同じ重責と義務感、拘

束感にあえぎ、地を這う思いでいることがおわかりですか?

 現役時代、あなたが稼ぐ、だから奥さんは家事という分担でした。もう稼がなくなったいま、今度は家事を

奥さんと分担するのが男の本懐というものです。せめて日曜日の夕食はあなたがコック長です。あなたが

自分だけの解放感に浸っているとしたら、陰でがっかりしてる奥さんの姿など、決して見えていないにちが

いありません。

3.相手を批判したり、傷つけたりしない 071225

◇定年退職後、会合をもったりするのは、ボランティアや同好の集まり、何かしらの有志の集いなど、いわ

ば、前向きの姿勢で積極的に集まった人が多いものです。そこでは、おそらく、その会合を根本から否定

するような人はなく、前向きな意味での見解の相違があるだけのはずです。

 ところが、そういう席で、相手の発言に対し、自分だけが唯一正しいといわんばかりに批判する人がいま

す。傍から見ていると、その毒舌も、見解の相違のひとつに過ぎないのが歴然としているのにです…。

 前向きの是々非々は大切ですが、あまり個人を不愉快にさせる発言はしない方が、周囲から見ていても

楽しいものです。定年後は、笑顔で小異を捨て大同につく包容力ある老人に枯れたいものです。

4.とにかく、一にもニも、率先垂範して動く 071225

◇お互い、定年退職を迎える年になると、経験が豊富となり知識も多様で、それだけをとれば、立派な宝

ものが増えたも同然です。ところが、ものごとは、えてしてうまく運ばないものです。口ばかりが先に立ち、

手がなかなか動かず、足はもっと運びません。

 六十年積年の薀蓄を垂れるかわりに、ともかく動きましょう。理屈より、まず動ごいてひとのお手本となる

ように心がけましょう。いわゆる3Kといわれる事柄を、ただ黙々とやり遂げましょう。青年のような口角泡よ

りも、汚濁をものともせず体を張って越えていく老人の方が絵になります。

5.ITの技能を身につけよう

◇ボランティア活動に参加していなくても、今日、IT技能は、不可欠だ。お歳を召した方のなかには、「おれ

はパソコン、メールなんてやらない」と手柄のようにいう人がいらっしゃる。大きな間違いだ。同年輩の仲間

から脱落するばかりでなく、孫や息子・娘からも、親しい便りが届かなくなるのは必定だ。ボランティア活動

をしたいなら、この技能がなければ、その連絡ネットワークにさえ入れてもらえないでしょう。

パソコン、メール、デジカメ、そうして、できればホームページもできるようになりたい。とりわけ、メールだけ

でもやりこなしたい。やらない人には理解できないが、仲間内の連絡・調整、意見聴取などほとんどをメー

ルですませる時代、電話やファックスでの連絡は、二度手間もいいところなのです。

6.奥さんのライフスタイルを理解していますか?071229

◇現役時代、あなたが勤め先を中心としてライフスタイルを確立していたように、奥さんは地域を中心とした

ライフスタイルを確立しています。週何回かの趣味の会、お稽古ごと、地域のボランティア、仲のよいお友達

とのティータイムやランチタイムなどなど。「亭主元気で留守がよい」というCMがありましたが、あなたが勤

め先を中心としたライフスタイルで満足を得ていたように、奥さんも、地域を中心に長年かけて、築いたライ

フスタイルに満足しているはずです。そんなところへ、あなたが、定年という節目によってこれまでのライフ

スタイルが突き崩され、振り出しに戻って家庭へ飛び込んできたのです。しかし、奥さんの方は、今まで通り

確固たるライフスタイルは堅持したままです。あなたと奥さんの、この差、わかりますね。

7.奥さんのライフスタイルを傷つけていませんか?071230

◇定年退職直後で、まだ、どこへも定期的に行くあてのないあなたは、いきおい在宅勝ちです。そこで、初

めて気づいたのです。「なんだ、女房のやつ、なんだかんだといって今日も出て行った。また、おれに、『お

昼は、冷蔵庫に作ってありますからね』かよ…」あなたは、毎日、いきいきと家をあとにする奥さんの後姿が

うらやましいと羨望の眼差しをむけたりします。そんなとき、ゆめゆめ、奥さんの外出をなじったり、家を留守

にしすぎだなどと、イチャモンつけてはなりません。現役時代、あなたが、帰社後、友達と飲みに行くのが

楽しみだったように、奥さんも、このライフスタイを楽しみながら、人生航路を乗り切ってきたのですから…。

昼食の準備がしてあるのは、「親切心」からではなく、「義務感」、もしくは、どこへも行くあてのないあなたへ

の「不憫」からだと、まだ悟っていないあなたは、自分の姿の滑稽さをだれからも教えてもらえない、童話の

あの「裸の王様」と少しもかわりません。

8..「主人在宅ストレス症候群」という病気071231

◇夫が定年退職後ほとんど在宅するようになり、三度の食事準備ばかりか、日常生活は干渉されるは、

いつも側におられるのでストレスはたまるはで、いつか、高血圧や胃潰瘍、無気力になる女性があるそ

うです。そうした女性は、決まって夫のことを、「主人」と呼ぶので、このような病名がついたといいます。

あなたは、どうですか。奥さんを拘束するだけでは飽きたらず、まさか外出中の奥さんに、ほとんど奥さん

宛にしか使うことのないケイタイで「いつ帰る?」「メシは?」などと電話してないでしょうね。

あなたは、「妻離れ」できていますか?妻に「主人在宅ストレス症候群」なんて病気をうつすような「病原

菌」みたいな夫って、格好よくないですよね。

9.妻の生きがいを思う─私の場合─080101

◇自画自賛となりますが、私の場合を紹介します。

 三男が高校に入学したとき、いまから20年近い昔ですが、私は、妻に働くことを奨めました。自

分が生きがいを感じるのは社会参加の自覚においてであることを考え、とくに趣味をもたない妻が

子育てを終えて生きがいを見失うことになってはと心配したのでした。それ以来、妻は、今も毎日

いきいきと働いています。

 10年前、定年を迎えたとき、私は、働きながら食事の準備をしていてくれた妻に対し、これから

週3回は、自分が夕食を作ると約束し、洗濯、生ゴミ出しにあわせ、夕食当番のときは買い物など

一切を引き受けています。正月のおせち料理づくりも、私の仕事です。今年もやって、手にひび割

れができ、とても痛いです。

 私は、5つのボランティアにかかわり超多忙ですが、この10年、約束を守っています。妻は、仕事

から帰ると、夕刊を読みながら「夕食まだ?」と、かっての私みたいです。

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10.妻とのルールづくり─私の場合─080102

◇夕食づくりを引き受けたとき、妻との間に、私の方からルールを押し付けました。

1.相手の好み料理に文句をいわない。私は、硬い目のご飯、肉料理、少し濃い味付けが好きで

すが、妻は逆。妻の好みに合わせようと思うのですが、どうしても癖が出ます。で、妻の料理には

文句をいわない(結婚以来、意識して文句をいったことがありませんが…)かわり、私の料理にも、

あれこれ、いわないで欲しい。

2.食材の値段にも、とやかくいわない。彼女は、どちらかといえば、倹約的ですが、私は、グルメ

で、高価な食材を選びがちです。うまいものは高いという哲学をもっています。たとえ百円のもので

も、うまいと思って買ったのに裏切られると、深く傷つくのです…。そのような好みの問題で、折角

工夫した私の夕食の美味と妻との団欒のひと時を壊すのはバカげたことだと思うのです。

 任せた以上は、互いに、相手に権限を委譲しフォロアーになる、任された方は、良識をもって家

計と栄養と美味をバランスさせるという「二者協定」でしょうか。

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11.妻離れ、していますか? 080103

◇私より1ジェネレイション下の「団塊の世代」にはないと思いますが、私たちの世代には、妻離れ

しない「濡れ落ち葉」族が少なくありませんでした。

 「会社という枝」から枯れ落ちて「隠居」という雨に降られると、奥さんがスーパーなどへ買い物

に行くのにさえ、まるで車のフロントガラスの「濡れ落ち葉」のように、尻について行くのでした。

 昼食時などひとりで食堂へ入れない。銀行でATMが扱えない。デパートで自分の下着など

買えない。ましてスーツや靴などは、妻がいないと、デパートの売り場にも行けない…。

 会社という檻、家庭という座敷牢、男という無菌室で、すっかり野生を失い、エサさえ独力で

とれないのでした。奥さんには威張っているくせに、「身辺力」は、まったく身につけていませんで

した。あなた、「身辺力」、養っていますか?妻離れの第一歩はそこからです。

 

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12.「妻離れ」必達ワザ1 80104

◇もし、あなたが、妻離れできていないと自覚しているなら、奥さんを「主人在宅ストレス症候群」に

罹らさないため、急ぎましょう。

 しかし、何事も、何のためにそれをするかという目的が肝心です。妻離れ自体が目的でなく、これを

通じて奥さんの生きがいづくりを支援すると同時に、定年後における、あなた自身のそれを発見する機

会とするのです。もう仕事第一の日々ではないのだから、妻の手をわずらわさず自分のことは自分で

やり、彼女の可処分な時間をふやしてやるのが「男の本懐」と覚悟を決めるのです。

 目的を忘れ手段の追求に走ると、産地や賞味期限の偽装などのように、本来の道を踏み外します。

 

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13.「妻離れ」必達ワザ2  080105

◇「妻離れ」で、もっとも参考になるのが、鳥の巣立ちです。あなたを鳥類同様と軽視しているのでは

ありません。「生きもの」の原理は共通だと考えるのです。

 たとえばツバメは、あの土の小さな巣に3、4羽ヒナがいますが、ある程度大きくなると、輪番で、巣

の縁につかまって羽ばたきを始めます。飛翔の予行演習です。しばらくすると、いままで頻繁にエサを

くわえて巣に戻ってきた親鳥が、姿を見せなくなります。たちまちヒナたちは飢餓状態に苦しみます。

 頃合を見て、親鳥が、巣間近の高い電線で鳴きます。すると、空腹に耐えかねたヒナたちは、次々と

小さな巣を蹴って飛び立ち、親鳥の電線にしがみつきます。親鳥は、はじめてエサを口移しします。

 そうです。奥さんに頼んで特別に「飢餓状態」を作ってもらうのです。空腹になれば、冷蔵庫をあけて

何かエサを食べ、なくなればスーパーへも行かざるをえません。現金でなくキャッシュカードを持つだけ

にしておけば、ATMも憶えるでしょう。さすがに一週間もすれば下着の洗濯もし、1シーズンを過ぎるこ

ろには、衣がえの下着も買いに行くでしょう…。生きものには、「飢餓」「不足」が行動の出発点です。

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14.相互独立の証 070106

◇「巣立ち」「独立」に、多くの言葉を割いています。定年後の生活、とくに夫婦の幸せに不可欠と思う

からです。親離れしない幼児が、小学校へ入学すると不適応を起こすように、親離れしない大学生が

就職しても、なかなか一人前になれないように、妻離れできない男は、リタイアー後、やはり不適応を

起こすと案じるからです。

 夫婦で互いを呼び合うとき、「お父さん」「お母さん」はよしましょう。もう子どもが巣立ったのに、子ど

もを介したような間接的呼称を捨てられないのは「相互独立」していない証拠です。堂々と呼び捨てで

互いの名を呼び合いましょう。

 妻が友だちと外出するときなど、あなたは、独立した男の面子にかけても、「オレの昼飯は?」などと

怖い顔をせず、「気をつけていってらっしゃい。ゆっくりと楽しんでくるんだよ…」と微笑みましょう。 

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15.自費出版しよう 080107

◇技術系の人で、現役時代の研究成果などを集約して出版するひとは少なくありません。いわゆる

文系のひとは、あまりそういう例をみませんが、仕事の考え方や経営思想、成果などをまとめ、本を

出すのはいかがでしょうか。

 自慢のためでなく、過去を決算し将来に向かうためのバネとするのです。それには、出版とまでは

いかなくとも、とりあえず、自分の仕事観や経営の考え方、人生観、自分自身の自己分析などを一年

くらいかけて整理し、まとめるのもよいでしょう。

 まだ、何をするか決まってない手待ちのとき、ウオームアップになるにちがいありません。

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16.自費出版しよう 2 080108

◇私も、何度か、いわゆる文系の先輩から卒業後出版された本をいただいた経験があります。よくある

パターンは、問題提起は著者の視点だが、結論は、論語など古典の名言を借りるやりかただ。安直な引

用では古典が泣くと思え、読む気がそがれるものです。やはり、自分の内面から滲みでる言葉を大切に

したいものだと思います。

 出版には、およそ3種あります。ただ、「文集」程度の本を出すのがひとつ。これなら印刷屋さんに持ち

込み、多くても100部程度の出版。れっきとした出版社から出すが、流通には通らず、すべて自分が引

き取るのが二つ目。これなら、最大で500部程度。知人にもらってもらっても残部の置き場所にこまるく

らいだ。三つ目は、やはり出版社から出し、一定期間、特定の本屋に置いてもらえるやり方。これは、た

とえば自分は500部、出版社は500部という配分。費用はすべてこちら負担だが、出版社の500部は

売れた分が、出版社の収入となるというものです。

 費用は、「文集」程度なら20万円くらいから、流通を通れば200万円程度でしょうか。最近は、自費出

版が盛んですから、多くの出版社が手がけています。

 

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17.求めよ、さらば与えられん 080109

◇現役のときは、こちらがじっとしていたくても、まわりから動かされました。定年後は、こちらが動かない

かぎり、向こうからチャンスが押しかけてくれることはありません。

 趣味、ボランティア、地域の活動など何であれ、宣伝や案内チラシ、市の広報、インターネット情報などを

参考に、説明会や実際の活動に、こちらからどしどし押しかけなければダメです。ほんとうはトライなのです

が、そこで、本気になって2、3回やってみることです。すると、そこの雰囲気や指導者との相性も少しわかり

継続できそうか判断がつくものです。虎穴にいらずんば虎子を得ず、です。

 そのとき、見知らない人たちに、愛想よく挨拶したり、何気ない世間話で相手に好感をもってもらう訓練

をしましょう。挨拶の小道具として、パソコンを駆使して写真入りの名刺を作り、メールアドレスを教えあったり

して交流のきっかけをつくるのもよいでしょう。笑顔で飛び込めば、拒む人は、まず、ありません。

 

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18.レスポンスと責任感 080110 

◇ボランティアや同好会の主催者の立場でいえば、第一に、的確・迅速なレスポンスとその責任を果

たしてもらえるのがありがたいのです。

 つまり、初めて参加した方から、自分はこういう考えで参加したが、これこれのことはしたいと思う、そ

こから先は、また、そのとき考えるなどと的確に態度を示し、その事柄を守ってもらえれば、会としての

予定や段取りがとりやすいのです。

 レスポンスの第一歩は、連絡先の明示と思うのですが、主催者としてありがたい順からいえば、

PCメール、ケイタイ電話、ファクス、自宅電話ということでしょうか。PCメールは日常のやりとり、ケタイ

電話は急ぐ連絡に、ということで、この2つあれば、もっともありがたいのです。

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19男気(おとこぎ)080110

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◇犠牲的精神と男気、このどちらが格好いいでしょうか。

 犠牲的精神とは、文字通り、犠牲をいとわない心ですが、自分にふりかかる火の粉を辛抱するよう

なイメージがつよい。男気は、弱い者が困っているのを見ると黙って見過ごせない気性、義侠心のこ

とだ。これは、明るく温かくて格好よいイメージがあります。

 ボランティアや同好会を主催していて、ありがたいのは、男気のある人だ。細かいことはつべこべい

わず、「わかりました。やりましょう」と、デンと引き受けてくれます。すてきです。

 定年後の暮らしにも「男の美学」、やぱり不可欠でないでしょうか。

20.少数反対意見 080111

◇企業などビジネスの世界で仕事しているときは、「経済原則」に則っての仕事ですから、判断基準は

割合、明確です。いわば、儲かるか否かの判断だけといえるかもしれません。

 ところが、定年後にかかわるボランティアや自治会などの議題では、柱になる客観的で明確な基準の

乏しい場合が多く、個人の損得など個々の事情による判断となります。とくに、個人に負荷がかかる

ようなケースには、群集心理というか衆愚心理というか、大多数の人が負荷を避ける安易な方向に賛

成しやすいものです。そういうとき、あえて異をとなえ、少数反対派になるには、勇気が要ります。へた

すれば役がまわってきたり、負荷を背負わされることになりかねません。

 あなたなら、どうしますか。そういうとき、あえて少数反対意見をいえるかどうかは、あなたの人となり

そのものではないでしょうか。 

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21.先達はあらまほし 080113

◇徒然草に、仁和寺の僧侶が石清水八幡宮に参詣しながら、麓の社を本殿と思いこんで頂上へは登ら

ず帰途についた失敗をあげ、「少しのことにも、先達はあらまほし」といっています。

 定年後、何を始めるのも同じことがいえます。そのためのたくさんのスクールや講座、案内書が出てい

ます。ひとそれぞれ、好みがありますが、私は、「実践中心の簡便主義」が好みです。

 現役のころ、昇格試験以外にもよく研修レポートの提出を求められました。私は、簡便第一主義です

から、まず、そのテーマを包括意的に書いた、二日もあれば読めるなるべく薄っぺらな「新書版」を読み

全貌を鳥瞰すると、次は、そのテーマの心臓と思われる専門書、それも理論書ではなく実践例などのあ

る実践書を読みました。そこに自分なりの見解を加えてレポートとしました。

 いまも、この実践中心の簡便主義はかわりません。

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22.何をやりたいかが先 080114

◇「実践中心の簡便主義」とは、こうゆうことです。私のパソコンの場合でいうなら、単にパソコン一般を習

いたいのでなく、友人と出す同人誌の編集と自分の原稿を書くためでした。だから、私には、ワードの基本

さえ操作できればよいのでした。だから、パソコンを購入し、ワードの基礎の入門編だけを自分で勉強して

原稿書きや編集をはじめました。ただ、レポートのとき同様、「ワードテクニック」という電話帳のように厚い

教本を手元に置き、必要の都度、字引のように引いてテクニックを憶えました。

 画像ソフトを扱うのもそうでした。同人誌に、友人達の書や絵画を掲載するため、スキャナーを購入し、

そのトリミングや画質調整のために使う必要を感じたからでした。たまたま、近所に、絵画クラブの絵画集

作成の原稿づくりを画像ソフトでやったという先輩のことを耳にしましたので、そのお宅に、2、3回お邪魔

してどんなソフトを購入すればよいか、どんな使い方をすればよいかを尋ね、すぐに画像ソフトを購入して、

当面必要なところだけ自分で勉強しました。当然手元には詳しい「フォトショップ・エレメンツ」といった本は

あります。
 
 普通、スクールや講座に通うものですが、私は、時間をかけて漫然と全体を習うのでなく、パソコンは道

具ですから、自分の必要とする必要最小限のことだけを簡便に知り、あとは、必要に応じて詳しく知ればよ

いと思っています。

 後に、パソコンを習いたいという方には、パソコンを買ってアドレスをとっていただき、2、3時間でメール

のうち方だけ教え、あとは、私とのメールのやりとりで、その方にたとえば「カベ新聞」など作品づくりに取り

組んでもらいながらワードを自習してもらいます。

 ホームページ制作も同じで、2、3時間で、数文字のトップページをアップする転送設定をしてあげて転送

方法を教え、あとは、自分でトップページなどを充実してもらいます。

 ただ、私は、仲間とパソコンやホームページの同好会を作り、そこには仲間でプロの講師がいますので、

彼らは、その後、その同好会に入会して実践に必要な腕を、少しずつあげていくことになります。
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