永遠の名曲♪

聴くとうれしくなる。
楽しくなる。
切なくなる。
とにかく心に残る名曲を集めています。

 

酒場でDABADA
沢田研二
ジュリーのそんなにメジャーではない曲である。しかしその歌詞は、一度聴いたら忘れられないほど強烈だった。
この曲は1980年に発売されたシングルである。もちろん僕には当時の記憶なんてない。そのころはまだ幼稚園児だったはずだ。
この曲の何がすごいのか。第一「サカバ」という表現。それに語呂をあわせたであろう「ダバダ」。しかも曲の中では「ハカバ」までからんでくる。ちょっといいジョークらしい。
ジュリーが歌った曲の中で、僕が知っている限り歌詞で最も笑わせてくれる曲であり、最も好きな曲のうちのひとつである。

(歌詞)
酒場をさがして見えないときは近くの墓場を探してみろよ
ダブルのグラスに花を差しゆっくり眠っているはずだから
ダバダディディダバダディダ
ダバダディディダバダディダ
ちょっといいジョークだね
(中略)
7時を過ぎたらこの顔にブルーの影が出て
ほおずりしてきたおんなのこ
ちくちくするわと痛がった
よせよよせよ酔えなくなるよ
(後は省略)

 

伊勢佐木町ブルース
青江三奈
この曲を知らない日本人はいないと思っていたが、どうやら知らない人もいるらしい。
考えてみれば、僕と同年代以下の人は知らなくても別に不思議ではないようだ。1970年代の曲だから。
しかし、この曲は歌いだしがあまりに強烈であるため、歌い出し部分だけを聴けば、「ああ、あの曲ね!」と気がつかれる人も多いだろう。
♪チャラッチャ チャラララッチャ チャ あ〜ん、あ〜ん♪
のあれである。音楽を伝えられないのがもどかしい。
とにかくこの曲はその年代には考えられないほどセクシーな曲である。
そのうち音楽を流せるようにしたいと思った。

青江三奈さんが先日なくなりました。
ご冥福をお祈りするとともに、騒動が大きくならないことを願っております。
(2000年7月12日、追記)

 

ドナドナ
これは誰でも知っているだろう。とにかく悲しげな雰囲気が全編に漂う曲である。
「ある晴れた昼下がり」なんだから、もっと楽しいことが起こってもよさそうな日なのに、売られていく子牛を乗せた荷馬車に出会ってしまうのである。
しかも悲しそうな瞳で見つめられるのである。
泣きたくなるね。
そして「ドナドナ」と子牛を追う声。
その場にいた人は、その日ブルーな一日を過ごしたに違いない。

 

タイムボカンシリーズの終わりの歌
山本正之ほか
小学生時代、タイムボカンシリーズが大好きだった。
もちろんアニメの内容も大好きだった。今でも見たいくらい。しかし残念ながら、あれから10年以上経った今となってはアニメの内容よりも曲の印象のほうが強く残っている。
もちろん曲だって歌詞まで記憶していたわけじゃないし、おぼろげな記憶の中で楽しかったことだけが強調される。しかし、もう何年も前になるが「タイムボカンシングルコレクション」という一枚のCDに出会った。
そのCDには、タイムボカンシリーズのすべての作品の初めの歌と終わりの歌、さらには挿入歌の一部までが収録されていた。
今聴いてもやっぱりいい。特に終わりの歌は。
3悪と呼ばれる悪者の哀愁を歌った曲。なんともいえぬ愛着がある3悪。
幼かったあの日々を思い出させてくれる。

 

無錫旅情
尾形大作
おそらく、僕が一番始めにカラオケできちんと歌えるようになった曲である。
当時尾形大作はこの曲で紅白歌合戦出場を果たした。
無錫という土地がどんなところかわからないけれど、上海、蘇州と汽車に乗って太湖のほとりの無錫の町へ行ってみたいと思った。
ところでこの曲は演歌である。知らない人も多いかもしれない。しかし小学生の僕はこの曲が大好きだった。今でも大好きな曲である。愛する人をおいて無錫の町へ旅立った男の歌。ジュリーの「巴里にひとり」と同じ心情の曲だ。でもやっぱり演歌だけあって、華やかな巴里ではなく中国。同じ心情を歌う曲でも歌う人が違うだけでこんなにも違う曲になってしまう。
尾形大作は中国語でもこの曲を歌っている。また、カラオケには英語版もあった。

 

男と女のはしご酒
武田鉄也・芦川よしみ
♪おとこはっあなたひろし♪
♪おんなはっきみさゆうこ♪
のあの曲である。だいたい無錫旅情と同じころの曲で、小学生の僕はひとりでこのデュエット曲を歌っていた。今でも一番だけはそらで歌える。
しかしよく考えると、小学生の僕には向いていない曲だったと思う。だいたいデュエット曲というのは、それ特有のエロさというかなんというかそういうものがあるわけで、小学生が昼休みに体育館の片隅で歌うようなものではない。しかもひとりで。
この曲は「男と女のラブゲーム」とタイトルが似ているためか、今ではあまりぱっとしない曲となってしまった。

 

危険なふたり
沢田研二
再びジュリー。
こちらは歌詞よりもイントロが印象に残る曲だ。この曲のイントロでジュリーの曲を聞くようになったといっても過言ではない。とはいえ1973年発売の曲であるからして、やっぱり発売当時の記憶なんてない。というよりまだ生まれてない。
僕の中に小さい頃に聞いた「TOKIO」の強烈な印象が残っていて、そこに「酒場でDABADA」の歌詞とこの「危険なふたり」のイントロが加わってジュリー好きになったのだ。この3曲はジュリーの曲の中でも名曲中の名曲だと思っている。
しかし「危険なふたり」の発売は1973年。今から四半世紀以上も前の曲。これは信じられないことだ。今歌ってもじゅうぶん通用するんじゃないだろうか。

 

TOKIO
沢田研二
さらにジュリー。
この曲はなんといってもジュリーの衣装が印象的。
「酒場でDABADA」と同じ年の曲だが、視覚的な印象が強くて、ベストテンで歌っていた姿が記憶に残っている。あの衣装はジュリーの代名詞のようなもので、今でもジュリーといえばあのイメージを持ってる人が多いかもしれない。
曲の内容はジュリーの初期の頃とはまったく変わって、とても都会的な印象を受ける。なんといっても都会を主題にした曲だから。
僕の中では「TOKIO」といえばジュリーだが、最近は光GENJIの仲間のTOKIOを思い浮かべる人が多いのがさみしい。

 

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