月の上で考えごとするように 


こんばんは、getumenといいます。
日常を離れた所で
何の抵抗も感じず言葉を出せる空間を
作ってみたいと思いました。

はずかしげもなく、色んな想いを
心根を見せてみましょう。
人工衛星を捕まえると
getumenに
手紙が出せます

◆TOP◆ 

1. 夜空をジェット機に乗って
#1-3.19
2. 夢の向こう側
#2-3.30
3. 腕の記憶
#3
4. 青ざめる
#4-4.04
5. うちのとなりに赤ちゃんがきた
6. MY MIRACLE

#5-6.00
#6-7.30
7. オネガイ
8. 明日



  夜空をジェット機に乗って

                    

  瞳に映るきらめく星達
  それよりもっとたくさんの星が
  あの闇の中にひそかに瞬いているんだね

  その一つ一つがHOME
  あれは心通う人々の暮らす窓の灯
  その一つ一つにLOVE
  暖かいね いくつものHEART

  たくさんの人々が誰かに愛を向けている
  いろんな真心 素直に受けとめたい
  離れているからそう感じられるのかしら

  空を飛ぶジェット機に乗って
  窓の暗闇に 街の灯 一軒家の灯

  その一つ一つがHOME
  姿は見えないけど
  感じる いくつものHEART

  私も自分の家に帰ろう

               10/15


#1-3.19
もう遥か向こうのことなのに、あの人の事を考えてしまった。
  あの人、元気にしてるのかな。どうしているのかな。
  もしかして今、一人で寂しくしていないかな・・・。
  私が悔しがるほどに幸せでいて欲しい。
  慰めてあげたくなると想いが蘇るから、こんなに鮮明に。


 

 夢の向こう側

               


  ゆめの向こう側 一人で歩く
  どうしてこんな所へきてしまったの?
  ラベンダーのような白紫色の空気 粗い粒子がそこらに漂い
  地面は固く 靴の裏に砂粒の音を感じる
  霞むようなこの空間の中で 私は心の付属品を一つ一つ取り外してゆく
  ここで待っていた私が 一つ一つ取り外してくれる
  そして現れる 私らしい私
  たくさんの私がいて それぞれが毎日を懸命に生きているけれど
  それはこの私らしい私を守ろうとしているのかしら
  わたし 私らしい服をきて 私らしい髪形をして
  自分自身の重みが心地よく自分を支えている
  そこから見上げた薄紫色の満点の星空 白い流れ星 幾つもの流れ星
  誰かの横顔

  たくさんの私が日々 嵐のようなリアルな思いを感じ 何かを夢見 たたかう
  ある ふとした瞬間 ぽっかりとあいた抜け道を見つける
  そこから ゆめの向こう側にでかけられる


                                   10/1

#2-3.30
自分の体の中に、リカちゃん人形みたいな大きさのもう一人の自分がいて、
いつも体の内側からどんどんと体を叩き、「助けて欲しい」と叫んでいた。
いなくなったよ、彼女が。
どこへ行ったんだろう。





       腕の記憶

 

       風船が私の手からするりと離れた
       ゆっくりと遠ざかってゆく 上空に
       私の手をおいて

       糸を掴んだその指にたえず伝わってくる
       あの軽い振動は もう戻らない

       何も感じない私の手

       大きな木の茂みに入ってゆく あの風船を見る
       「新しい恋を見つけてね」
       思いがけない言葉が生まれる

       overlapされる想い
       恋の一面

       思考とはまた違った場所に生まれる甘い感情
       彼に触れた感触
       彼が触れた感覚
       繰り返し その記憶が私の中に訪れる

       風船はもう戻ってこない



                                7/27
  

#3
他のことは過不足なくても
ただあなたの心に手が届かない
それだけで寂しくて仕方ないのです


 
青ざめる


考えてはいけないことを考える
考えてはいけないことなの
考えてはいけないことなの

(あの人が好き)
解かっている
あの人の気持が此処に来ないことは
近づいてもきっとすれ違う 歯車は合わない
私には手が届かない人 あまりに光り過ぎている
遠い所で活き活きと輝いている人
私ではもてあます光

解かっている
だから肯定できない恋心

なのに
道を歩いていても、
何かを見ても、
買い物をしても、
考え事してても、
音楽を聴いていても、
いつも隣に彼がいる
いつも彼に問い掛ける
いつも彼の様子をさぐる

駄目なものは駄目だから
こんな戯れはもうやめてしまえ

止まれ、わたしの淡い恋心

                          3/22




#4-4.04
生きることに意味を探す必要はない。
生き方なんて考えなくていい。
何が何なんのか、それだけを見極めていればいいじゃない。
どうやってもいじくれない未来に小手先で何ができる。
不安なんていらない。
ただ生きていく。





うちのとなりに赤ちゃんがきた
                 


私の家の隣に 生まれたての女の子が来た
出来立てのほやほやである
とっても小っさく 少々しかめっ面の真面目顔である
この赤ちゃんは これからずっと私の家のおとなりで変身してゆくのだ
今は私にとってお客様の彼女だが これから延々と付き合いが続いてゆく
わたしはただの私だが その側で彼女はどんどん変化する
まずその背丈が座布団を超えてゆくところから・・・
彼女を愛したいとか 大切にしようとか
   そういうややこしい思いは実感として抱けていないが
とりあえず彼女が私の環境に参加したことは承知した
これから私の傍らで うつくしい時間の流れが息づく
すこし わくわくしている



                             10/2





MY MIRACLE



       白い雪のなかからダイヤモンドを見つけること
       百万人の女性のなかで一番光輝くこと
       どれも素敵な夢.夢.夢...
       積み重なった夢の向こう側に隠された私の願い
       あなたは見つけることができるのかしら

       ねえ 奇跡って本当に起こるの?
       ねえ 願いって本当にかなえられるの?
       うん、って言って あなた
       そうしたら 私 あなたのこと好きだって言うわ

       あなたも私のこと好きだって言ったら
       それはかなえられた私の願い
       そうでしょ こんなに強く願っている私の願い
       私にとってとびきりの奇跡

       私あなたを愛してる
       何事にも代えられないほど
       私 あなたを愛してる

       あなたも私のこと好きだって言ったら
       それは自然の成り行きなんかじゃなくて
       かなえられた私の願い
       私が起こした奇跡
       そうでしょ こんなに強く願ったんだもの
       The miracle has worked by my heart is very hot.
                                    





#5-6.00
向かい側からやってくる女性の頭髪は見事な白。
きっとそんな年頃なんでしょう。
私の母も毛染めをしなければ、殆ど白なのかもしれない。
白い母の姿を想像してみると涙が出そうになった。
私と母と、
二人交わり合いながら時間を進んできた中で
母の髪は次第に白く変わってきた。
そう思うと何かを感じる、悲しみではない。



#6-7.30
(笑)
鞄をね、買おうと思ってね、色々と見て回るんだけど、
なかなか気に入ったのが見つからないの。
毎日使う鞄で、ずーっとずっと使える鞄で、
飽きの来ない奴。
きっと今はどれだけ探しても、どれを買ったらいいかわかんないんだよ。
これから先、どんな物を持ち歩いて、どんな格好して、何処へ行くのか、
まだ決めかねてる。
それでもね、鞄屋さんを見て回るんだよ。
色々先の事を頭に描いて、素敵な未来になる事を願いながら。






オネガイ



この先の事を何も保証ができないといって、「好き」と言うのをためらうのはやめて欲しい。
今、耳元で「好き」と言ってもらえればそれでいいの。
たくさんたくさん、もう「スキ」だか「キス」だかわかんないくらい
今そう思っているのなら。

心の中には地図があって、
誰かを好きになり始めると新しい道ができ、
未知の方向へドンドン進んでゆく。

いつか誰かの気持が醒めてしまったら、
互いの愛が途切れてしまったら、
その道は目的地の辿りつかぬまま、わたしの地図から排除されてゆかねばならない。
作り上げた道が広くて長いほど、その撤収には労力がいる。

それがわかっていても
撤廃すべき道をどんなに苦労して造る事になっても
今あなたが思っている気持を
どうぞ私に伝えて下さい。

耳元で「好き」と。
たくさんたくさん、もう「スキ」だか「キス」だかわかんないくらい

そうして私は女になってゆくのです。

                                          9/14








明日


       疲れた。
       何をしようとしても、何を考えようとしても
       疲れて体が動かない。
       何をやっても駄目なような気がする今は。
       生活が
       これから進んでゆく道が 
       硬い灰色のコンクリートで覆われてしまっている。
       もう動けない。
       もう何日もそう考えている。
        
       私の希望は冷凍睡眠で、
       何箇月もの間、悩み事も苦労もすべてを忘れ、
       ただ横になって目を閉じている安らぎにのみ浸っていたい。
       体の疲労もとことん癒え体の中の苦しい感覚がすべて過去の物になってしうまで
       死亡する気はない、ただ数箇月間の間休んでいたい。先へ進むために。

       そう考えていた、
       そしてそうした希望が不可能である事に不満を感じていた。
       これからずっとその不満をしょって生きねばならないとぞっとしていた。
                                         
       だけど、
       重い体に鉄下駄履いて歩いていると思っていたのが、
       ふと足元をみると只の裸足になっていた
       いつのまにか。
       心を開いて誰かとたくさんたくさん話しをした
       色んな事を話し合った
       そうしているといつのまにか
       気持が変わった、何とか休まなくても先に進んで行けそうです
       すごく元気じゃないけど
       明日があるのが嬉しい
       人ってすごい。





しおやんのページへ帰る。