大きなイボが特徴のサボテンです。イボというとマミラリア属ですが、マミラリア属のものは球状、或いは、円筒状の体にイボが付いている、という感じですが、このドリコテレ属のサボテンはイボだけでできている、といった感じです。あまり仲間の多いグループではありませんが、他に琴糸丸、羽衣があります。
花はレモンイエローで外側へ行くほど色が濃くなり、直径は6cmくらいあります。雌しべ、雄しべも同系統の色ですが、やや薄めです。株の高さが5、6cmくらいから花を咲かせるようです。6月~7月頃、次々と花を付けます。7時頃から開花し始め、10時頃には充分に花びらが開きます。閉じるのは4時頃で、3日程度咲きます。 胴体は上に伸びる、と言うよりは広がるように伸びていき、群生株となります。写真からは分かりませんが、このサボテンの特徴は、一見わさび風の大きな地下茎を持っていることです。写真のものは4号鉢の大きさですが、直径3cm、深さで8cmくらいの地下茎があります。 性質は丈夫で寒さにも強く、夏場も特に遮光なしで大丈夫です。今年(2000年)の夏はかなりの猛暑ですが、今も元気に新しい刺を出し続けています。冬場の日光の必要性については今のところ不明ですが、蕾の付き方から考えてそれ程神経質にならなくとも良いのでは?とおもいます(もし何かご存じの方がおられましたらこちらまでご連絡下されば幸いです)。
恐らく、これが本来の姿なのだろうと思います。つまり、左の写真は金星としてはまだまだ若いということで、真の成体になると右のように、株が見えなくなるほどに沢山の花を付けてくれます。 |
|
|
|