テロカクタス属

  大きな美しい花を咲かせるものが多いのが特徴です。初夏から秋にかけて次々と花が咲きますので、花の少ない夏場を潤してくれます。 丈夫な種類で、冬場多少日当たりが悪くても花をつけてくれるのが嬉しいサボテンです。

 
大統領

大統領
学名:Tephrocactus bicolor
大統領
  直径9cm近くにもなる大きく美しい花を咲かせます。特に中心部の深紅の部分がたいへんに美しいものです。高さ7~8cmで花を付けるようです。
  和光丸とよく似ており、ひょっとしたら写真のものは和光丸かも知れません。
  大きさは現在11cm程度ですが、殆ど大きさは変化してません。ただ、“大統領”の名札を付け、20cm程度のものを見かけたことがありますので、この点から考えてもこの株は和光丸かも知れません。

  性質は丈夫で、真夏でもガンガン日光に当てて下さい。逆に、冬場の日光浴が少なくても花をつけてくれますので、敢えて冬場に屋外に出す必要はないと思います。耐寒性は平均的なレベルのようです。氷点下の温度(-2℃)に当てたことがありますが、取り立てて成長に支障をきたしてはいないようです。
  冬に屋内に取り込みますと、どうしても日光が少なくなりますので春の成長開始時期が遅くなりますが、屋外の日当たりの良いところに置いておきますと3月中旬頃から成長を開始するようです。成長を開始するとほぼ同時に蕾を付け始めます。

  で、植え替えですが、3月中~下旬で良いと思います。というか、早い目が良いでしょう。成長を開始していたり、蕾を付け始めていたりするかもしれませんが、かまわず植え替えて下さい。新しく根が出てくるまでは一時成長が止まりますが、その後また元気に成長を開始します。


 
武者影

武者影
学名:Tephrocactus lloydii
武者影
  ゴツゴツとした岩山を想像させる形が特徴のサボテンです。その大きなイボから太くてしっかりとした焦げ茶色の刺が数本出ています。指で触ってもビクともしない、といった感じの強さです。肌の色も特徴的で、灰色がかった薄緑という落ち着いた、というかシックな感じの色合いです。
  で、花の方ですが、大きさは5cm弱で、テロカクタスの仲間ではやや地味といった感じです。どちらかというと花よりも形の方がを楽しむ、という感じではありますが、真っ白の花びらにやや濃いめの黄色の雄しべとほんのりと黄色がかった雌しべ、は派手さはないものの上品で綺麗な花を付けます。

武者影の花
  性質は丈夫で耐寒性もあり、-2℃でも大丈夫でした。とはいえ、冬場の日光浴が少なくても花を付けますので、敢えて冬場に屋外に出す必要はないと思います。また、冬場にも月に1度くらいの割で水やりをした方が良いようです。一冬の間(約3ヶ月間)一度も水をやらなかったことがあるのですが、かなりシワシワになってしまいました。枯れたりはしないのですが、折角のフォルムが崩れてしまいますので(それなりに元には戻りますが、かなり時間を要します。)、上述のとおりに水やりをした方がより綺麗にフォルムを保つことができます(それでも若干は萎みます)。

  次に植え替えですが、これも3月中~下旬、というか、早い目が良いと思います。成長を開始していたり、蕾を付け始めていたりするかもしれませんが、大統領同様、かまわず植え替えて下さい。一時的に成長が止まりますが、その後また元気に成長を開始します。



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