2010年 6月 9日 (水)

  もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
 ニュースでも取り上げられ、ご存知の方も多いと思います。
 書店でビジネス書のど真ん中に、この本が平積みになっているとさすがに目立ちます。思わず手に取ってしまいました。

 弱小高校野球部のマネージャーになった女子高生「みなみ」が、野球の本と勘違いしてドラッカーの「マネジメント」を買ってしまい、そこに書かれていることを忠実に実行することで、野球部員や監督のやる気を引き出し甲子園に導いていく、というストーリーです。話は先が読め文章も稚拙ですが、それがかえって、つまづきながらもドラッカーと取り組む女子高校生という設定の味付けとなって、一気に読んでしまいます。
 「経営」とは「組織の物語」を作る作業ですから、マネジメントのエッセンスを身体で覚えるには、このような形式は適しているのかもしれませんね。実際、「あ、ドラッカーが言いたかったことはそういうことだったのか。」と気付かせられた場面が幾度かありました。既にドラッカーを学んだ方も、一読してみられることをお勧めします。

 ただ、ドラッカーが初めて人は、この本だけで理解できたとは思わないように。ぜひ「マネジメント - 基本と原則 エッセンシャル版」 あたりで復習し、彼の理論の広さと深さを味わってみてください。
 自治体関係者が仕事に活用してみたいなら、非営利組織の成果重視マネジメント―NPO・行政・公益法人のための「自己評価手法」 もお勧めです。
 

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
岩崎 夏海
ダイヤモンド社
2009-12-04
¥ 1,680
ISBN: 4478012032
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