2014年度「全日本学生馬術大会」総括

 今年の「全日本学生」は3年振り2回目の関西開催で、特に112日(障害二日目)には沢山のOB/OGに応援に来て頂きました。中でも同志社大学 学生支援センター長の鈴木先生にご来場いただき、馬術競技を目の辺りにして頂いた事は大きな意義があったと思います。今大会、同志社馬術部は障害飛越競技5頭(団体4頭、個人1頭)、総合馬術競技 団体3頭のエントリーで臨みました。

 

【障害飛越競技】

前日のトレーニング競技で高見&ベントリーが不調のため、障害2回走行は品川&Cセリカ、住岡&トムボーラ、吉川&ラタミールトーマ、柳井&ドリドの4頭で出場。今回の障害セッティングは、高さはそれほどではないものの、ロングラインの後にショートのトリプルを配置するなど、テクニカルなコースとなっています。

初日第1回走行では1番手の品川が1落下でゴールし、後続を待ちましたが、その後の吉川、柳井、住岡とも好調時とは程遠い走行となり、大きく減点。上位3校との差は14点となり3位入賞は遠ざかりました。只 各大学も同様に大きく減点があり、団体6位と上位入賞の望みをつなぎました。

第2走行目は4人とも、ほぼ合格点に近い走行を見せ、品川1落下、吉川2落下、住岡3落下と上位3名の合計減点24点。2日目だけなら3位の早稲田と1点差でした。

結果2日間合計では初日の6位からひとつアップし、5位入賞となりました。

ここ何年か団体4位〜6位の間で定着していますが、来年度からはもう一段上のランクに定着したいと思います。

【総合馬術競技】

数年前から総合競技にも出始め、昨年から団体3頭を組むことができました。

今年は品川&クルーザー、住岡&エギゾーストノート、玉木&フィールドミラクルの3頭で臨みました。目標としては3頭完走でチーム成績を残すことでしたが、クロスカントリーの池への飛込み障害でエギゾーストノートが転倒(失権)、フィールドミラクルが余力障害で2反抗失権となりました。総合では人馬とも経験不足でしたが、来年度は団体完走を目指したいと思います。

 

同志社は他の強豪校に比べて規模的に小さく、ギリギリのところで戦っている状況です。安定的に上位を維持するにはもう少し規模が必要で、その為のスカウト活動の成果も徐々に現れています。来年度は有望な新入生も入る予定で、早期の厩舎新築が喫緊の課題です。また、試合経験や馬匹管理にも大きな資金が必要ですが、この面でも見劣りしている感は否めません。これらについてはOB/OGの皆様のご協力が不可欠ですので、引き続きご支援いただきますようお願い申し上げます。

                                                                                                  同志社大学馬術部                                                                                                      監督 本田正博