SuperMicro X7SBE  マザーボードで

SuperMicro 5013C サーバーをアップグレードしてみる

2008/04/10

これまで使っていた、Supermicro 5013C 1U サーバーをアップグレードしてみた。
4年間使い続けて来たが、さすがにサーバーとして限界を感じる様になりました。

アップグレード項目 オリジナル アップグレード コメント
CPU Pentium4 3.2C Xeon3220 2.4GHz クワッドコア
Xeon3110 3.0GHz デュアル(テスト用)
Pentium4 3.2CNorthWood コア でまだまだ実用に耐える、当時¥27,810._
マザー SuperMicro P4SCE SuperMicro X7SBE 最近の傾向どうり、Serial ATA 対応であるため、内臓CD-ROMが使えなくなった、
メモリー PC3200ECC 512MB×2 PC6400nonECC 1GB×2 NonEccメモリーであれば安く手に入るようになりました、当時は512MB、¥14,910_くらい
HDD MAXLinePlus II/7Y250M0(SATA-250GB/8MB) (7Y250M0) Seagate ST3500320NS S-ATAII 500GB 7200rpm 32MB HDDは、容量は倍、性能倍で値段は半額、
電源 250W P/S: Supermicro PWS-0055 260W 電源はXeon対応の電源が必要になった、クワッドXeonになるため容量が小さいのが気になるが、組み込み後問題なく稼動している、ワットチェッカーで定常時"150VA"程度である確認を行っている。
CD-ROM ×24スリムCDーROM USB-IDE変換ケーブル使用 残念なことに電源ON時には、滅多にCDを認識せず、ごくまれにCDが見える事があるためOSのインストールには使用するのが、大変。
       
       

 

     
  今回アップグレードするオリジナルの1Uサーバー

Supermicro 5013C 
  アップグレードに使用する部材を並べてみた。
上方の灰色の箱がXeon3220、青い箱がXeon3110
中央左がSuperMicroX7SBEマザーボード
中央右の電源ケーブルが出ているのが、1UXeon260W電源
中央右下が、HDD(Seagate ST3500320NS)ホットスワップトレイに乗せてあります。

  同じマザーを4Uサーバーケースに実装、ここではRAIDカード:ARECA1220 PCI-EX×8 8Port
CPU :Xeon3110
を実装している。RAID6対応、すばらしく高速。

  サーバーに組み込み完了、Xeon3220システム完成、BIOS設定中。
 Xeon3220としたことで、クワッドコアCPUにも係わらす発熱が低く、ファンの回転数を低速に出来たため、運転音が遥かに静かになっている。
 ワットチェッカーで、
 電源投入時:190W
 定常時   :145W
程度であるので、消費電力は問題のないレベル。

1Uサーバーでは使い道の無い64bit PCI-Xスロットがやけに目立つ。

  1Uサーバー(Xeon3220)のデスクトップ。

100万桁パイ計算、21秒はオリジナルのP4/3.2で45秒であったので倍以上、これはコア1個分で4コアは4台分になるとすごい。
hdbench HDDの速度,100MB超えるのもオリジナルの倍速になった。

  4Uサーバー(Xeon3110)のデスクトップ
100万桁パイ計算、16秒は非常に早い、
hdbench HDDの速度560MBはAreca1220・REID6の効果がすごい。
     

 


XEON3220・クワッドコアの実力を診断する。

     
  Microsoft Virtual PC で評価用ゲストOSを各種起動してみる。
 テストマシンが必要な時に複数のハードウェアを用意しなくてもよいので助かっています。
  Microsoft Virtual PCのそれぞれのゲストOS上で、SuperPai100万桁を同時に実行してみる。
  WindowsNT    : 52秒
Windows2000 : 48秒
WindowsXP    : 35秒

Windows2003 :22秒

充分に速いけれど、実力を発揮してない、これはVirtual PC自体が。コア1つでしか動いていないためと考える。

 

   リモートデスクトップで3ユーザーでログインを行い同様に、SuperPai100万桁を同時に実行してみる。
 この場合4つのコアに均等にタスクが割り当てられて、それぞれ100%の使用率になっている。
 
  それぞれで、24〜25秒で終了した、これはSuperPAI、ひとつだけを実行した場合21秒であり、4ジョブを同時実行していることを考慮すると本当に速い。

クワッドコアのCPUを有効使用するのは、こうした使い方が良いと言う事が分かる。

     

以上