はじめに
長野県を流れる千曲川(信濃川)にかかる、延長838mのトラス橋。
国道406号が同橋を通っており、長野市と須坂市を結んでいる。
同橋は全国的にも珍しい鉄道・道路共用橋となっており、長野電鉄の車両も通過する。
現在の橋は2009年11月に全面供用された。旧橋が架橋から80年を越える(大正15年架橋)ことと、
道路幅員が狭いことからの現行橋への切り替えとなった。
ここでは現行村山橋をレポートする。現行村山橋のレポートはこちら
村山橋の位置
■所在地:長野県長野市〜須坂市

訪問レポート
■訪問日:2008年4月19日

千曲川を渡る、緑色のトラス橋。それが今回紹介します「村山橋」です。
千曲川を渡る、緑色のトラス橋。それが今回紹介します「村山橋」です。
まずは車で。ガードレールの左側は線路。
まずは車で。ガードレールの左側は線路。

■テレビで目が釘付けになった橋

ある日見ていたテレビの旅行番組で、長野電鉄への乗車シーンがあった。
長野駅を出で、一瞬写った風景に筆者の目は釘付けとなった。
それは、緑色のトラス橋を電車と車と並行して走るものだった!車道ではないが、大阪にある「赤川鉄橋」と同類(併用橋)である。ぜひ行ってみたい!
というわけで、早速現地に向かったのだった。

■鉄道と車の併用橋

鉄道と車の併用橋といって筆者が思い出すのは、愛知県の犬山橋である。しかし犬山橋は別に車用の橋ができ、今は併用橋ではなく鉄道専用橋になったとのこと。筆者も併用されていた時期に行きたかったが、今となっては「後悔先に立たず」である。

今回目指す村山橋は犬山橋ほどすごくないらしいが(あちらは列車が車と同じ路面を共用していた)、列車と車が“同じ釜飯・・・もとい、釜の飯を食う仲”状態であればOKじゃないか・・・などと思いながら、愛車を国道18号から国道406号へ走らせた。ほどなく、目の前に緑色のトラス橋が出現した。同時に左側から、長野電鉄の線路も寄り添ってきた。

■まずは車で

車はそのまま村山橋へ突入。しかしタイミング悪く、電車は走っていない。車での通行中においての走行電車撮影を期待したが、世の中そんなに甘くない。事前に時刻を調査し調整しなかった罰だ。反省しよう。
道路から線路側を見ると、ガードレールに隠れ線路が見えない。画像に電車が写っていないと、併用橋かどうか疑わしくなる。う〜む。

■次は電車で

須坂側の村山駅周辺で車を停められそうなところを探し、某コンビニ駐車場を拝借。後で買い物するからと心の中で言い訳をし、村山駅に向った。

先ほど車で渡った村山橋を、今度は電車で渡る。同一橋内で電車と自動車がすれ違う。なかなか面白い景色だ。先頭車両で、運転席越しに写真を撮る。道路と線路が、同一橋内に収まった写真が撮れ満足!

橋を渡って柳原駅に着くと、村山駅までの切符を買い、須坂方面へ向かう電車に乗り込む。今度は自動車と競争する向きに、電車は橋を渡る。もちろん、先頭車両の運転席背後が指定席(立ち席)である(笑)。電車は程なく、村山駅に到着した。

■新橋切り替えを控え

村山橋のすぐ下流で、新しい村山橋が建設されている。既に国道の長野市方面車線が新橋へ切り替えられており、やがて国道の須坂市方面車線、長野電鉄線路の順で新橋へ切り替えられ、今の村山橋の役目は終わる。80年以上もの長い間、鉄道と道路の両方を面倒見てきた村山橋に「お疲れ様」と言いたい。
次は電車で。左は建設中の新橋。
次は電車で。左は建設中の新橋。
次は電車で。同じ橋を車が走る。
トラス部通過中。同じ橋を車が走る。
向きを変えて、再度電車で橋に突入。
向きを変えて、再度電車で橋に突入。
橋の袂から。電車と車の競争?
橋の袂から。電車と車の競争?
後方にある黒いトレス橋ができれば、緑の橋はお役目御免となる。
後方にある黒いトラス橋ができれば、緑の橋はお役目御免となる。