はじめに
国道は道路地図で目立つ存在であるが、総延長距離の短さから目立たないものもある。
地図上では目立たないが、重要な港を結ぶという役目を負っている国道達だ。
ここではそういう、総延長距離の短い国道を「全線散歩」した記録である。
対象となるのは
      1.国道174号〔兵庫県神戸市〕・・・約200m
      2.国道130号〔東京都港区〕・・・約500m
      3.国道198号〔福岡県北九州市〕・・・約600m
      4.国道177号〔京都府舞鶴市〕・・・約700m
      5.国道133号〔神奈川県横浜市〕・・・約1400m
である。
ここでは日本で4番目に短い国道177号を紹介する。
「国道177号」の位置
■所在地:京都府舞鶴市

訪問レポート
■訪問日:2002年2月23日

※地図内の番号は画像説明文冒頭の番号となる。

1.177号は「漁港」に向かうようだ
1.177号は「漁港」に向かうようだ
京都府舞鶴市は日本海に開ける天然の良港で、戦前から軍港として栄えていたのは周知の事実だ。今も日本海の海上輸送の拠点として、そして日本海の守りの要として海上自衛隊が基地を構える重要な街であり港である。その舞鶴市に、今回のお題である「日本で4番目に短い国道」が存在する。その名前は国道177号で、わずか700mの距離だ。今回もこの“短い国道”を歩いて踏破する。

国道177号は、国道27号と国道175号との交差点(大手交差点)と港を結んでいる。国道27号の綾部市方面からその交差点へ向かうと、国道177号の表記はあるものの行き先は「漁港」となっている。「漁港へ向かう国道ねぇ。重要な港を結ぶんじゃなかったの?」と思いつつ、その港の方へ向かったのだった。国道の末端部分は交通量もほとんどなく、国道の一端としては寂しい感じがする場所であった。そこでUターンして、再び国道177号を大手交差点へ向かって歩こう。

潮の香りが漂う静かな街中を、一直線に道が続く。しばらく進むと、信号機のある交差点に到達する。向かって左側から府道が合流しており、そちらから前述の大手交差点へ向かう形で結構交通量がある。府道は舞鶴湾内を海沿いに進む道で、周辺には住宅地などが存在する。よって交通量もそこそこあるのだろう。ちなみに国道177号のスタート地点から、その交差点の間まではほとんど車は走っていないのだ。国道という観点から見ると寂しい気がするが、漁村のゆったりとした雰囲気が残されているようで、それはそれで良いのかもしれない。

その交差点を越えると、ほどなく国道は右側へカーブする。画像(上から3番目)で中央左側、軽自動車が右側へカーブしている部分であるが、その左側に直進するやや狭い道があるのがわかるだろうか。ここを直進すると、先の大手交差点を東進(画像左上標識で右折)しだ国道27号に合流できる。もちろん、この道は国道ではないが、ショートカットする車が利用するように想像される。

先ほどのカーブを右へ進むと、目前に前述の大手交差点が見えてきます。画像(一番下)で、トラックが向かって左側から西側へ走りぬけようとしているのがわかるだろうか?左側ならびに直進方向が国道27号で、右側方向が国道175号にあたる。この交差点到着にて、今回取り上げた国道177号を踏破したことになる。やはり記録通り、距離は1キロもありませんでした。

住宅街を通っていて道幅もある程度ある国道ながら、交通量は多くなく普通の一般道みたいな印象を受けてしまう道であった。 このような短い国道は、ほとんどが重要な港と他の国道を結んでいるのだが、舞鶴も昔も今も重要な港湾であることをこの国道177号が示しているということが言えるのではないだろうか?通過場所に多少の疑問は残るものの・・・(^_^;)

そんな話とは関係なく、この道は心地よい潮風の吹く漁港へ今日も車を誘うのであった。
(・・・とカッコよく書くが、訪問したのは2月。海風はまだ冷たかった。)
2.国道末端部分からスタートする
2.国道末端部分からスタートする
3.府道との交差点を直進
3.府道との交差点を直進
4.府道との交差点を過ぎ、右へカーブ
4.府道との交差点を過ぎ、右へカーブ
5.目の前に大手交差点。ここで177号完歩
5.目の前に大手交差点。ここで177号完歩