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はじめに
いろいろな国道を走ると、その人その人の「お気に入り」の国道が増えてくるだろう。景色の良い道だったり、歴史を感じる道だったり、理由は様々。 ここでは当サイト管理人(筆者)が気に入った、そういう国道達を紹介したい。 なお、当サイトで「国道難所」で分けられている国道も、筆者のお気に入り国道達だ。 あわせてご覧いただければ幸いである。 ここでは沿線に、あの有名な廃駅がある国道236号を紹介する。 国道236号(愛国駅跡/幸福駅跡)の位置
■所在地:北海道帯広市![]() 訪問レポート
■訪問日:2001年6月27日 |
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![]() 愛国駅跡。中には旧広尾線の資料がある |
今回紹介する国道236号に沿って、かって「国鉄広尾線」が走っていた。この広尾線には、かつて『愛の国から幸福へ』というキャッチフレーズで有名になった「愛国駅」と「幸福駅」の2つの駅があった。広尾線が廃止された現在、2つの駅は当時の面影を残してたまま現地に残って観光地化している。初めて北海道を訪れた筆者は、一泊した層雲峡から国道273号を南下し、帯広市街地を通過し国道236号へ入った。もちろん、この2つの駅跡を訪ねるためだ。 まず立ち寄ったのが、「愛国駅」跡である(画像一番上)。帯広市街地から国道236号を南下し、礼内川を渡ったところにある「愛国交差点」を向かって左手前方向に曲がる。更に200mほど進み右折すると、愛国駅の建物が見えてくる。 駅舎の中には広尾線の歴史資料やさよなら列車の写真などが飾ってあり、ちょっとした歴史の勉強ができそうである。そしてホーム跡の横には、蒸気機関車が設置されていた。その蒸気機関車が向いている先、幸福駅方面はレールも途切れ畑と人家になっていた。鉄道廃止前は、きっとこの畑に線路がずっと続いていたのだろう。しばし筆者は想像の世界にいた。 愛国駅跡の前にはお店があり、そこでは往年の「愛国・幸福間定期」を模したテレホンカードがお土産として売っていた。テレホンカードに記されている「昭和4年」は“広尾線開通年”で、「62年」は広尾線が廃止された年を表しているそうだ(画像上から2番目)。 『愛の国から幸福へ』。「愛国駅」跡に続いて、「幸福駅」跡へ車を進よう。愛国駅跡から再び国道236号へ戻り、そのまま南下。“大正”の集落を抜け、しばらく走った後に名の無い小さな交差点を左折する。左折後しばらく進むと、左手に「幸福駅」跡が見えてくる。 幸福駅跡には、駅舎に訪問者が残した切符や名刺が壁にたくさん貼られていた(画像上から3番目)。もちろん、幸福を願ってのことなのだろう。またホーム跡側には、「ようこそ愛の国から幸福へ」と書かれたアーチが設置されていた。ホーム跡下にはレールが敷かれているが、当然ながら愛国駅方面のレールは途切れており、完全に畑の一部となっていた。在りし日には、前出の愛国駅からのレールがここにつながっていたんだと、再び想像の世界へ。 ふと、ホーム跡に立っていた駅名標識板が目に入った。「こうふく」と書かれているのは良いのですが、隣の駅名が「あいこく」になっていると思ってたらそうじゃなかった! 「幸福駅」と「愛国駅」の間には、実は「大正」という駅が存在していたのだ。そういえば先ほど、“大正”の集落を抜けたなぁと思い出し、国道236号に戻り“大正”へ車を進めた。“大正”の街中で国道から向かって右折したところに、「愛国駅」跡や「幸福駅」跡ほど立派ではないが「大正駅」跡があった(画像上から4番目)。 ホーム跡の駅名標識板には、「たいしょう」の名とともに「あいこく」「こうふく」の二つの駅の名が書かれてある(画像一番下)。ある意味、この駅のほうがもっとも幸せを感じられそうな気がしたのは私だけであろうか。 「愛国」「幸福」の両方を手にしているのだから・・・ |
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![]() 愛国駅近くの売店で買えます |
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![]() 幸福駅跡。切符や名刺が貼られてます |
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![]() ここが大正駅跡 |
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![]() 両手に「あいこく」と「こうふく」? |
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