はじめに
昔からいわゆる「道マニアの聖地」のひとつと言われた、福島県の「登山国道」と今回紹介する
青森県の『階段国道』。今はすっかり観光地化された感のある同国道だが、当サイト管理人は
住居地からの距離の関係から、訪問を熱望していたものの実際に向かうことができなかった。
2008年秋、そんな管理人熱望の道路へ訪問することができた。
龍飛岬の漁港と灯台のふもとを結ぶ、標高差約70m、362段の階段を目指す。
到着編〕では、現地へ到着し周辺を散策した内容を記した。
〔快走編〕では、実際に階段国道を快走・・・じゃなくて快“歩”した内容を記す。
一般的人気スポットとなった、『階段国道』をお楽しみ頂きたい。

「国道339号(階段国道)」の位置
■所在地:青森県外ヶ浜町

訪問レポート
■訪問日:2008年9月14日



1.階段国道をスタートします。
(ポインタon)国道標識アップ
♪ごらんあれが竜飛岬、北のはずれと〜

・・・もぉええっちゅうねん!(^_^;)
昨晩に散々聞かされた、歌謡碑から流れる津軽海峡冬景色「2番」が、どうも頭から離れない。せっかく今から、お楽しみの「階段国道・快走編」だというのに。

というわけで、階段の入り口に到着(左画像1)。そこで早くも、339号の国道標識(以下“おにぎり”・・・文字数では略語になってないな)が出迎えてくれた。車が通らない国道である。階段の隅が排水溝になっている関係で一部スロープ状態になっており、あるいは自転車ぐらいなら押して通行できるかもしれない。それ以上は無理かなって思ったけど、ネットをさまようと結構無茶している人も居られるようですね(汗)。

スタート地点には「おにぎり」以外にも、「階段国道案内図」(左画像1にある地図)と、画像には写ってないが簡単な階段国道紹介板がある。その紹介板によると、

   全長:388.2m  362段
   標高差:約70m

とある。
私の自宅に近い神社の階段は700段ほどあるから、楽勝かもしれんなと思った。だがそれは自分の運動不足が計算から漏れており、後ほど「甘かった」と反省することになったのだ(^^ゞ

階段を下りていく。最初は木々の中を多少蛇行しながら進む。木々の中ではあっても、陰気な感じはしない。秋という季節柄からかもしれないが、階段全体がきれいに整備されていることも理由にあるだろう。これも階段国道が観光地化されたことによる恩恵なのか?(左画像3)

やがて中腹。踊り場みたいな、ちょっと勾配が緩やかになり開けた場所に出る。向かって左手には、平屋建ての集会所が建っている。このあたりで再び「おにぎり」が出迎えてくれる。PRバッチリである(笑)(左画像4)。
「おにぎり」の後は階段の“S字カーブ”。その先には漁港が一望できる(左下画像5)。

眼下の風景が一望できるということは、そこから下まで結構な落差があるっていうこと。というわけで、先の“S字カーブ”を抜けた先には・・・
画像5にマウスポインタを載せるとわかるが、そこには「つづら折りの階段」が登場する(@_@;)
残り数十メートルの落差を、この「つづら折り階段」でクリアしなきゃいけない。まぁ、今は下りだから問題ない・・・が。

階段を進む。
眼下にあったはずの漁港や集落が、歩を進めるごとに目線の高さに近づいてくる。やがて最後の「ヘアピンカーブ(?)」を抜けると、階段は一直線に集落の中に突っ込んでいく。集落に入ると、階段は終わりとなる(左画像6)。

画像6にマウスポインタを載せて欲しい。
集落に降り立った時点で、今来た道・・・というか、階段を集落側から見た画像である。結構な斜面を下ってきたわけだ。
「帰りはここを上るのかぁ・・・」
その事は、今は忘れておこう(^_^;)
ここにも「おにぎり」が立っていて、これから階段に挑む人たちに「がんばって」と言ってくれているようだ。

再び向きを変え、集落の中を進む。
道路と言うより、家と家の間の「路地」を進む。
私の母の実家が漁村だったこともあり、小さい頃に祖父母宅へ帰省した時の記憶が蘇り、なんだか懐かしい感じがした。

国道は集落の中を、クランク状にルートを取っている。先ほどの階段を降りきった所で右折し、すぐに左折する(左画像7)。なお、この時点で眼下にこれから進む先の道が見えている。見えているのだが、住居1階分の落差があり、ショートカットすることはできない。

左折して家を3軒分ぐらい進むと、次に国道は右折する。
ちなみに「路地」であるにもかかわらずルートに迷わないのは、国道の路面に赤色(小豆色っぽいか)のペイントがされているからである。
さらに家1軒分進んで、国道は右折する。これで方向は180度変わった事になる。やがて先ほど眼下に見た地点に到着する。なお、そこにも「おにぎり」が立っている(左画像8)。

画像8でわかると思うが、到着した先には2車線の道路が走っている。国道はここから向かって左手へ進む。そう、ここから車道の復活である。
到着編〕で「迂回路を使って道の駅へ向かった」という記述をしているが、迂回路を使わず青森市方面から国道339号を進むと、ここに到着する。

車道になった国道を渡り、路肩にある防波堤の上に立って海を眺める。早朝の海は気持ちがいい。眺める海は陸奥湾であり、海の向こうに下北半島の山々が見える。ちょうどその山影から、朝日が昇ってきた。362段の階段を下り、朝日の昇る海を見て、すがすがしい気持ちになった。

気持ちよくなったところで振り返ると、山肌に先ほど下った「つづら折り階段」がはっきり見えてしまった。(左画像9)
そう、車に戻るために再び階段に挑まなければならないのだ。
それも、今度は上り・・・

観念して、362段の階段を黙々と昇っていった。ほとんど写真も撮らず。ああ、やっぱり運動不足が響いている〜〜。

と思いつつ、少しでも運動不足を解消しようと「もう1セット階段国道往復」なんて発想は出てこなかった。頭の中には、取ってなかった朝ごはんの事でいっぱいだ。車の中で前夜に買ったコンビニ弁当食べて、階段国道往復での消費カロリーは帳消しとなってしまった(大汗)。

   →R339階段国道〔到着編〕へ

2.まずはまっすぐ階段を下ります。
(ポインタon)木々の中を階段が蛇行します。
トンネル内を走ります。一番低いあたり?
3.なだらかに木々の中を進む階段。

4.やがて勾配が緩やかに
(ポインタon)ここにも国道標識が立っている。

5.また蛇行しながら下って行った先には…
(ポインタon)つづら折りの階段出現!

6.階段を下りていくと集落内へ突入!
(ポインタon)振り返ると国道標識がある

7.集落内をクランク状に進む。
(ポインタon)こんなルーティングを取る

8.やがて車道に出ます。ここにも国道標識。
(ポインタon)国道は車道となって左側へ

9.車道から階段国道を望む。
(ポインタon)あそこをこれから登るのか…