はじめに
いろいろな国道を走ると、その人その人の「お気に入り」の国道が増えてくるだろう。
景色の良い道だったり、歴史を感じる道だったり、理由は様々。
ここでは当サイト管理人(筆者)が気に入った、そういう国道達を紹介したい。
なお、当サイトで「国道難所」で分けられている国道も、筆者のお気に入り国道達だ。
あわせてご覧いただければ幸いである。

ここでは何と公園内を通過しているという、国道478号を紹介する。
ただ、残念ながら公園は現在存在しない。当時の様子と消滅理由、変遷をお伝えする。
「国道478号 公園内散歩道」の位置
■所在地:京都府長岡京市

訪問レポート
■訪問日:2001年8月5日/2011年4月14日

ブルーのアーチが目印となる公園。
ブルーのアーチが目印となる公園。
当サイト管理人が7年ほど住んでいながら、「道サイト関係者」から聞いて始めて知った京都府長岡京市にある「道」な場所、それが今回ご紹介する「公園国道」国道478号である。

「はて、『公園国道』とは何ぞや?」と言うお方も多いかと思う。まずは現地へ向かって確認しよう。名神大山崎ICを下りて京都市方面へ国道171号を進むと、ほどなく「勝竜寺交差点」という大きめの交差点に差し掛かる。その交差点を左折し、道なりにまっすぐ進むと、突き当たりの交差点にて目の前にブルーのアーチが見えてくる(画像一番上)。そのアーチの奥にはちょっとした広場があり、散歩道の周辺に木々が植えられている。そう、そこが今回目指す公園である。では、公園に入ってみよう。

散歩道を歩いてみる。散歩道といっても、100mそこらの短い距離だ。おや、散歩道の傍らに何か立っているぞ。よ〜く見るとそこには“国道478号のマーク(俗称「おにぎり」)”と“95”の数字、あとは所在地の住所が書かれていた(画像上から2番目))。前出の勝竜寺交差点から公園までの道は府道であり、いきなりここに国道標識が現れた恰好だ。公園の国道?それとも国立公園?(なんのこっちゃ・笑)。

公園には、この謎に関する説明板が設置されていた。それによると、ここが国道478号(京都第二外環状道路・略して「にそと」)が通る場所であり、工事着手までの間に、道路を作る際に使用する木々を選定するための試験植樹を行っているとのこと。また、別の説明板には、完成したときの「にそと」予想イラストが書かれていた(イラストの一部が画像上から3番目)。自然や環境と調和した道路作りを目指しているようである。

「にそと」工事は、訪問時点で沿線住人への説明や一部土地買収にかかていると聞いている。この公園も、数年後には工事のため閉鎖され、完成後は車の往来する国道になっているのだろう。その時はまたここを訪問し、自然や環境と調和した国道になったかどうか確認したいと思っている。
公園内の散歩道に現れる国道標識。
公園内の散歩道に現れる国道標識。
案内板にあった「にそと」想像イラスト。
案内板にあった「にそと」想像イラスト。
公園は無くなり工事現場化
公園は無くなり工事現場化
上のレポートから10年経て、現地へ向かう機会があった。以前にも訪問の機会はあったのだが、車で通過したのみであった。今回は別件で長岡京市に電車で来たついでに、現地まで徒歩で向かったのであった。

10年経つと、当然ながら変化があった。前に訪れた時もそうだったのだが、国道478号(京都第二外環状道路)の工事が進んでいた。あの『公園』も、残念ながら消滅していた。前からわかってたこととは言え、残念である。

公園があったころ、公園の背後を阪急京都線が通っていた。その部分には阪急の新駅ができるとのこと。10年前にはそういう計画はなかったように記憶している。この近辺に長岡京ICも建設されるとのことなので、交通の便が格段とよくなるだろう。

もし10年後に再訪することがあれば、恐らく「にそと」は開通した後なのだろう。その時にまた写真が掲載できることを楽しみにしておこう。
大山崎JCTへ向け巨大橋脚建設中
大山崎JCTへ向け巨大橋脚建設中