柳谷(やなぎだに)には、「新西国17番札所 柳谷観音 楊谷(ようこく)寺」という寺があります。
府道“伏見柳谷高槻線”を西方向へ向かい、山間部へ入り細くなった道を2キロほど進むと
やがて少し山が開けた所に到着します。そこに楊谷寺はあります。
寺は
西山浄土宗総本山光明寺の末寺であり、西暦806年(大同元年)に建てられたといいます。
京都清水寺の開祖である延鎮(えんちん)が悪夢のお告げに従いこの地を訪れた時に、
柳の木の間から十一面千手千眼観音が現れたそうです。
それに感動した延鎮が、草庵を建て観音様を祭ったのがおこりと言われているそうです。
本堂には観音像が安置されています。
西暦811年(弘仁2年)に弘法大師がこの寺を参詣された時に、岩屋から滴り降りる清水で
子ザルの目を洗う親ザルの姿を見て、これは人間にも効くのでは?と17日間の
熱心な加持祈祷を続け独鈷で清水をかき回し祈ったと言われます。
その清水が『柳谷の独鈷(おこう)水』と呼ばれ、眼病に効く霊水として毎月17日の縁日には
参拝者で賑わうそうです。〔市の観光案内板解説より抜粋〕
画像(左上)は見えにくいのですが、弘法大師像の下に大師の足型が記されており、
そこに裸足で立って祈ると、ご利益があると言われています。
本堂の裏手を少し上ると、そこには「眼力稲荷」というお堂があります。
ここから「奥の院」へ向かう道は、平成8年度に市によって整備された
『楊谷寺あじさいのみち』と呼ばれ、山の斜面にあじさいが植えられています。