Fly&Lure Fishing in Chichibu

秩父のヤマメとイワナ

荒川本流入川・滝川出合 2001.3.1

イブニングパラダイス 

2001年3月


3月25日

赤平川(下小鹿野地区)
神流川(上野村役場前)

赤平川の下小鹿野地区では、場所によってヤマメの姿が確認できるようになりました。
水性昆虫のハッチが少ないため、まだライズはありませんが、流れのある渕にはヤマメが着いていて、ウエットなどに反応してきます。
ヤマメはまだ底層にいるため、ミッジ等のドライフライへの反応はありません。
ここは、ヤマメの数が少ないことに対し、釣り人が多いため、本格的なライズが始まる前に、釣りきられてしまうかもしれません。
ヤマメのサイズは20センチ程度のものが多いようです。

神流川の上野村役場附近は、水量も豊富なうえ、ヤマメの活性が上がってきて、ミッジやコカゲロウにライズしている様子が見れるようになってきました。
CDCミッジなどのドライフライへの反応もよく、場所によっては十分たのしめるようになってきました。まだ、ここに来るフライマンはニンフやウエットを使うことが多いため、ドライミッジにスレてないのがよいのかもしれません。
フライのサイズは21〜24番に反応が良いですが、口先でくわえるような補食のため、小さいフックだとバラシが多くなります。
通常のナチュラルドリフトの他、ダウンクロスにキャストして、ティペットにテンションをかけ、ドライフライを無理矢理水面直下に沈める方法への反応もよいことから、イマージャーを多く補食していることも考えられます。
ここのヤマメのサイズは、20〜25センチが主となっています。

3月20日

荒川本流(巴橋下流)

秩父市内から長瀞町までの荒川本流は、3月18日から解禁となりました。
秩父市内の荒川本流は、大ヤマメが時々でることで有名ですが、今回は秩父市別所地区の巴橋下流に入ってみました。
ここのヤマメは放流間も無いことから、まだライズはしていませんが、瀬に出ていて、ウェットやストリーマーを追ってきます。サイズは25センチ前後のものが多く、尾ビレはピンとしているものの、腹ビレに白く傷があるものが多い気がしました。
解禁日に餌釣師が多く入ったことから、もうかなりスレていて、大場所のものは反応があまりよくありません。
こまめに、瀬の石裏のたるみを狙うのが良いようです。
1週間ほどして、ヤマメが水に慣れてくれば、ライズを始めるものと考えています。
水性昆虫は、コカゲロウとミッジがわずかですがハッチしていました。
また、水中の小石には、カディスがつきはじめていました。

3月11日

赤平川(下小鹿野地区)

赤平川は、荒川上流部では最大の支流で、皆野町で本流と合流します。
例年3月末から4月にかけて、ヤマメが出るので、少しばかり早いのですが、入ってみました。
全くライズがなく、魚影も見えないため、ルアーで探りを入れてみましたが、反応はありませんでした。
水性昆虫は、極まれにミッジとコカゲロウが飛ぶ程度です。
2週間ほどしてから、また探りを入れたほうがいいようです。

3月4日

神流川C&R区間(上野村役場前)

解禁前後も荒川上流、神流川C&R区間は、天気が安定せず、水温も低い状態でした。

神流川C&R区間の上野村役場前は、解禁直後であるため、例年と同じく非常に混み合っていて、魚影が比較的濃い役場正面などのポイントは、5m置きにフライの人が並ぶような状況です。
ここのヤマメやニジマスは、昨年より魚影は薄いようで、水温の影響によるものと思われますが、比較的深く流れの緩いところに多く定位しているようで、活性が低くライズはまばらでした。
魚はニンフやウェットには、そこそこ反応するものの、ドライフライには厳しいようです。
しかし、ミッジ等の飛ぶ姿が見れますので、活性の高いヤマメが付きそうなポイントをCDCミッジ(#21〜24)で丹念に探ると、稀にヒットがあります。
残念ながら、ここのヤマメの魚体は、比較的大きいもののあまりきれいではありません。

3月1日

荒川本流(大滝温泉前・入川滝川出合・大滝村役場前)

本日から秩父漁協の解禁となりましたが、あいにくの雨でフライフィッシングには、あまり良い条件ではありませんでした。

大滝温泉前では、水量が少ないものの、コカゲロウやミッジのハッチがありました。しかし、ヤマメのライズは全く無く、ニンフを鼻先に流さないと食い付いてこないような状況です。
派手なウェットやルアーには、比較的反応が良いことから活性が低いということでも無いようです。
ヒットしてくるヤマメは、はっきり2系統に別れていて、ひとつは18〜20センチで尾ビレがピンと張ったもの、もうひとつは、23〜25センチでヒレに傷があるものです。これは放流時期の違いか育てられた養殖池の違いではないかと予想しています。

入川滝川出合出合では、全く水性昆虫・魚の姿とも見れませんでした。水温も1〜2度と大変低く、雨による増水で水の中に沈んでしまった雪の固まりも解けないような状況です。ここは、水温が上がってこないとフライは厳しいと思われます。

大滝村役場前には、夕方になってから入りましたが、ダムまたは発電所の放水と思われる増水により、水が濁っただけでなく、枯れ葉が大量に流れていて、ここもフライには厳しい状況でした。
ここも、渕にストリーマーやルアーをキャストするとヤマメが追う姿が見れましたので、天候が回復すればニンフ等で十分楽しめるのではないかと予想しています。なお、水性昆虫の飛んでいる姿は、極まれに見れるだけでした。

大滝温泉前のヤマメ(18cm,ハーズイヤーニンフ#14)



総合案内のページに戻ります
★★★★★イブニングパラダイス2001にもどる★★★★★