Fly&Lure Fishing in Chichibu

秩父のヤマメとイワナ

神流川C&R区間・上野村役場前(2001.4.8)

イブニングパラダイス 

2001年4月


4月29日

神流川C&R区間(上野村役場前)
荒川本流(落合地区)

神流川C&R区間は、雨が少ないため減水気味で、ヤマメの活性がやや悪くなってきました。
特に流れの緩い場所でその傾向が強くなっていて、日中からハッチしているミッジやカゲロウを摘むように補食しているため、フッキングがあまりよくありません。
また、ドライフライの場合、ティペットが8Xより太いと反応が極端に悪くなります。
反面、瀬に出ているヤマメは、数は少ないものの、比較的活性が高く、CDCミッジの他、20番程度のサイズのブラウン・パラシュートやエルクヘヤ・カディスにも出てきます。

荒川本流の落合地区では、ミッジ、カゲロウ類、ストーンフライのハッチは先週と変わりませんが、フックサイズで20番程度の小形のガガンボがスーパーハッチしていました。
場所によっては、日没直前に何万匹ものガガンボが水面から1mくらいの高さまで舞っていて、気持ち悪くなるような状況でした。
ここのヤマメは水性昆虫のセレクトに甘くなんでも食べているようです。渕などの流れが緩やかな場所では、CDCミッジの21〜24番に反応が良いようですが、瀬では、ジャンプするようなライズが多くあり、18〜20番のエルクへヤー・カディスにまで反応してきます。
ヤマメのサイズは25cm程度の物が泳いでいる姿は見えますが、ヒットしてくるのは、20cm前後のものが多いようです。

4月22日
荒川本流(大滝温泉前)
赤平川(三田川ダム)

秩父地域の荒川流域は、4月に入っても雨が少ないため、減水傾向にあり、河原の藻が茶色く変色しています。

荒川本流の大滝温泉前では、ミッジの他、カゲロウ類が多くハッチするようになってきました。
ヤマメは、ミッジとカゲロウの双方にライズしていますが、フライは流れが遅い場合CDC#21等のミッジパターン、ある程度の流れがある場合、ブラウンパラシュート#20等への反応がよいようです。いずれにしてもティペットは8Xより細くないと反応が落ちてきて、フライの前でUターンされてしまうことが多くなってきます。ヤマメのサイズは20センチ前後のものが多いようです。

荒川支流赤平川の三田川(田ノ頭)ダムは、通常の年だと4月末ころに、大型のヤマメがライズを始めますが、今年はまだカゲロウ類のハッチが始まらないため、小形のヤマメのライズが単発でまだ少ない状況です。ダム湖そのものは土砂のたまりが少なく良い状況ですが、反面フライをキャストするのに必要なバックがとれる場所が少なくなってしまいました。
毎年4月末に何万匹ものカゲロウ類のスーパーハッチがあるのでこれに期待しています。


4月15日

神流川C&R区間(蛇木滝附近、上野村役場前)

今日の上野村は、たいへんな強風でフライフィッシングには、不向きな状況でした。
神流川C&R区間の下流部分である蛇木滝附近は、一昨年夏の集中豪雨による大増水で、渕が埋まってしまい、釣りには不向きな渓相となっていましたが、今年になって、河川の修復が行われ、渕や沈石ができ、ヤマメ等の付く渓相に戻ってきました。
ここのヤマメは、大きな渕等では、ライズがあり、CDCミッジ等に反応してきます。
フックサイズは21〜24番、ヤマメのサイズは20〜25センチが主です。

上野村役場前は、相変わらず人が多いですが、ヤマメの魚影も非常に濃いです。
先週と比較して、フライへの反応が若干悪く、食いが浅いため、フッキングも悪くなっています。また、24番のフライへの反応はよいものの、21番までフックサイズを上げるととたんに食い渋るようです。
これは、ヤマメがスレてきたこともありますが、強風により水性昆虫が飛ばされてしまうため、今日の食性が変わっていることも考えられます。

上野村役場前のヤマメ(27cm,CDCミッジ・オリーブ#21)

4月8日

神流川C&R区間(上野村役場前)

上野村役場前の神流川は、水量は先週とほぼ同じですが、水性昆虫のハッチが多くなり、ヤマメのライズが増えてきました。
水性昆虫は、小形のカゲロウとミッジが主で、ヤマメは、完全に浮いたフライより、水面直下5センチくらいまでドライフライをフロータント(気泡)をつけたまま、テンションをかけ沈ませたのイマージャ状態のものに反応がよいようです。
このようなことから、立ち位置はダウンクロスに歩があります。
上野村漁協では、ヤマメの放流を今週末にも行なったため、魚影は濃くなり、時々25センチをこえるものもヒットするようになってきました。
ヤマメの他、40センチクラスのニジマスが泳いでいる姿も見れますが、こちらの反応はあまりよくないようです。

4月1日

赤平川(下小鹿野地区)
小森川(小森地区)

秩父地方では、日が段々のびてきて、6時過ぎまでフライフィッシングが楽しめるようになってきました。
赤平川では、週末に雨がありましたが、雨量は多く無く水量は少なめで、川底は藻の枯れた茶色になっています。イブニングになると小形のカゲロウやミッジが飛ぶようになりますが、ヤマメの魚影は少なく、ライズは全くありませんでした。
3月中に比べて、ヤマメの数が減ってきたのは、キープする人が多く入っているからだと思われます。
今後は、下小鹿野地区よりも上流の小鹿野地区や三田川地区に期待しています。

小森川は、小鹿野地区で赤平川に合流する薄川の支流ですが、下流域では程よい水量があるため、フライフィッシングが楽しめます。
特に小森地区は、河原が広いため、フライフィッシングに向いているとおもわれます。
ここには、3月に放流されたヤマメがまだ残っていて、ウエット系のフライには反応を見せます。サイズは20〜23センチ程度です。ミッジやコカゲロウのハッチはみられますが、ヤマメのライズはまだありませんでした。



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