Fly&Lure Fishing in Chichibu

秩父のヤマメとイワナ

上野村役場前のヤマメ(27cm,CDCミッジ・オリーブ#21)

イブニングパラダイス 

2001年5月


5月27日

荒川本流(落合地区)
神流川C&R区間(上野村役場附近)

秩父地方では、小このところの雨で、川が増水しつつあり、一部では濁りも入る状況です。
荒川本流の落合地区では、中津川、放流とも濁りが入っているほか、二瀬ダムの放水により増水しています。
しかし、モンカゲロウ等の大型のカゲロウ類のハッチがあり、ヤマメのライズが見られました。
フライパターンは濁りの影響で14〜16番のモンカゲパターンなどと比較的大きなサイズがヤマメの反応が良いようです。
ただ、大型のヤマメが反応してくることは少なく、流芯部のうち流れが緩いところには20センチ前後、瀬わきなどでは15センチ程度と小さいものが多いようでした。

神流川の上野村役場附近は、増水しているものの、濁りはありませんでした。
ここでも、増水の影響か20番より小さいミッジパターンには反応が悪く、エルクヘヤ・カディス18番やパラダン16番、モンカゲパラシュート14番に反応がよいようでした。
特に日没直前になると、モンカゲパラシュート14番はヤマメの目に止りやすく、抜群の効果がありました。
増水によりヒットしてくるヤマメが28センチ以上のものも混じるようになり、2〜3番ライン・8xティペットのライトタックルでは、十分な引きが楽しめます。

5月20日

荒川本流(落合地区)
赤平川(三田川ダム)
神流川C&R区間(上野村役場附近)

荒川上流域、神流川上流域とも雨が少ないため、減水ぎみとなっています。
荒川本流の落合地区では、いまだ水性昆虫のスーパーハッチが続いています。
大部分は、小形のガガンボとミッジですが、猛烈な数です。
希に大きなモンカゲロウ類の飛ぶ姿も見えますが、ほとんどが小形のもので、ヤマメもそれを補食しています。比較的反応がいいのは、22〜24番のミッジパターンですが、日没直前になると、18〜20番のものにも反応を見せるようになります。
なお、ここでは、ウグイの活性が上がってきていて、時々丸々と太ったウグイがヒットしてきます。

赤平川の三田川ダムは、水性昆虫のハッチは見られるものの、ライズはごく希で、フライには厳しいようです。ヤマメの数も少ないのではないかと予想されます。

神流川C&R区間の上野村役場附近では、イブニングライズの最盛期を迎えています。
日中は、24〜28番のミッジにしか反応しないヤマメも、夕刻になると序々に大きなフライに反応するようになり、日没直前には、14番程度の大きさならパターンに関係なくヒットするようになってきました。
ヤマメのサイズも25センチ程度の物が多く、2〜3番ラインのライトタックルだと、たいへん面白い釣りができます。

5月13日

神流川C&R区間(上野村役場前)
荒川本流(落合地区)

神流川の上野村役場前では、夕刻に水性昆虫のスーパーハッチが始まっています。多種のカゲロウ類の他、ミッジやガガンボ等ものすごい数でした。
日中は、20番より小さい、CDCミッジやエルクへヤー・カディスに時々ヒットしてくる程度ですが、日没直前になると、16番程度の大きさのドライフライなら、パターン・色を問わず反応してきます。
しかし、ヤマメの食いが浅いため、バラシやすっぽ抜けがたいへん多くなっています。

荒川本流の落合地区も、先々週からの水性昆虫の大量ハッチが続いています。今週は、以前よりカゲロウ類のハッチが多くなってきましたが、メインは小形のガガンボです。
ヤマメは瀬でもライズをするようになってきて、イブニングでは16番位のサイズのフライでも楽しめるようになってきました。
しかし、ウグイもフライに反応してくるようになりましたので、ライズをよく見極める必要があります。

5月6日

神流川C&R区間(上野村役場前)
荒川本流(落合地区〜三十槌地区)

上野村役場前の神流川では、前週の雨により、若干水量が増加しました。水温は多少低下したものと思われますが、日没直前は水性昆虫のハッチが盛んになり、かなり大型のカゲロウも飛ぶようになりました。
日中は、20番より小さいミッジしか食べないヤマメも日没直前になると、14〜16番のブラウン・パラシュート等で十分楽しめます。また、ティペットもフライに合わせて、7X程度のものが使用できるようになってきたので、ライントラブルが少なくなってきました。
なお、上野村漁協では、年間の入漁券の売り上げをすべて、その年の放流に使用し、次年度にほとんど繰越金を作らない方針は、喜ばしいことです。

荒川本流の落合地区では、水性昆虫のハッチが最盛期を迎えつつあります。まだ、ヤマメもだんだん瀬に移動してきているので、来週くらいからはイブニングライズが楽しめるようになると思われます。ヤマメのライズの大部分は、渕でミッジを補食するものですが、瀬では、エルクへヤーカディス20番にも時々ヒットしてきました。
三十槌地区は、例年だと、ヤマメの姿を良く見る場所ですが、今年は魚影が薄いようです。ライズはほとんど無く、渕等でフライに反応してくるヤマメがわずかばかりいるものの、瀬では姿を全くみれませんでした。



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