Fly&Lure Fishing in Chichibu

秩父のヤマメとイワナ

神流川C&R区間(上野村役場前・3月2日)

イブニングパラダイス 

2002年3月


3月31日
神流川C&R区間(上野村役場付近)

今週は、週の半ばにまとまった雨があったため、水温が若干下がったようです。
ヤマメは、フライの食いが浅くなり、ドライフライにはフッキングしにくい状況になりました。
しかし、水生昆虫のハッチが、日中より、日没1時間前に集中するようになりました。
夕方4時過ぎから、ミッジや小形のカゲロウ類のハッチが単発で始り、5時以降になると、フックサイズで16番程度の大型のカゲロウ類のハッチ見れました。
水生昆虫のハッチにあわせ、ヤマメのライズも夕刻に多くなりました。
イブニングライズのヤマメは、21〜24番程度の小形のミッジパターンより、19〜21番のエルクヘヤーや16〜18番のブラウンパラシュートに比較的良い反応を見せました。

3月24日
荒川本流C&R区間(影森グランド〜久那橋)
神流川C&R区間(上野村役場付近)

秩父地域は、週の半ばに雨が降りましたが、河川水量等に変化はありませんでした。
荒川本流C&R区間の影森グランド〜久那橋の間では、C&R区間最上流部の久那橋付近とほぼ中間地点の影森グランド付近を除くと、魚影が薄く、フライフィッシングのポイントもこの2個所に絞られてています。
久那橋付近しついては、浦山川出合付近が重要なポイントとなりますが、ポイント自体は小さく、先行者にポイントを取れられていることが多いと思います。
ここより約1km下流の影森グランド付近では、対岸がコンクリート壁になっている周辺の約200mの間がポイントとなっています。
ヤマメのサイズは20〜25センチが多いようですが、ニジマスも若干混じります。
50センチクラスの魚影が何匹か見えますがこれは鯉ですので、ヤマメ用のフライではヒットさせることは難しいと思います。
ライズは日中から単発でありますが、午後3時〜5時までの間にミッジ等のハッチが盛んになり、ライズが増えてきます。
フライパターンは、ライズが始まった当初はCDCドライミッジ21〜24番が良いようですが、ライズの最盛期はエルクへヤーカディス21〜22番に最もよく反応をします。
なお、ほとんどのフライマンがニンフやウェットを使っているため、ドライフライが効果的なのかもしれません。

神流川C&R区間の上野村役場付近についても、荒川本流C&R区間と同様にライズは午後3時〜5時までの間が中心になり、日没直前にはライズが無くなってしまいます。
ここのヤマメも20〜25センチが多いようです。
ここでのフライパターンは圧倒的にエルクへヤーカディス21〜22番がよく、最高の時間帯には、連続ヒットしてきます。
ここでは、フライマンの多くがニンフやウェットの他、ミッジパターンを使う人もいるため、それらのパターンにヤマメがスレてしまい、エルクに強い反応を示すものと思われます。
なお、荒川本流C&R区間、神流川C&R区間ともヤマメの魚体は太ってはいるものの、あまりきれいではありません。

3月17日
神流川C&R区間(上野村役場付近)

秩父地方の今週1週間は、雨も無く暖かい日が続きました。
桜も種類によっては開花し、モンシロチョウが飛ぶ姿も見られたことから、例年より2週間ほど早いと思います。
神流川C&R区間の上野村役場付近では、水温も上がりはじめ、水生昆虫のハッチがミッジだけでなく、小形のカゲロウ類も見れました。
ヤマメは単発ながら、日中からライズがあり、夕方にはその数は増えてきました。
先週までは、ドライフライより、沈むタイプのフライの方が分が良かったのですが、今週になって、ドライでも同等の釣果が望めます。
日中は、CDCドライミッジの21〜24番でないと、ヤマメをキャッチするのが難しいですが、夕方には20〜22番のエルクへヤーカディスにもヒットするようになりました。
ただし、ヤマメはカディスとして補食しているのでは無く、小形のカゲロウとして食っているものと思われます。

3月10日
荒川本流(影森C&R区間グランド下付近)

荒川本流の影森C&R区間は、先週日曜日のヤマメの放流に続き、今週も60kg程度の放流があったようです。
放流個所は、C&R区間最上流部の浦山川合流地点とほぼ中間の影森グランド下でした。
放流されたヤマメは、先週放流されたものもその場からまだ離れていないようで、付近の渕や流れが比較的弱いところで、底についているものが大部分です。
まだ、活性が低く、フライフィッシングにはコンディションが良いとはいえませんが、ミッジやコカゲロウと思われるハッチへのライズが単発ながらありました。
フライは、まだニンフへの反応が最も良いですが、CDCミッジ等のドライフライにもヒットしてきます。
ここのヤマメのサイズは20センチ程度のものを中心に25センチくらいまでのものが主になりますが、上流部の大滝村でヒットしてくる冬を川で超したヤマメと比較すると尾の形が悪くずんぐりしていて、残念ながらあまりきれいな魚体ではありません。


影森C&R区間のヤマメ(23cm、#21CDCミッジ・ドライ)

3月2日
神流川C&R区間(上野村役場前)

神流川は、荒川上流部と同じく3月1日に解禁になりました。
今年度から、群馬県内各河川は、持ち帰り尾数制限が行われ、ヤマメ、イワナ、サクラマスは20尾までとなりました。
神流川C&R区間の上野村役場前は、解禁直後とあって、たいへん混み合っていて、ヤマメが多くいる場所は、5mおきに人が並ぶような状況でした。
今日は、気温がかなり上がったものの、水温が低いため、水生昆虫のハッチは小形のミッジのみで、ライズは散発でした。日中はヤマメの活性もあまり高くなく、ニンフには時々ヒットしていましたが、ドライフライは厳しい状況でした。
夕方にミッジのハッチが若干多くなり、この時間だけ、CDCミッジにもヒットがありました。
放流されたヤマメは20〜25cmが多いようでした。


上野村役場前C&R区間のヤマメ(25cm #24CDCミッジ・ドライ)

3月1日
荒川本流(影森C&R区間・大滝温泉前・大滝村役場前)

本日から秩父漁協の解禁となりました。
今年度から、秩父市内の荒川本流に2ケ所のC&R区間が設定され、年間を通してマス類がフライフィッシングで楽しめます。
上流側のC&R区間は、影森地区の久那橋〜巴川橋までの間で、ヤマメ、イワナ、ニジマス、サクラマスのC&Rとなっていて、漁期は通常と同じ3月1日〜9月30日までとなっています。
下流側のC&R区間は、黒谷地区の和銅大橋〜皆野橋までの間で、ニジマスのC&Rとなっていて、通常の漁期が終わる10月1日〜2月末日までとなっています。
下流側のC&R区間設定により、年間を通してフライフィッシングが楽しめるようになりました。

上流側の影森C&R区間の今日の状況は、午前中の成魚放流の予定が遅れ、魚影は全く見れませんでした。
本日中には放流が終わったと思われるので、明日以降が楽しみです。
なお、水性昆虫はミッジと小形のストーンフライがわずかですがハッチしていました。

大滝温泉前は、上流にある取水堰堤(大滝村診療所前)の工事により、年を超したヤマメの姿は見れず、今週成魚放流したヤマメが流れの遅い場所にわずかに着いている状況でした。
また、診療所前のダム湖は、工事により最近まで水を抜かれ、地面が出ていたようで、魚影は全く見れませんでした。

大滝村役場前に於ても、年を超したと思われるヤマメは、まだ活性が低いと思われ、全く姿が見えず、26日に成魚放流したヤマメが流れの遅い所にいるだけのような状況です。
温泉前、役場前ともミッジピューパ#22やCDCミッジに時々反応を見せますが、ニンフ系の物の方が釣やすいようです。なお、活性が低いためストリーマー、ウェット系への反応は全くありませんでした。



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