Fly&Lure Fishing in Chichibu

秩父のヤマメとイワナ


荒川C&R区間浦山川合流点(2002.5.6)

イブニングパラダイス 

2002年5月


5月26日
荒川本流C&R区間(久那橋付近)
荒川本流落合地区周辺

荒川本流C&R区間の久那橋付近は、先週に引き続き、日没前後にニジマスの猛烈なライズが続いています。
ヒットしてくるパターンもグリズリーキングやブラウンパラシュートなどの#21より小さいドライフライとほぼ同じとなっています。
先週と比較して異なる点は、日没後に#17より大きいフライへの食いが悪くなっている点かと思います。
また、ウェットパターンやニンフも小形のドライフライより反応が悪い反面、ほとんどの人は使用しない、ストリーマータイプには1投目からヒットしてくるなど、一般的なフライパターンにニジマスがスレてしまっている傾向も見られました。

荒川本流の落合地区周辺においても、大型のカゲロウ類がハッチするようになってきて、日没直前には、ヤマメのライズが見れるようになってきました。
フライパターンは#17〜19程度のエルクへヤーカディスやブラウンパラシュートなどにヒットしてきます。ここのヤマメは、20〜25センチのものが多く、急流で育っているため、引き強くがC&R区間の30センチクラスのニジマス同等にここの25センチクラスのヤマメはファイトします。
ここのヤマメは魚体も美しく、体、ヒレともキズのあるものは無く、パーマークもはっきりとした大滝村本流独特のものです。

5月19日
荒川本流C&R区間(久那橋付近)

今週の荒川本流C&R区間久那橋付近は、日によって、大型のカゲロウ類の猛烈なハッチがあり、緩い流れの場所で、ニジマスの良いライズがたくさんありました。
ライズは日没30分前くらいから本格化し、日没直後まで約1時間ほど続きました。
日没前のフライが視認できる時間帯は、ニジマスの補食に片寄りがあり、グリズリーキングやブラウンパラシュートなどの#21より小さいドライフライに、入れぐい状態でしたが、他のパターンには希にヒットしてくる程度でした。
その後、小さいドライフライが視認できなくなってくると同時に、このパターンへの反応が極端に悪くなり、#17程度の視認性が良いフライに反応をみせました。
このことは、ドライフライが見える時間帯には、小形のフライのみ補食している反面、見難くなるような時間帯になると大型のカゲロウ類のハッチが盛んになるとともに、小形のフライがニジマスに見つけ難くなることが主な要因と考えられます。
ここのところ、イワナのヒットが無くなった反面、流れの強いところでは、ヤマメの姿が見れるようになってきました。
ニジマスは30センチ前後のものが主になりますが、ヤマメは20センチ前後のものが主となっています。

5月12日
荒川本流C&R区間(久那橋付近)
神流川C&R区間(上野村役場付近)

今週は、週の半ばにまとまった雨があったため、増水を期待しましたが、河川流量は若干増えただけにとどまりました。

荒川本流C&R区間の久那橋付近は、週の初めは午後6時前から盛んにライズがあり、ニジマスのヒットがありましたが、週末はライズが午後6時30分以降となりました。
ヒットしてくる魚は、日没30分前くらいのフライが見やすい時間帯は、ほとんどがニジマスですが、日没近くになって、フライが見にくくなると、ヤマメやイワがヒットしだしてきます。
ニジマス、イワナは30センチ弱くらいの大型の物が多いですが、ヤマメは25センチ程度のものが主になっています。
ハッチしている水生昆虫は、日没1時間〜30分くらいまでは、フックサイズで24番より小さいミッジですが、日没直前は14番より大きいカゲロウ類も飛ぶようになります。
ヒットしやすいフライパターンは、16〜18番程度のパラシュートパターンがよく、またハックルは、クリーム系の明るい色に反応が良いようでした。

神流川C&R区間の上野村役場付近も水量は前週とほとんど変わりませんでした。
ここは、ヒットしてくる魚のほとんどが20〜25センチのヤマメです。
先週と比較するとヤマメの活性があきらかに下がっていて、日没1時間くらい前までは、単発ライズがあるものの、捕食している水生昆虫は、フックサイズで30番程度のミッジであり、ボディを細く巻いたCDCには希にヒットしてくるものの、食いが浅いためバレやすいです。
また、日没30分くらいになると大型のカゲロウ類のハッチが始まりますが、この時点でもフライを見切る傾向が強く、ヒットしにくい状況です。
しかし、日没直前になると、14〜18番程度の大きさならパターンに関係なくヒットするようになってきます。
ライズは午後7時20分くらいまで続きますが、フライが見えて釣りになるのは7時くらいまでです。

5月5日
荒川本流影森C&R区間(影森グランド付近、久那橋付近)
中津川(鶉平付近)
荒川本流(川又付近)
赤平川(吉田川合角ダム)
神流川C&R区間(上野村役場付近)
神流川(三岐地区付近)

今週の秩父地方は暖かい日が続き、水温も上昇してきした。

荒川本流影森C&R区間の影森グランド付近は、河川に重機を入れて、川筋を変えたようで、以前と渓相、ポイントとも若干変わったてしまったほか、ヤマメの数も若干減ってしまったようです。
ドライフライで勝負できる時間帯も日没前の約1時間に絞られます。
水生昆虫のハッチは大型のカゲロウ類が多く見られるようになったため、16〜20番程度のものなら、スタンダードパターンのみで十分楽しめます。
また、ヤマメは25センチを超えたものは丸々太っていて、体高もあり良いファイトをしてくれます。

荒川本流影森C&R区間の久那橋付近は、魚影が濃いため、釣り人が多く、休日は約100mの区間に20人くらい入ることもよくあります。
ここは、週の始めは、ヤマメが主でしたが、週末になって、ニジマス、ブラウン、イワナ等を放流したようで、ヤマメをヒットさせることが難しくなってしまいました。
サイズは20〜40センチくらいまでが主です。
水生昆虫は、夕方になると小形のミッジから大型のカゲロウまで多種のものが猛烈にハッチしていますが、午後6時くらいまでは、ドライの場合ミッジ類でないと反応が悪く、6時を過ぎると逆に20番より小さいフライには反応が悪くなってしまいます。
また、ここの大型の魚には背骨が変型したものがいるほか、鮎の稚魚や雑多な種類のマス類のヒットしてくるため、管理釣場のような状態で面白みに欠けるようになってしまいました。

中津川下流域は雨が少ない他、上流の取水堰堤で水を取ってしまっているため、水が少なく川底が汚くなっています。
鶉平地区では、ヤマメの姿が所々で見られますが、水量が少ない影響で反応が悪く、入ってもあまりおもしろくありません。
また、釣り人も多く入っているようでした。

荒川本流の川又付近の入川・滝川合流点の堰堤付近は、魚影は薄いようでほとんどライズはみれませんでした。
ここの堰堤は上流の水をほぼ全量取水してしまっていて、下流にはわずかしか流れていませんが、ここでは小形のヤマメの単発のライズが見れました。

赤平川支流の吉田川上流部の合角ダムは満水になっていて、日尾グランド付近までダム湖が広がっています。
ヤマメもわずかながらいるようですが、何者かが放流したブラックバスによりフライによりヤマメを狙えるような状態ではありませんでした。
また、流れ込み付近はウグイが大量にいることもやる気を無くさせます。

神流川C&R区間の上野村役場付近は、今週もベストコンディションといえる状況が続いており、ヒットしてくる魚は全てヤマメのため、気分よくフライフィッシングが楽しめます。
フライパターンは、午後6時以前は20番より小さいものに反応が良く、日没直前になるとヤマメがフライを見つけやすい大きさの16番程度のものが良いようです。ここもフライパターンにあまりこだわることなく、スタンダードパターンのみで十分です。

神流川上流部の三岐地区付近は、水量が少なく、魚影も薄いようです。
ヤマメのサイズも20センチを超えるものが少ないので、梅雨入りし水量が増えてからが良いのではないかと思っています。



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