Fly&Lure Fishing in Chichibu

秩父のヤマメとイワナ


水量が増加した神流川C&R区間(2002.7.2)

イブニングパラダイス 

2002年7月


7月28日
荒川本流(大滝村役場付近)
荒川本流影森C&R区間(久那橋付近)

今週は梅雨があけ、天候も安定してきました。
荒川本流の大滝村役場付近は、上旬の台風以来、増水傾向が続いています。
しかし、台風と水温の上昇の影響により、水生昆虫のハッチが極端に少なくなり、日没前のライズはほとんどがウグイとなっています。
日没後は、ヤマメのライズが単発でありますが、状況はあまり良いとは言えません。
フライは、16番より大きいものを使わないとウグイの猛襲を浴びますので注意が必要です。

荒川本流影森C&R区間の久那橋付近は、上旬の台風以後ヤマメやニジマスの姿がめっきり減ってしいました。
水生昆虫のハッチは、たいへん少なく、ヤマメ等のライズも数えられる程度しか確認できません。
また、ここのポイントはすぐ近くにキャンプ場があるので、夏になり客が多いため、落ち着いた釣りができないのも難点となっています。

7月21日
荒川本流影森C&R区間(久那橋付近)
荒川支流入川(川俣地区付近)
神流川C&R区間(上野村役場付近)

今週の荒川本流影森C&R区間の久那橋付近付近では、浦山ダムが台風の影響による放水を続けていて、浦山川はまだ濁流のままです。
この濁りや増水の影響により、水生昆虫のハッチはほとんどなく、ヤマメやニジマスのライズも全くありませんでした。

荒川上流部の支流入川の大滝川俣地区付近では、台風の影響による増水は続いているものの、濁りは全くなく、水生昆虫のハッチもまばらながら見れるようになってきました。
ここのヤマメは、比較的小さいサイズや稚魚が多いようです。
水生昆虫のハッチやヤマメのライズが始まるのは午後7時前後から約30分ほどで、あまり大きな水生昆虫はいないため、17〜21番程度のドライフライに反応が良いようでした。

神流川C&R区間の上野村役場付近も台風の影響がまだ残り、増水しているほか、川の流れも若干変わってしまいました。
水生昆虫のハッチは、午後7時頃に多くなり、ストーンフライのハッチが中心となっています。
ヤマメのライズも午後6時30分ころから日没までが多くなっています。
フライパターンは、16〜20番程度のパラシュートパターンやエルクヘヤーパターンに反応が良いようですが、ヤマメは台風以前と比較して、数がかなり少なくなっています。
また、近頃はウグイの活性が非常に高くなってきています。

7月13日
荒川本流影森C&R区間(久那橋付近)
神流川C&R区間(上野村役場付近)
神流川上流(三俣地区付近)

荒川本流影森C&R区間の久那橋付近は、台風による増水のため、週末になっても、濁流のままで、釣りができる状況にありません。
16日にも次の台風が来そうな状況ですので、次の週末も厳しいものと思われます。

神流川C&R区間の上野村役場付近についても、台風による増水と濁流のため、次の週末も厳しいと思われます。
神流川本流の上流部は、C&R区間から5キロほど上流の上野村楢原地区より上流は、濁りが薄くなっています。
ここからさらに数キロ上流の三俣地区で、神流川本流、北の沢、中の沢が合流します。
ここでは、増水はしているものの、濁りはほとんどなく、ヤマメの稚魚が泳いでいる姿が確認できるほどです。
しかし、水性昆虫のハッチはほとんどなく、ライズやヒットしてくるヤマメも10センチ以下のものだけで、成魚は全く確認できませんでした。

7月7日
荒川本流C&R区間(久那橋付近)
神流川C&R区間(上野村役場付近)

今週の荒川本流C&R区間の久那橋付近は、浦山ダムの放水が先週止まったことにより、水量が安定し、水生昆虫のハッチがみられるようになりました。
夕方の早い時間はミッジのハッチが主ですが、日没前後にはカディスやカゲロウ類のハッチがみられました。
ヤマメやニジマスのライズは、午後6時頃から次第に多くなり、日没時に最高潮になります。
先週より前は、ニジマスのヒットが多く、ヤマメは希でしたが、今週はヤマメの方が多くなってきました。
ニジマスは25〜30センチクラスが多く、ヤマメは20センチ前後のものが多いようです。
フライパターンは17〜21番のブラウンパラシュートが良いようでしたが、食いが浅くフッキングが悪いため、フライのテールは標準より若干短めが良いようです。

神流川C&R区間の上野村役場付近は、先週からの雨により、若干増水し、ヤマメの活性が上がったため、夕方の比較的早い時間帯からヒットしてくるようになりました。
水生昆虫のハッチは、午後7時以前はミッジ類が多いですが、日没前後にはカディスやカゲロウ類のハッチも見れました。
ここでのフライパターンは、16〜21番のエルクへヤーやパラシュートパターンが良いようでした。
ここでは、ヒットしてくる魚の大部分がヤマメですが、最近は下回りのヒレが白く傷付いている他は、魚体がきれいになってきました。



神流川C&R区間の平均的なサイズのヤマメ
(#21エルクへヤーカディス・2002.7.2




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