Fly&Lure Fishing in Chichibu

秩父のヤマメとイワナ



入川・夕暮キャンプ場付近(2002年7月)

イブニングパラダイス 

2002年8月


8月25日
荒川支流中津川(鶉平付近)
神流川C&R区間(上野村役場付近)

荒川本流は、大滝村落合地区より下流が先週の台風の大雨により川の濁りが入っています。
しかし、支流の中津川は、水量が多いものの、濁りはほとんどありませんでした。
しかし、水生昆虫のハッチは、夕刻にカゲロウ類やストーンフライがわずかに飛ぶ程度で、ヤマメのハッチも単発でした。
ヤマメは、ほとんどが大きな渕にいて、活性が低く釣り難い状況でした。
反面、ウグイの活性が高く、20番程度の小さいフライだとウグイばかりヒットしてしまします。

神流川C&R区間の上野村役場付近は、台風前と比較してヤマメの数があきらかに減ってしまいました。
また、活性もあまり高くなく、フライへの反応は見せるものの、ヒットし難い状況でした。
ここでも、ウグイの活性が高く、ポイントにヤマメと混在しているため、さらにヤマメが釣り難くなっています。

8月18日
荒川本流(落合地区付近)
神流川C&R区間(上野村役場付近)

今週の荒川本流は、水量が平水位に戻りました。
これは、二瀬ダムの放水が止まったものによると思われます。
落合地区付近では、先週は流れの緩いところでの夕方早い時間のライズが見られたのとはうって変わり、今週は、日没直前のみに比較的流れの速い場所でのライズがほとんどとなっていました。
ハッチしている水生昆虫は、明るいうちはミッジがメインで、日没直前になるとカゲロウ類が増えてきます。
この付近では、水温が比較的高いため、ヤマメとウグイが混ざってライズしていて、ウグイがヒットすることが多くなっています。

神流川C&R区間の上野村役場付近には、台風13号の雨が降り始めたところの、まだ水量が増加する前に入りました。
小降りの雨の中、ヤマメは午後5時前からライズを始め、午後6時30分ころまで続きました。
先週と比較して、ヤマメの活性は高く、比較的大きめと思われる、17番前後のエルクヘヤーカディスやブラウンパラシュートに簡単にヒットしてきました。
地元では、大雨が来る直前には、ヤマメやイワナがよく釣れると昔から言われていますが、これは魚が気圧や水温、気温等から台風等大雨による大増水を予測し、増水後は水生昆虫類が流されてしまうことにより餌が無くなるために前もって食いだめするからではないかと思います。

8月11日
神流川C&R区間(上野村役場付近)
荒川本流(大滝村落合地区付近)
荒川本流影森C&R区間(久那橋付近)

神流川C&R区間の上野村役場付近は、水量が減ってきて平水位に戻り、水温が上昇してきました。
しかし、ガガンボを中心とした水生昆虫類は、夕方早いうちからハッチしているため、午後5時くらいからヤマメのライズが見られました。
フライパターンは、CDCカディス21番やグリフィスナット18番、エルクヘヤカディス19番等に反応が良いようでした。
ヤマメは、流れの強いところの物の方が反応が良く、緩い流れのなかのヤマメは水底に潜ったまま浮いてきません。
また、引きが以前より弱くなっているのは、水温の影響かと思います。

荒川本流の大滝村落合地区付近は、水量がやや多めですが、これは二瀬ダムの放水と思われます。
しかし、濁りは全くなく、午後5時頃からヤマメはライズを始めています。
午後6時頃までは、ミッジのハッチが多いですが、日没近くなるとカディスやカゲロウ類のハッチが単発であります。
フライパターンは、CDCミッジ24番やエルクヘヤカディス21番等に比較的反応が良いようでした。
また、時間的には日没前後より午後5〜6時の方が良いようでした。

荒川本流影森C&R区間の久那橋付近は、すぐ近くにキャンプ場があるため、河原で水遊びをしている人が多く、午後6時過ぎにならないと、釣りができません。
ここでも、ニジマスやヤマメのライズが午後5時頃から始ります。
しかし、マス類のライズは単発で、ヒットしてくるのはウグイが多くなっています。
このウグイは10〜15センチと小形ですが、活性が高く、エルクヘヤカディス18番くらいですと簡単に飲み込まれてしまいます。
水生昆虫のハッチは、夕刻になると初めにミッジ類がハッチを始め、日没前後では、カディス、ストーンフライ、大小のカゲロウ類といろいろなのものが飛ぶようになります。
なお、浦山川合流点付近の水温は、夕刻でも、荒川本流で22度近くにまであり、浦山川でも18度前後であるため、マス類の釣りには厳しいかもしれません。

8月4日
荒川本流影森C&R区間(久那橋付近)

荒川本流影森C&R区間の久那橋付近では、浦山ダムの放水が少なくなり、濁りもほとんどなくなってきました。
しかし、荒川本流、浦山川とも水温はかなり上がってきていて、水生昆虫のハッチはほとんどなく、ヤマメやニジマスのライズも日没前後に数回見られる程度で、フライへ反応するのはウグイばかりとなっています。
このポイントは、水生昆虫のハッチが復活するか、水温が下がるかしないと厳しいかもしれません。




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