Fly&Lure Fishing in Chichibu

秩父のヤマメとイワナ



神流川C&R区間上野村役場付近(2002年9月8日)

イブニングパラダイス 

2002年9月


9月30日
荒川本流(大滝村強石地区付近、落合地区付近、三十槌地区付近、)

秩父地域の荒川上流部の今週は、雨が時々ふりましたが、濁りは全く入りませんでした。

大滝村最下流の強石地区には、発電用取水堰堤がありこの周辺がヤマメなどのポイントとなっています。
堰堤上下の渕は、20センチ前後の小形のヤマメの泳いでいる姿は、見えましたが、水生昆虫のハッチが少なく、ヤマメは水底に潜ったままで、ライズは全くありませんでした。
しかし、ここの下流では、大渕にライズするヤマメが確認できました。
反応を見せたフライは、タンのCDCミッジ#24のみで、キャスティングスペースが取れない等ヒットさせるには厳しい状況でした。

落合地区では、相変わらずヤマメとウグイが混在したライズが続いています。
ハッチしている水生昆虫は、ミッジ類とカゲロウ類が中心になりますが、ほぼ1日中ハッチしているミッジに対し、カゲロウ類は、午後4時から日没までの間に集中します。
ヤマメのライズは、カゲロウ類のハッチにあわせ始まりますが、ヒットしてくるフライは、実際にハッチし飛んでいるカゲロウより小さいものがよく、パターンは、CDCミッジ#21〜24、エルクへヤーカディス#21、ブラウンパラシュート#21等でした。

落合地区のやや上流の三十槌地区付近は、比較的魚影が濃い場所ですが、今週は、20センチ程度のヤマメが水底ちらほら見れる程度で、夕刻までは居ませんでしたが、活性は低く、ライズもほとんど無い状態でした。
日没まで粘れば、若干活性があがり、2〜3匹はキャッチできるものと思われます。

9月30日をもって、秩父地域の荒川上流部は禁漁になりますが、シーズンを通して大滝村は、ヤマメの魚影が例年より若干濃くなっていると思われます。
これは、下流の秩父市影森地区にC&R区間ができたことにより、入渓者が減ったことによると思われます。
また、神流川のC&R区間についても、遊魚者が減ったようですが、これも影森地区C&R区間の影響かと思われます。
なお、10月1日から翌年2月末日まで、影森地区よりさらに下流の秩父市黒谷地区にて、ニジマスのC&R区間ができます。
ただ、明日に台風が来ることが予想されるため、実際に釣りができるのは週末からになると思われます。

9月23日
神流川C&R区間(上野村役場付近)
荒川本流(大滝村落合地区付近)

神流川は9月20日までで、禁漁となりました。
最終日は、天気がよく、水の透明度も高かったため、ヤマメの活性は低いのではないかと考えていましたが、夕方の4時前までは、ヤマメの出が渋かったものの、4時を過ぎるとぼつぼつとライズが見れるようになり、日没直前の午後6時頃には、猛烈なライズとなりました。
4時から5時までの間は、水生昆虫のハッチが小形のものが多かったため、フライパターンは、エルクへヤーカディス22番やCDCミッジ24番等に反応がよく、サイズも30センチ近いものも度々ヒットしてきました。
午後5時以降は、ライズが増え、水生昆虫のハッチが大型のものになりました。
ヒットしてくるヤマメ数は多くなってきたものの、サイズは25センチ以下のものが中心になりました。

荒川本流上流部は、9月30日までで禁漁になります。
大滝村落合地区付近では、先週と同様に、瀬ではヤマメの姿はほとんど見られず、流れのある渕に集まっていると思われます。
ここでは、ヤマメの活性が一番高い時間帯は、午後4時〜午後5時30分くらいの間までとなっていて、日没直前になると水生昆虫のハッチは多くなるもののライズの数はかなり減ってしまします。
ここでも、反応の良いフライは、神流川同様にエルクへヤーカディス22番やCDCミッジ24番等のようでした。
ただ、渕でヤマメのヒットを待つことになるため、リーダーの長さティペットも含めては20ftほどあった方がよく、またティペットも渓流糸の0.15号等細いものを4ftほど使うと良いと思います。


神流川のヤマメ(2002.9.20 エルクへヤーカディス#22 27cm)

9月15日
荒川本流(大滝村落合地区付近)

今週も、ぐずついた日が続き、気温、水温とも下がってきました。
荒川本流は、雨の日が多かったにも関わらず、水量は少なめで、二瀬ダムの放水はありません。
大滝村落合地区付近では、先月は瀬にヤマメの姿が見れましたが、現在はその数は、少なくライズはウグイが多いようです。
ヤマメは渕に集まっているようで、夕方5時くらいらいから時々ライズを見せています。
カゲロウ類のハッチもほぼこの頃に集中するようです。
ハッチするカゲロウ類の大きさと比較して、反応の良いフライは小形で、エルクヘヤカディスの20番より小さいものや、CDCミッジの24番程度の大きさでした。
ヤマメは秋を迎え、サイズが大きくなってきていますが、同時に色が黒ずみ始めています。

9月8日
荒川本流影森C&R区間(久那橋付近)
神流川C&R区間(上野村役場付近)

秩父地方は、ここのところ天気が不順で、雨の日が多くなっています。
荒川本流影森C&R区間の久那橋付近では、本流の水量はあまり多くないものの、浦山川は、ダムからの放水により水量が多くなっています。
しかしながら、ここでは、ヤマメやニジマスのライズはほとんどなく、ウグイばかりのようです。
水生昆虫のハッチもあまり見れませんでした。
神流川C&R区間の上野村役場付近は、ここのところの雨により、水量が増えてきていて、若干の濁りもあります。
ここでは、夕方5時頃から、水生昆虫のハッチが始まり、それに併せて、少ないながらもヤマメのライズが見れるようになります。
先週と比較して、濁りが若干ある関係で、ヤマメのフライに対するセレクトが甘くなっていて、この時間からでもエルクヘヤーカディス19番程度のものにヒットしてきました。
ただ、先週と同様にヤマメの活性はあまり高くないので、慎重なポイント選びと繊細なキャスティングテクニックやフライコントロールが必要になっています。

9月1日

神流川C&R区間(上野村役場付近)

ここのところ、天気が良いため、神流川は水量が減ってきて、水温も高くなってきました。
水生昆虫のハッチは、夕方5時くらいから始まり、最初はミッジのみですが、太陽の位置が下がるにしたがい、大きな虫のハッチが始まり、日没直前には、フックサイズで14番程度のカゲロウ類やカディス類のハッチもあります。
午後5時から6時までの間は、ヤマメは水面近くに上がってはくるものの、CDCミッジ24番等の小型のフライでないとヒットが難しいですが、午後6時を過ぎるとエルクヘヤーカディス19番程度でもヒットするようになってきます。
ただし、水温が高い影響で、ヤマメの活性はあまり高くありませんので、注意深くフライをキャストする必要があるのはいうまでもありません。




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