Fly&Lure Fishing in Chichibu
秩父のヤマメとイワナ


神流川C&R区間・上野村役場付近(2003.3.2)

イブニング・パラダイス 

2003年3〜4月

神流川C&R区間上野村役場前ライブカメラ


4月27日
入川(大滝村川又地区付近)
神流川C&R区間(上野村役場付近)

入川は、川又地区で滝川と合流しますが、ここから約1km上流に管理釣馬があり、ここから落ちてくるニジマスやヤマメで比較的魚影が濃い場所です。
現在の入川の状況は、水量は申し分ないところですが、ヒットしてくるヤマメのサイズが非常に小さく、稚魚ばかりとなっています。
ここは、今後の管理釣場の放流にかかっていると思われます。

神流川C&R区間の上野村役場付近は、今月に入ってから水量が多い状況が続いていて、平水位より10から20センチは深くなっていると思われます。
ヤマメのヒットするポイントもいつもより流れが緩い場所が良いようです。
フライパターンは、ドライの場合、CDCミッジ#21〜24が良いようで、先週までは良かった、エルクヘヤーカディス#19〜21は厳しいようでした。

入川下流部(キャンプ場付近)

4月20日
荒川本流(三十槌地区、落合地区付近)

今週も荒川本流は平水位より増水しています。
荒川本流と中津川の合流点である落合地区は、中津川の水量は多くないものの、本流の水量が多く、水性昆虫のハッチはあまり見れなく、ヤマメのライズはほとんどありませんでした。
合流点のわずか上流にある堰堤の上の流れが緩いところで、ミッジを捕食するヤマメの姿がみれましたが、活性はあまり高くなく、サイズも20センチ前後と小振りです。

三十槌地区は落合地区から約1km上流にあります。
ここは川を逆のぼっていくと二段の堰堤がありますが、増水によりここまで上るのは難しい状況でした。
途中、いくつかの良いポイントがあり、姿が良いヤマメがヒットしてきます。
今週は水量が多いことから、水性昆虫のハッチは少なく、ライズもあまりありませんでした。
ニンフ等には若干の反応がありあますが、ヒットしてくるヤマメは今春放流した20センチクラスのものが主でした。

荒川本流三十槌地区

荒川本流・大血川出合

4月13日
神流川(C&R区間・蛇木滝付近)
神流川(三俣地区付近)
神流川(C&R区間・上野村役場付近)

今週の神流川も先々週からの増水が続いていて、以前より10センチ以上水位が上がり、流れがたいへん速くなっています。また、若干の濁りも入っています。

神流川C&R区間は、上野村役場付近と数キロ下流の蛇木滝付近の2カ所が設定されています。
蛇木滝付近は、川が人家から離れているため、ヤマメをキープしてしまう人が多いようで、魚影はあまり濃くありませんでした。
また、今週も餌釣りでキープしている人を見かけました。
ヤマメの様子ですが、カゲロウ等水生昆虫のハッチは見れるものの、水量が多く流速が早いことから、ライズはほとんど見られませんでした。
フライは、ドライ、ウエット・ニンフとも全く反応はありませんでしたが、餌釣師の人が数は少ないながらもヒットさせていたところから、ヤマメが全くいないということは無いようです。

神流川上流部の三俣地区では、地名のとおり、神流川本流と中ノ沢、北ノ沢の3本が合流します。
本流は日航機が墜落した御巣鷹の尾根方面から流れてきていて、中ノ沢は長野県境のぶどう峠方面から流れてきます。北ノ沢は、三俣地区の北側の山から流れてくる沢で3本のうち一番水量が少なくなっています。
この三俣地区周辺も平水時より、大幅に水量が多くなっていて、フライには厳しい状況でした。
水生昆虫のハッチはまだ少なく、ヤマメのライズもみれませんでした。しかし、ときおり小型のヤマメがエルクヘヤー#21に反応してきますので、全くいないことは無く、水温の上昇とともに状況が良くなってくるのではないかと期待しています。

神流川C&R区間の上野村役場付近は、日中ヤマメはほとんどライズしませんが、夕刻5時を過ぎるとライズを始めるようになります。
特に日没直前は、ドライフライに良く反応するようになってきました。水量がい多いこと、若干の濁りが入っていることから、通常使用する19〜21番より大きめの16〜17番のドライフライが良いようでした。フライパターンはエルクヘヤーカディスやブラウンパラシュートに良い反応を見せました。

神流川C&R区間・蛇木滝 4/13

神流川三俣地区 4/13

4月6日
荒川本流影森C&R区間・久那橋付近

荒川本流影森C&R区間の久那橋付近は、ヤマメの魚影がかなり少なくなっている他、フライへの反応もあまりよくありません。
カワウよけに竹がポイントに沈めてありますが、竹の周辺にいるのは、ウグイがほとんどで、ヤマメはごくまれです。
僅かにあるヤマメのライズもミッジ(イマージャ)へのものがほとんどなため、ウグイがヒットしてしまい難しい状況になっています。
ここのポイントは、今後とも昨年ほどは期待できないと考えています。

3月30日
荒川本流(大滝村落合地区付近)
荒川支流赤平川(田ノ頭ダム付近)
神流川C&R区間(上野村役場付近)

荒川本流の大滝村落合地区付近は、先週のヤマメ放流により魚影が濃くなっていました。
水星昆虫は、ミッジ類の外、カゲロウ類も見れるようになりましたが、まだライズは少なくドライフライには厳しいようです。
フライパターンは、ミッジやストリーマーなど、沈系のものとなってきます。
ここの放流ヤマメのサイズは20センチ前後が中心になります。
また、まにヒットしてくる冬越えヤマメは3月上旬にはサビていましたが、最近は本来の色に近づきつつあり、だんだん青緑色の魚体になってきました。

荒川支流の赤平川は、皆野町で荒川に合流する水系で最も大きな支流です。
赤平川本流上流部の田ノ頭ダムは、農業用水取水のため設置されています。
このダム湖の大きさは、長さ約200m、幅約100mと小規模ですが、ヤマメが放流されていて、大きなサイズのものもヒットすることがあります。
現在の状況は、ミッジ等水星昆虫のハッチはありますが、ライズはダム湖上流川の中央部で単発にある程度でした。また、10から15センチ程度のヤマメは見えましたが、それより大型のものは確認できなかったため、まだ湖底に潜っていると予想されます。

神流川C&R区間の上野村役場付近は、先週とうって変わって、ライズがかなり減ってしましまいた。
これは、水量が大幅に増え、水温が下がってしまったことによると思います。
このような状況の中でも、夕刻には若干のライズが見られ、グリフィスナットにはそこそこの反応を見せてくれました。

荒川本流の冬越しヤマメ

赤平川田ノ頭ダム

3月23日
荒川本流影森C&R区間(久那橋付近)
神流川C&R区間(上野村役場付近)

荒川本流影森C&R区間の久那橋付近は、ヤマメの放流を行ったもようで、以前より魚影が濃くなっていました。
水星昆虫のハッチもミッジを中心に多く見られています。
しかしながら、ライズはほとんどなく、魚はまだ沈んでいて、活性が低いようでした。
ドライフライには全く反応はないものの、ハーズイヤー等のニンフやストリーマー等沈系フライには若干の反応をみせました。

神流川C&R区間の上野村役場付近は、イブニングライズが盛んになってきました。
水星昆虫は、ミッジや小型のカゲロウ類は日中からハッチをしていますが、ヤマメのライズは少なく、夕刻になってからが本番になります。
フライパターンは21番前後のグリフィスナットが反応が良いようでした。
なお、ヤマメのサイズは、20センチ前後のものがヒットすることが多いようです。

3月16日
荒川本流影森C&R区間(久那橋付近)
神流川C&R区間(上野村役場付近)

荒川本流影森C&R区間の久那橋付近は、魚影が大変すくなくなってしまいました。
一説には、違法な方法で魚が取られてしまったという話もありますが、実際は川鵜の被害かと思われます。
川鵜の魚を取るところは見事というほかありません。
川鵜はほとんどの場合早朝に、魚のいるポイントを上下2組に分かれて、双方から魚を追い立て、魚の居場所を小さくしたあと、一網打尽に飲み込み食べ尽くしてしまいます。
居場所が無くなった魚は、岸に飛び上がって川に戻れなくなってしまうこともあります。
秩父漁協では、川鵜よけを設置したのち、21日にヤマメ等を再放流するようです。
現在の久那橋付近では、一部のポイントでイワナの姿が見れますが、水中深く潜っている場合が多く、ミッジのハッチはありますが、フライへの反応はあまりよくありません。

神流川C&R区間の上野村役場付近では、今週はたいへん多くの釣り人でにぎわっていました。
ミッジ等水生昆虫のハッチも多くなり、ヤマメのライズも多くなってきました。
ヤマメはニンフでもボツボツとヒットしてきますが、ドライミッジがたいへん面白くなってきました。
フックサイズは21〜26番、デッドドリフトよりも多少のアクションをかけた方が反応が良いようです。
ただし、ドライミッジの場合、日が高いうちは、ライズがあっても10〜15センチの小さいものが多く、20センチを超えるサイズが釣りやすくなるのは夕刻になってからです。
なお、上野村ではC&R区間前にライブカメラを設置しました。
釣りに行く前に参考にしていただくと良いとおもいます。

URLは以下のとおりです。
http://www.uenomura.ne.jp/cam/

3月9日
荒川本流影森C&R区間(久那橋〜影森グランド)
荒川本流(大滝村川俣付近)
中津川(大滝村鶉平付近)

荒川本流影森C&R区間(久那橋付近)

荒川本流(川俣付近)

中津川(鶉平付近)

今週の荒川本流影森C&R区間は、金曜日の雪の影響で若干の濁りが入り、水温も低い状態でした。
しかし、ミッジのハッチがわずかにあり、単発のライズも見れました。
このような時、一般的には、ニンフ等沈系フライが良いと思われますが、これよりもCDCドライミッジの方が反応が良いようでした。
フックサイズは21〜24番で、ナチュラルドリフトさせないで、アクションをかけた方が良いと思われました。
ヒットしてくる魚は、ヤマメ2割、イワナ8割な比率でした。

入川と滝川が合流する大滝村川俣地区は、ミッジのハッチは見れるものの、ヤマメやイワナの姿は全く見られず、魚はまだ深く潜ってしまっているような感じでした。
また、ここはまだ雪が多いため、フエルトソールのブーツでは滑って危険だと思います。

中津川の鶉平地区も河原には多くの雪が残っていた他、上流のダム工事の影響と思われる薄い濁りが残っていました。
ここは、月初に放流したヤマメがまだかたまっていて、魚がいるところと、いないところがはっきり別れていました。
いる場所についてもハッチは全くなく、ニンフ、ストリーマー以外全く反応を見せませんでした。
ここのヤマメは、見るからに放流したての様子がうかがえ、20センチ程度のサイズの割りに引きは弱いものでした。

影森C&R区間久那橋付近のイワナ(18cm、CDC#24)

3月2日
荒川本流ニジマスC&R区間(西ノ渕付近・2/28まで)
荒川本流(落合地区付近)
神流川C&R区間(上野村役場付近)

荒川本流ニジマスC&R区間は2/28まで終了しました。
ここは、2月中旬以降、ミッジのハッチがたいへん多くなり、ニジマスのライズも増えてきましたが、餌が多くなったがために、ドライミッジでは非常に厳しくなってしまいました。
水面は、ミッジの抜け殻が一面にあるような状況で風の吹き寄せる場所は抜け殻で隙間もない程でした。
そのような状況なのでフライパターンは、グリズリーナット24〜26番、CDCミッジ26〜28番を使用しても、完全なドライフライとして使うのではなく、水面直下を流した方が効果があるようでした。

3月になり、荒川の渓流域と神流川が解禁となりました。

荒川本流の落合地区付近は、ヤマメが放流されたようです。
サイズは15〜20センチ前後のものが多く、まだ茶色っぽい体色をしています。
ミッジのハッチはあるものの、ライズは全くないため、ヒットさせるには、沈系フライが良いようでした。
ハーズイヤーニンフ(#14〜16)やストリーマー系のフライには時々ヒットしてきました。
放流したてのため、沈系ミッジはまだ厳しいようです。
また、時々ヒットしてくる冬超しの半野物ヤマメもヒレの張りは美しいものの、まだ茶色っぽくサビが抜けていないため、引きは弱々しいものでした。

神流川C&R区間の上野村役場付近は、水温は低いもののミッジのハッチが多くあります。
しかし、ライズは単発で少なく、ドライフライには全く反応しないため、まだ沈系フライが良いと思われます。
ここでは、沈系フライをいろいろ試しましたが、反応が良いのはやはりハーズイヤーニンフ(#14〜16)を底付きするような深さを流し場合でした。また派手なアクションのストリーマーもそこそこ良いようです。
ヤマメのサイズは、20センチ前後のものが多く、引きも弱々しいです。体色は鈍い青白色で、ヤマメ特有の透明感のあるコバルト色にはなっていません。


神流川上野村役場付近のヤマメ(18cm・ハーズイヤーニンフ#15)




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