Fly&Lure Fishing in Chichibu
秩父のヤマメとイワナ


荒川本流・中津川合流付近(2003.5.10)

イブニング・パラダイス 

2003年5〜6月

神流川C&R区間上野村役場前ライブカメラ


6月29日

荒川本流影森C&R区間(久那橋付近)
荒川本流(大滝温泉付近)

秩父地域は梅雨になり雨は時々降っていますが、荒川本流の水量は少なめとなっています。
荒川本流影森C&R区間の久那橋付近は、本流の水量は少ないものの、浦山ダムからの放水により、浦山川出合から下流は水量がかなり多い状況です。
ここのヤマメは、深場よりも瀬にでていることが多くなっています。
水生昆虫のハッチは先週より少なめで、ライズも日没直前に集中し、その他の時間帯ではあまりありません。
比較的反応のよいドライフライは、暗色系グリフィスナット等で#19より小さめのものが良く、日没直前のフライが見えなくなるよう時間帯になると、ブラウンパラシュート等の#16でもヒットするようになってきます。
なお、ここは若干ながらイワナもまだいるようで、ヤマメのポイントより流れが緩い場所についています。
フライパターンはヤマメと同じもので良いと思いいます。
ヤマメのサイズは、20〜25センチで丸々太っていますが、養殖魚そのものであまり綺麗な体ではありません。
イワナのサイズもヤマメとほぼ同様です。

荒川本流の大滝温泉付近は、瀬や淵が繰り返しあり、そこそこの渓相を見せています。
ここは、駐車場が良く、しかも川原に降りやすいため、入る人が多いため、春先の放流後はヤマメの姿が多く見れましたが、現在は魚影はかなり薄くなってしまいました。
夕刻に見られるライズも単発で、ライズを狙っての釣りは難しいようです。
狙い目は、瀬の石裏等の適水勢のポイントを丹念にキャストすることが良いようです。
フライパターンは、ヤマメが見つけやすく、かつ見切られない大きさのものが必要で、16から19番程度の大きさの明色系ドライフライに反応が良いようでした。
ここのヤマメは、流れの中で育っているため、魚体は綺麗なものが多いですが、ヤマメの絶対数が少ないという難点があります。

荒川本流大滝温泉前(2003.6.28)

6月22日

荒川本流影森C&R区間(久那橋付近)
神流川C&R区間(上野村役場付近)

荒川本流影森C&R区間の久那橋付近では、相変わらず浦山ダムの放水が続いています。
しかし、水生昆虫のハッチは先週より増えてきました。
やはり、夕方の早い時間はミッジが主で、日没直前にカゲロウ類が飛びだすというパターンです。
しかし、ヤマメは日没直前になっても、カゲロウパターンのドライフライへの反応が悪く、ヒットし易いのはCDCミッジやグリフィスナットの#21より小さいサイズのものでした。
最近はここのヤマメも以前より若干大きくなっていて、25センチクラスのものも出るようになってきました。
なお、ここのポイントでは、鮎の友釣りをする人が多くなってきました。

神流川C&R区間の上野村役場付近は、以前と比べて水量が減ってきていて、平水位に近づきつつあります。
ヤマメのライズは、夕方5時くらいからぽつぽつと見られるようになり、日没直前になるとその数が増えてきます。
ヒットしやすいフライパターンは、夕方早い時間は、グリフィスナットの#21より小さいものがよく、日没直前は、パラシュート等のカゲロウパターン#16〜18が良いようでした。
ここのヤマメも成長していて、以前は20センチ前後のものが多かったですが、最近はアベレージサイズで2〜3センチ大きくなっているようです。
なお、ハッチしている水生昆虫は、ミッジの他、カゲロウ類は2種類いてフックサイズで20〜22番くらいな種類と16番程度の大きさのものに大別できるようです。


6月15日

荒川本流影森C&R区間(久那橋付近)
荒川本流大血川出合(大滝村)

荒川本流影森C&R区間の久那橋付近は、本流の水量は平水位ですが、浦山川はダムからの放水があるため、出合より下流の水量はかなり多くなっています。
水生昆虫のハッチは、先週より増えてきていて、かなり大型のカゲロウ類も飛んでいます。
ヤマメのライズは、淵より瀬の開きや瀬脇の流れが緩いところで多いようです。
しかし、ヤマメはスレてきていて、日没近くにならないとフライへの反応が悪く、ドライフライの場合CDCカディス21番あたりのサイズでも、口先で銜える程度であるため、フッキングはあまりよくありません。
なお、この付近にはイワナも若干ながら放流してあるようです。

荒川本流は、大滝村の大達原地区で大血川と合流します。
水生昆虫のハッチは、夕方早い時間がミッジが主で、日没直前になるとカゲロウ類が飛ぶようになります。
ヤマメのライズは、夕方の早い時間はミッジを捕食しているヤマメの稚魚が主ですが、日没直前になると、カゲロウ類を捕食する成魚が見られるようになります。
しかし、成魚ヤマメの数はあまり多くないため、ヒットさせるのは厳しいようです。
この出合付近には取水堰堤がありヤマメが付き易いポイントとなっています。
なお、大血川は、マムシ等ヘビの多い沢ですが、最近マムシをあまり見かけなくなりました。
地元の人の話では、イノシシが増えて、マムシを食べてしまうとのことでした。

荒川本流大滝温泉前(6月28日)

6月8日

荒川本流影森C&R区間(久那橋付近)
荒川本流(強石地区付近)
神流川C&R区間(上野村役場付近)

荒川本流の影森C&R区間の久那橋付近は、25日にヤマメ等の放流があった模様ですが、台風の影響による水量増加により魚影はあまり濃くなっていないようです。
また、同様に水量が増えたことにより流速が早くなり、ポイントは流れが比較的緩い場所に移っています。
ヤマメのライズは以前よりかなり減ってしまいましたが、日没直前にはポツポツと見られます。
ハッチしている水生昆虫についてもかなり減っていて、カゲロウ類は少なく、ミッジなど小型のものが多くなっています。
比較的反応が良いフライパターンは、ドライフライの場合、CDCミッジ21〜24番、いままで反応が良かった、エルクヘヤーは厳しいようでした。

荒川本流の強石地区付近は、現在は水量が多いため、渓相は良い状態になっています。
しかし、カゲロウ類のハッチのピークの時期を過ぎているため、ヤマメのライズは日没直前の極めて短い時間帯のみとなっていました。
フライパターンは、小型のミッジ等より、16から18番程度のものがよく、パラシュートパターンのブルーダンやグリズリー、クリーム色のハックルのものに反応を見せました。
ヤマメのサイズは、10センチ程度の稚魚が多いですが、20センチクラスのものも混じります。

神流川C&R区間の上野村役場付近は、まだ通常より水量が多い状況が続いています。
しかし、濁りはないためドライフライでも釣りやすくなっています。
淵のヤマメは、泳いでいる姿がよく見えるため、多くの釣り人がフライをキャストするため、スレてしまって釣り難くなっていますが、瀬に出ているヤマメは、フライをあまり選ばないためつりやすくなっています。
淵の場合は、日没直前にならないと釣り難く、フライパターンもCDCミッジ等24番前後で色もタンやグレーと見にくいパターンでないと厳しいです。
反面、瀬のヤマメは、ライズが無くても夕方早い時間から、フライをキャストすると反応を見せ、しかも16番程度の比較的大きいサイズのドライフライにも反応してきますので、バレも無くて釣りやすい状況でした。

荒川本流影森C&R区間浦山川出合
(
2003.6.2)

6月1日
荒川本流C&R区間(久那橋付近)

今週末は、台風の影響で雨になり増水し、濁流になってしまいました。
台風が来る前のウィークデイの状況は、5月中旬に放流したヤマメが多く残っていて、夕方早い時間からライズが始まっていました。
しかし、ヤマメがスレているほか、早い時間帯にハッチしている水生昆虫がミッジ等小型のものが多いため、使用するフライも21〜26番のCDCミッジでないと反応が悪い状況でした。
日没直前になると、大型のカゲロウ類がハッチを始めるようになり、エルクヘヤーカディス等の16番程度でも大丈夫になってきます。

5月25日
荒川本流C&R区間(久那橋付近)
荒川本流(大滝村強石地区付近、落合地区付近)


荒川本流C&R区間は、先週ヤマメとイワナを放流したため、魚影が濃くなりました。
久那橋付近では、浦山ダムが放水を始めたため、水量が多くなり、ポイントが下流の瀬に移ったようです。
ここでは、先週とうって変わって、水生昆虫のハッチが少なくなってしまい、夕方6時前後には、わずかに小型のカゲロウ類やミッジがハッチする程度でヤマメ等のライズは単発でした。
日没直前になり、大型のカゲロウ類のハッチが始まり、ヤマメのライズも短い時間ながら多くなりました。
この時のフライパターンは、20番以下だとヤマメがフライを見つけてくれないため、14番程度の大きいものが良いようでした。

荒川本流の大滝村と荒川村の境にある強石地区には、取水堰堤が作られていて、よいポイントになっています。
ヤマメ数は少ないもののサイズは、20センチ程度のものが中心となり、瀬に出ていることが多くなってきました。
ここでも、午後5時頃から、ものすごい数のカゲロウ類のハッチがあり、単発ながらライズが始まります。
ライズの始まりは、20番前後のブラウンパラシュートに10センチ程度の稚魚がヒットしてしまうことが時々ありますが、日没直前になると、16番前後のエルクヘヤー等にも反応を見せるようになります。

大滝村強石地区付近(2003.5.21)

5月18日
神流川C&R区間(上野村役場付近)
荒川本流C&R区間(久那橋付近)

秩父地域では、ここのところはっきりしない天気が続いてますが、雨量が多くないため、河川水量は増加していません。
神流川C&R区間は上野村役場付近は、水生昆虫のハッチが多く、ヤマメの活性が高くなっています。
ライズは、日が高いうちからボツボツとありますが、スレてきているため、ファーストキャストにしか反応はよくありません。
しかし、午後6時を過ぎると、水生昆虫のハッチが一段と多くなり、それに併せライズが増えてくるとともに、ヤマメはフライパターンをあまり選ばなくなってきます。
反応の良いパターンは、日が高い時は、CDCミッジ24〜26番ですが日没に近づくにつれ、サイズを大きくしてもヒットしてくるようになり、日没直前では、エルクヘヤーカディスやブラウンパラシュートの16番程度の大きさでも問題なくなります。
また、最近は水生昆虫が多くなってきたことによりヤマメが成長しサイズがだんだん大きくなってきていて、引きも強くなってきました。

荒川本流C&R区間の久那橋付近は、週の初めは、ヤマメ、イワナとも数はかなり少なくなっていました。
ヒットしてきたヤマメやイワナの胴体に大きな傷が付いていることから、このあたりの魚が川鵜に食べられてしまったのだと思われます。
しかし、水生昆虫のハッチが多量であるため、日が高いうちはライズがあるものの、かなり渋い状況ですが、日没直前になると、ヤマメのフライへの選別が甘くなり、また、ハッチしているカゲロウ類も大型なため、16番前後のエルクヘヤーカディスのみで十分楽しむことができます。

5月11日
荒川本流(大滝村落合地区・三十槌地区)
荒川本流影森C&R区間(久那橋付近)

荒川本流は、二瀬ダムの放水が止まっているため、水量がほぼ平年と同じようになってきました。
大滝村落合地区で荒川本流と中津川が合流しますが、この周辺は、ヤマメの放流量が多いことや下流に小さなダムがあることから、キープする人たちに釣られずに残ったヤマメがいます。
水生昆虫のハッチは、夕方の早い時間帯はミッジが多く、日没直前になるとカゲロウ類を中心とした大量のハ羽化があり、ヤマメのライズがあちこちで見られました。
やはりここでもかなりスレているため、20番より大きなフライへの反応が悪く、しかもミッジ等の小形のフライだとヤマメが見つけられないという厳しい状況でした。
比較的反応が良かったのは、21番のエルクへヤーカディスでした。
ヤマメのサイズは20センチ前後のものが多いようです。

落合地区より1kmほど上流の三十槌地区では、水生昆虫のハッチやライズは少ないものの、ヤマメは瀬にでているものが多く、流れの中を釣るため、補食の選別が甘くなっています。
フライパターンはスタンダードなものなら特別なものは必要なく、16番程度ものが流れの中でも良く見えるため使い易いようです。
ここでもヤマメは、この春に放流した、20センチ前後のものが中心になります。

荒川本流影森C&R区間の久那橋付近から下流は、今月2日にヤマメ等を放流したばかりなため、平日でも多くの人がフライロッドを振っています。
ここは、夕方比較的早い時間からカゲロウ類がハッチを始め、日没直前は、スーパーハッチの状態になります。
また、浅瀬ではニンフが大量に泳いでいるため、このハッチはしばらく続くのではないかと予想しています。
ヤマメのライズは、いたるところでありますが、川にいる人が多いため、非常にスレていて、20番より小さいドライフライでティペットも9X程度にしないと食いがよくありません。
フライパターンはCDCミッジが中心でした。

5月5日
浦山川(浦山ダム、山掴地区流込)
荒川本流影森C&R区間(影森クランド付近、久那橋付近)
神流川C&R区間(蛇木滝、上野村役場付近)


浦山川は、秩父市浦山地区の山掴で浦山ダムに流れ込みます。
浦山ダムのダム湖は、いろいろな場所から降りられます。
以前からブラックバスが放流されたとの話がありますが、今回はその姿は見れませんでした。
また、ヤマメも全くみれませんでした。
浦山川のダム流れ込みは、現在はダム水位が高いため、山掴地区上流の堰堤の所となっていmした。
ダム湖もこの周辺は透明度が高く、水深5mほどのところまで良く見えました。
水生昆虫は、ガガンボ類が多く、ライズが見れますが、ほとんどが20cm程度まで成長したウグイでヤマメの姿は全くみれませんでした。

荒川本流は、二瀬ダムの放水が止まったと見られ、影森地区でも4月中旬と比較して、20cmほども水位が下がっています。

影森C&R区間の影森クランド付近は、5月2日に約70kgほどヤマメやニジマスを放流したようです。
ヤマメ、ニジマスとも水量が少ないため、周囲と比較して深い所や石などで流れに変化があるところについているようです。
ヤマメは20センチ程度のサイズが多いようですが、ニジマスはかなり大きなものもいるようです。
また、50センチクラスのコイが泳いでいる姿も確認できました。
水生昆虫のハッチは多いですが、ライズはあまり多くなく、イブニングでないとドライフライには厳しいようです。
フライパターンは、21〜24番のCDCミッジ、19〜21番のエルクヘヤー・かディス、16〜20番のブラウン・パラシュートには時々反応を見せました。
ただ、ヤマメよりニジマスの方が活性が高いようです。

荒川本流影森C&R・影森グランド前

C&R区間の久那橋付近は、30kgほどのヤマメとイワナを放流したようです。
流れが比較的速い場所や瀬にヤマメがついていて、それより流れが緩く深いところにイワナがいるようです。
夕方になると多種のカゲロウ類やガガンボなどの水生昆虫のハッチが大量にあり、ライズも多くあります。
フライパターンは、夕方早い時間は、CDCミッジの21〜24番、日没近くなるとブラウンパラシュートの16〜18番が良いようでした。
なお、ここのイワナは、腹がオレンジ色で、ニッコウイワナ系です。

荒川本流影森C&Rのイワナ(22cm・CDCミッジ#21)

神流川も水量が減ってきて、ほぼ例年の平水位となっています。
蛇木滝付近は、水量が減ってきたことにより、ヤマメのついている場所が、滝壷に近くなり、両岸が切り立った岩場で、フライをキャストするには難しくなってしまいました。
フライパターンは、21番程度の小型のエルクヘヤーカディスが良いようですがライズはあまり多くなく、数多く釣るには厳しいようです。
ヤマメのサイズは20cm前後のものが多いようです。
また、ここは5月以降に大水が出ると下流から、擬似銀毛など大型のヤマメが遡上してくるので、今後を楽しみにしています。

上野村役場付近も水量が減ってきたため、泳いでいるヤマメの姿が確認しやすくなってきました。
水生昆虫のハッチもカゲロウ類を中心に、ガガンボなどが大量に飛び、ヤマメのライズが多く見られます。
ただ、ヤマメはスレてきていて、夕方の早い時間帯は、20番より大きいドライフライだと難しい状況です。
しかし、日没直前になると、16番前後のパラシュートパターンにも反応するようになります。
ヤマメのサイズは20センチクラスが中心で、流れが緩い場所より、石のある瀬や、流れが速い場所の方が釣りやすいようです。





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