Fly&Lure Fishing in Chichibu
秩父のヤマメとイワナ


神流川C&R区間のヤマメ
(2003.7.5)

イブニング・パラダイス
2003年7〜8月

神流川C&R区間上野村役場前ライブカメラ

8月24日

神流川C&R区間(上野村役場付近)
荒川本流影森C&R区間(久那橋付近)

神流川C&R区間の上野村役場付近は、やっと濁りが薄くなってきました。
しかし、増水し、濁流となっていたこと等により夕方になっても水生昆虫のハッチはほとんど無く、ライズもまばらででした。
日没直前になって、ヤマメのフライへの反応が見れるようになりましたが、それも回数は多くなく、ウグイがヒットすることのほうが多い状況でした。
ただし、ここもヤマメはサイズが大きくなってきていて、25センチオーバーとなったものもいるので、2〜3番ロッドによるライトタックルでのやり取りはたいへん面白くなってきました。

荒川本流影森C&R区間の久那橋付近は、ここのところ濁りがなくなってきていましたが、入渓した時が雷雨の直後だっため、濁りが入ってしまっていました。
ここのポイントは、8月になってヤマメの数はかなり減ってしまった他、水生昆虫のハッチも少ないため、ヤマメのライズはほとんど見れないような状況でした。
このポイントはこれからはヤマメをヒットさせることな非常に厳しいと思います。

8月17日

荒川本流(大滝村落合地区付近)

荒川本流、赤平川とも依然として濁流となっていまが、落合地区付近に大物狙いで入ってみました。
増水により本流も流れは急で立ち込めないため、岸からストリーマーをキャストしてみました。
フライではヤマメは、濁流のなかでも流れが緩く、浅めの場所に付いているもの以外を狙うことは厳しいようです。
このようなポイントはウグイが多く、ヤマメをヒットさせるのは難しい状況でしたが、ときどきストリーマを追う姿が確認できました。
数は少ないものの、通常は淵深く潜っている25〜30センチクラスのものも動きがでて、瀬に出ているようでした。
このの本流ヤマメは、体高があり胴回りの太、鰭が張り綺麗な魚体の固体でした。
ストリーマーのパターンによる反応の差はあまりなく、6〜8番の2X程度のサイズで、よく沈むものに反応が良いような感じでした。

増水し濁流の本流・中津川合流点
本流ヤマメ(大滝村落合地区・28cm)

8月10日

荒川本流上流部(入川・滝川合流点付近)

荒川本流、支流赤平川等は、雨が続くため濁流となっています。
特に本流は、上流部の大滝村川俣地区まで上っても若干の濁りがあるような状況です。
入川と滝川の合流点は、発電用堰堤があり大きな淵になっています。
ここでの水生昆虫のハッチは全く無く、ライズもありませんでした。
ストリーマーを流すとヤマメやニジマスの追う姿や当たりは稀にありますが、活性はあまり高くないようでした。
ここから、入川を1キロほど遡ると管理釣場がありますが、この間も水量が多すぎて川を釣りあがることはできませんでした。
しかし、所々に川へ下りれる場所があります。
瀬は流れが早すぎ釣りになりませんが、淵の流れが緩いポイントにドライフライをキャストするとヤマメの反応が見れました。
サイズは10〜15センチ程度のものが多いようでした。

荒川本流大滝温泉前
入川・滝川合流点(大滝村川俣地区)

8月3日

神流川C&R区間(上野村役場付近)

荒川本流影森C&R区間(久那橋付近)

神流川C&R区間の上野村役場付近は、水量が多いものの濁りはかなり薄くなりました。
水生昆虫のハッチやヤマメのライズは、日没までの間、単発で少なく、ウグイの活性が高いため、日がある内は厳しい状況でした。
しかし、日没後の午後7時からの30分間は、水生昆虫のハッチが増え、それに伴いライズが多くなってきました。

また、ヤマメのサイズも春から比べると大きくなっていて、25センチ程度のものも混じってヒットするようになってきました。
反応の良いフライパターンは、午後7時以前は、18から20番程度のブラウンパラシュートが良いようですが、日没後は、特にパターンには関係なくヒットしてくるようでした。

荒川本流影森C&R区間の久那橋付近は、本流の上流からの水量が多いのに加え、浦山ダムの放水も続いているため、水位は平水よりかなり増えています。
しかし、ヤマメの数は、以前と比較にならないほど減っていて、ライズもウグイが大部分となってきてしまいました。
しかし、先週の大増水により、野生化した本流ヤマメの動きが出て、この近くまで上ってきているようです。
本流ヤマメは、擬似銀毛していて、パーマークがほとんど消えているものが多いほか、サイズが違うため、C&R用に放流したものとは区別がつくと思います。
ヒットしてきた本流ヤマメは、10センチほどもあるドジョウを丸呑みしていて、口から尾ビレが出たままでした。


7月27日

神流川C&R区間(上野村役場付近)
神流川(上野村三俣地区付近)
荒川支流中津川(中津川地区付近)

神流川C&R区間の上野村役場付近は、梅雨末期の局地的、集中的な雨のため、濁流になっていました。
もちろん水生昆虫のハッチはほとんど無い状態でしたが、夕刻になるとポイントによっては、かなり集中的なヤマメのライズがありました。
何を捕食しているか不明でしたが、ブラウンパラシュートやエルクヘヤーカディスの15〜19番のサイズのドライフライには積極的な反応を見せました。
また、ウグイの活性も上がってきていて、時々ヒットしてしまいます。

神流川上流部の三俣地区付近まで遡ると雨の影響による濁りは無くなっていますが、水量はかなり多くなっています。
しかし、ヤマメの成魚の魚影は少なく、ヒットしてくるのは5〜10センチの稚魚ばかりで、増水により遡上してくるはずの大きなサイズのものは見れませんでした。

荒川支流の中津川は、大滝村の落合地区で本流と合流しますが、ここでは、本流、中津川とも集中豪雨の影響により、増水し濁流となっていました。
中津川はここから焼く10km上流の中双里地区まで濁っていて、水が澄むのはここから上流です。
中双里地区から5kmほど上流の中津川地区は、大幅に増水していて、水量は平水時の数倍はあるような状況でした。
水生昆虫のハッチはわずかにあるものの、ヤマメのライズはほとんどありませんでした。
しかし、比較的流れの緩いポイントを丹念に探っていくと数は多くないものの、ヤマメがヒットしてきました。
ここでも、通常より若干大きめのエルクヘヤーカディス15〜17番に反応を見せました。
ヤマメのサイズは、15〜18センチ程度の小さめのものが主ですが、流れの中で育っているため、美しい魚体でした。

神流川C&R上野村役場付近(7/21)
神流川三俣地区付近(7/21)
中津川中津川地区付近(7/27)

7月20日
荒川本流影森C&R区間(久那橋付近)

今週になって、浦山ダムがまた放水を始め、水量が増え、水温も下がってきました。
しかし、日没直前になっても水生昆虫のハッチは少なく、ライズも単発でしかありません。
また、ヤマメの数もかなり減ってきました。
泳いでいる魚に傷がついているところから、川鵜が来ているのかもしれません。
ヤマメやイワナがつくポイントも限られてきていて、以前よくヒットしていたポイントでも、今は全くヒットしないこともあります。
イワナは、水温が低く、流れが緩いポイントにわずかながら着いているような状況です。
フライパターンは、暗色系のかなり小さいミッジ等のみしかヤマメは反応をみせませんでした。

7月13日
荒川本流影森C&R区間(久那橋付近)

荒川本流影森C&R区間の久那橋付近は、水量が少ないため水温が上がってきて、ヤマメの活性が低くなっています。
また、水生昆虫のハッチが少なく、ライズも日没直前のみとなっています。
フライパターンは、ドライフライの場合、日没前は、暗色系のCDCミッジ等24番程度のものにしか反応を見せませんでした。
日没後になると、比較的大きなフライにも反応を見せ、エルクヘヤーカディス14番等へもヒットしてきました。
7月になって魚影はかなり少なくなってきたような気がします。

7月6日

神流川C&R区間(上野村役場付近)
荒川本流(落合地区付近)
荒川本流影森C&R区間(久那橋付近)

神流川C&R区間の上野村役場付近は、水量が安定し、ベストな状態だと思います。
日中は、鮎の友釣りの人が多いですが、夕方5時くらいには上がり、その後フラフィッシングができるようになります。
日中からヤマメに対してプレッシャーがかかっていないため、この時間からヤマメの反応が良く、またフライパターンの選択眼も甘く、16番より小さいドライフライなら問題ないようです。
特に、小型のミッジパターンやグリフィスナットだと飲まれてしまい、キャッチしてからが厄介です。
なお、水温が上がってきたことにより、ウグイの活性が上がってしまいました。

荒川本流落合地区の本流と中津川合流点付近は、7月になり二瀬ダムの放水が始まったため、本流側の水量が増えています。
ヤマメは、流れの中にいることが多く、17〜19番のエルクヘヤーカディス等に反応してきますが、数はあまり多くないようです。
ここからちょっと下流の大滝温泉付近は、以前と比較してヤマメの数がだいぶ減ったようです。
渕でライズしている魚は、ウグイが多く、ひらきや瀬でヤマメの姿を見ることがありますが、ヒットさせるのはかなり難しいと思います。

荒川本流影森C&R区間の久那橋付近は、浦山ダムの放水が6月いっぱいで止ったため、水量が減った他、水温も上昇してきました。
このことにより、ウグイの活性が上がり、ポイントによっては小型のフライにウグイがヒットすることもあるようです。
また、ヤマメの活性は逆に下がってしまい、日没直前にならないとライズも少ないような状況です。
ドライフライが見えなくなるほど暗くなれば、フライパターン、サイズともあまり関係なくなりますが、午後7時くらいまでは、ドライフライの場合、20番より小さいCDCミッジ等でないと厳しいです。




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