Fly&Lure Fishing in Chichibu
秩父のヤマメとイワナ

神流川C&R上野村役場前(2004.3.6)
イブニング・パラダイス

2004年3〜4月

神流川C&R区間上野村役場前ライブカメラ


4月25日
荒川本流(大滝村落合地区)
神流川C&R区間(上野村役場付近)

荒川本流の大滝村落合地区周辺は、ミッジ類が主ですがカゲロウ類のハッチが序々に多くなってきていて、ヤマメのライズも夕方のかなり早い時間からあります。
フライパターンは、まだCDCミッジの#24以下が比較的良く、ブラウンパラシュート等のカゲロウパターンへの反応は、まだ良くないようです。
ヤマメのサイズは、15〜20cmが主となっています。

神流川C&R区間の上野村役場付近もカゲロウ類のハッチが多くなってきましたが、ここでも、反応が良いパターンは、CDCミッジ#21以下となっています。
特に、夕刻5時以降は、ミッジパターンへの反応がたいへん良くなり、かなりの数のヤマメがヒットしてきます。
ここのヤマメのサイズは、20〜25cmが主となっています。

4月18日
中津川(大滑沢出会付近)
荒川本流(皆野町栗谷背橋〜親鼻橋付近)

中津川の大滑沢は、建設中の滝沢ダム区域と中津川を分ける境界にあり、ここから下流は、鶉平地区の大滝小学校付近まで、ダム工事のため禁漁になっています。
現在の大滑沢出会付近は、ガガンボやミッジに混ざって小型のカゲロウ類のハッチがわずかながらあります。
ヤマメは、夕方の比較的早い時間からありますが、10〜15cm程度の小型のものが多いようです。ここ小さなヤマメが来年まで生き延びてくれれば面白くなるのではないかと思います。

荒川本流の皆野町栗谷背橋〜親鼻橋付近は、冬の間、ニジマスのC&R区間となっていて、3月にはヤマメの放流があったようです。
現在は、多種類の水生昆虫類のハッチがありますが、ヤマメ、ニジマスともライズはほとんど無いばかりか、ストリーマー等を流しても反応は全くありません。
また、水温の上昇とともに川藻が成長し、ストリーマーやルアーに、度々絡まってしまい厄介な状況です。

4月11日
荒川本流(大滝村落合地区)
神流川C&R区間(上野村役場付近)

荒川水系、神流川水系とも相変わらず水量は少なめですが、水温は上昇しつつあり、ガガンボが大量にハッチするようになってきました。
例年のとおり、ガガンボのハッチが多くなると、ミッジ系ドライフライへのヤマメの反応が悪くなってきます。

荒川本流の落合地区は、最近ヤマメの放流があったようで、15〜20センチ前後と小ぶりながら、魚影が濃くなっています。
夕刻になるとライズがあり、CDC#21以下のミッジにも反応を見せる他、ストリーマー系のフライもよく追うようになりました。
ヒットしやすいポイントは、フライの流しやすい平瀬よりも、流れの複雑なところの方が良いようです。
また、飛び跳ねるようなライズは、小物の場合が多いので、狙わない方が良いと思います。

神流川C&Rの上野村役場付近は、ヤマメの反応がたいへん悪くなってきた他、フライへライズしてくる魚も食いが浅く、ヒットしにくくなってきました。
ガガンボの時期は、例年このような状況となりますが、あと1〜2週間すると、#20より小さいブラウンパラシュートやエルクヘヤーカディスにも反応してくるものと思われます。

なお、4月中旬から5月上旬にかけて、秩父市内を通過し奥秩父方面へ向かう場合、休日を中心に秩父市役所付近が交通規制により大渋滞します。これは近くのひつじ山公園の芝桜が満開となるための見物客のためです。
皆野方面(国道140号)から来られる場合は、和銅大橋を右折し、対岸の寺尾を通って、荒川上流部や神流川方面に向かった方が良いと思います。
また、正丸峠方面(国道299号)方面から来る場合は、早朝または日没後に秩父市内を通過した方が良いと思います。

4月4日
中津川(大滝村中双里地区)

中津川は、長野県川上村と大滝村境を源流とし、大滝村役場前で合流する、荒川上流部最大の支流です。
また、中双里地区は、中津川の中流部にあるこの水系では最も大きな集落です。
この周辺は、川原に下りやすいため、ヤマメ放流量が比較的多い場所で、渓相もまずますです。
現在の水量は少なめですが、ミッジのハッチがあり、午後3時過ぎからヤマメのライズがありました。
ヤマメのサイズは、10〜20センチ程度の小型の物が多いようです。
フライパターンは、CDCミッジ#24以下で暗色系のものに反応がよいようですが、フックが小さいため、フッキングしなかったり、バレたりすることも多いようです。

3月28日
荒川本流(大滝村三十槌地区)
赤平川(田の頭ダム)
神流川C&R区間(上野村役場付近)

荒川水系、神流川水系とも水量は少なめですが、水温は序々に上がり、水生昆虫の活動も活発になりつつあります。

荒川本流の大滝村三十槌地区は、中津川との合流より二瀬ダム方向へ約1km上流にあり、大きな渕や堰堤があって、ヤマメが付きやすいポイントが多くあります。
また、放流したヤマメの他に下流から上ってきたり、上流の二瀬ダム方面から落ちてきたヤマメやニジマスがいることがあります。
今週になって、フックサイズで14番程度の大型のカゲロウがハッチし始めました。
しかし、ヤマメの活性はあまり高くなく、浮いている姿は時々見れるもののライズはありませんでした。

荒川支流赤平川にある田の頭ダムは、農業用水取水用に作られた小規模なダムです。
通常、今の時期になると、上流に放流したヤマメが落ちてきてたまるのですが、今週は全く姿を確認できませんでした。

神流川C&R区間の上野村役場付近では、「カゲロウ類のハッチが見れるようになり、ヤマメの活性が上がってきました。
ライズは、日中からありますが、ヒットしやすくなるのは太陽が山に沈む午後5時以降です。
しかし、反応が良いドライフライのパターンは、CDCミッジの24番より小さいサイズのものなので、フッキングし難かったり、バレやすかったりします。また、このサイズのフライでもデッドドリフトより、アクションをつけた流し方の方がヒットしやすいようです。

3月21日
荒川本流(別所グランド付近)

荒川本流の別所グランド付近は、水温が上がってくると大滝村から取水した発電用水の放流口(通称吐き出し)があるため、大ヤマメが居付きやすい場所です。
別所グランド前から巴川橋したまでポイントを歩きましたが、ミッジ等のハッチはあるものの、まだ水温が低いため、ヤマメの魚影もライズもありませんでした。
また、ストリーマー等を流してみましたが、ヤマメらしい反応もありませんでした。
ここは、4月以降に期待したほうが良いかもしれません。

3月14日
神流川C&R区間(上野村役場付近)
荒川本流(浦山川合流点、大滝村役場付近、入川滝川合流点)

神流川C&R区間の上野村役場付近は、先週と比較して気温は上がってきましたが、水温はあまり上がらず、小型のヤマメは水面近くに浮いていますが、中〜大型のものは中層以下にいます。
また、飛んでいる水生昆虫はたいへん小さいミッジが多く、それに小型のヤマメがライズしています。
よって、ドライフライを使った場合、10〜15センチの小型のものはヒットしやすいですが、これより大きいものがヒットさせるのは若干難しいです。
ドライフライパターンは、CDCミッジの24番より小さいものが良いようです。

荒川本流は、浦山川合流点、大滝村役場付近、入川滝川合流点とも、ミッジのハッチは見れるものの、ライズはありませんでした。
浦山川合流点は、昨年までC&R区間でしたが、ことしはその設定にはなっていません。
ここは、ライズは見れなかったものの、ストリーマーで探りを入れると20センチ前後のヤマメがヒットしてきたので、魚影は濃くはないものの魚はいるようです。
大滝村役場付近、入川滝川合流点は、小型のヤマメの姿は見れるものの、活性が低く、水温の上昇待ちかと思います。

最近、よく気が付くことですが、フライをしている人の姿を見るとキャスティングのとき、前屈みとなっている人が多いのが気がかりです。姿勢が悪ければ、正確なキャスティングやラインコントロールはできないと思います。

3月7日
神流川C&R区間(上野村役場付近)
荒川本流(大滝村役場付近)

荒川・神流川とも3月1日から渓流が解禁となりました。

神流川C&R区間の上野村役場付近は、ヤマメが多量に放流されていますが、まだ渕など流れが緩く深い場所にかたまっていることが多いようです。
また、水面近くには15センチ前後の小型のヤマメが浮いていますが、20センチを超えるものは、深く潜っていて、日没前にならないと浮いてきませんでした。
フライパターンは、ウエットやニンフへの反応が良いようです。
ドライフライの場合は、CDCミッジの21番より小さいものを使用しアクションをつけ、水面直下へ時々沈めるような釣り方が良いようでした。
今年のここのヤマメは、昨年のものよりヒレが張っていて魚体かきれいだと思います。
また、25センチ以上の比較的大きなサイズのものはパーマークが薄い魚体が多い気がします。

荒川本流は、今年から影森地区のヤマメのC&Rは無くなりました。
大滝村役場付近は、ライズが無いばかりか、魚影もあまり見られず、時々見える魚も水底でほとんど動かない状況でした。
これは、週末になって、風花(雪混ざりの強風)が2日間にわたって吹き、気温が急激に下がったためと思われます。
しかし、風が弱まると、ミッジが水面を飛ぶ姿がみれましたので、気温が上がればライズが見れるようになるのではないかと思います。

神流川上野村役場前のヤマメ(26cm・CDCミッジ#21)



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