Fly&Lure Fishing in Chichibu
秩父のヤマメとイワナ

荒川本流強石地区
イブニング・パラダイス

2004年7〜10月

神流川C&R区間上野村役場前ライブカメラ


10月24日
荒川本流(皆野町栗谷瀬橋付近)

荒川本流の皆野町栗谷瀬橋付近は、来週からニジマスのC&Rが始まりますので、川の様子を見に行ってきました。
荒川本流は、支流の赤平川とともに、10月中に襲来した台風の影響等で水量がたいへん多くなっていて、渡河するのが危険な場所も多くなっていました。
昨年、副流を作った場所も砂利が流され、川の様子は変わっていましたが、今年も同じように川の瀬を分けるようです。
ニジマスのC&R件は、皆野町内のコンビニ等の他、栗谷瀬のポイントでも現場売りするようです。

9月26日
荒川本流(大滝村落合地区)

荒川上流部は、来週中に禁漁となります。
大滝村落合地区〜温泉付近は、若干の濁りがある日に入りました。
ヤマメは通常の時間帯より早くからライズをしていましたが、水生昆虫はのハッチは少なめでした。
ミッジ等は、濁りの影響で、ヤマメからは見にくいようで、エルクヘヤー#18等に反応がよいようですが、一度反応を見せると、2度目にキャストすると全く反応を見せないのはヤマメの常です。
ここでは、あまり大きなサイズのものは顔を見せず、ヒットしてくるのは20センチ程度のものが多いようです。
また、10センチ前後の稚魚も多いので来シーズンが楽しみです。

9月19日
荒川本流(大滝村三十槌地区)
神流川C&R区間(上野村役場付近)

荒川本流の大滝村三十槌地区付近は、二瀬ダムの放水が止まっているため、水量が少なくなっていて、遡行がしやすくなっていました。
ヤマメは大きな渕を中心に着いていて、夕方早い時間からライズを始めました。
ハッチしている水生昆虫は、小型のカゲロウ類やカディスが主となりますが、クリーム〜ブラウン系カゲロウパターンやエルクヘヤーなどのカディスパターンへの反応はあまりよくなく、ダン系のミッジパターンでないとヤマメが顔を見せませんでした。
ヤマメは、10〜12センチの稚魚が多いですが、20センチを超えるものも混じってヒットしてきます。
比較的大きなサイズのものは止水の底にいることが多く、ヒットさせるのは難しい状況でした。
また、このようなポイントはウグイが多くヒットしてしまうことも難しくさせています。

群馬県は、9月20日をもって禁漁になります。
神流川C&R区間の上野村役場付近は、禁漁直近であるため、多くの釣り人が入っていて、ヤマメはたいへんスレた状況でした。
夕方になっても、ライズはあるものの、フライをくわえることは少なく、やっとヒットしだしたのは、午後6時近くなってからでした。
この時間帯になると、大量の小型カディスがハッチするようになり、19番程度のドライフライならばパターンに関係なくヒットするようになりました。
ただし、デッドドリフトのフライにヤマメが出ることは、ほとんど無く、水生昆虫が水面を走るようなアクションによるナチュラルドリフトが必要です。
ヤマメは、水温が下がったことにより、引きが強くなり、25センチクラスのものは、ランディングを十分楽しませてくれました。

9月12日
神流川C&R区間(上野村役場付近)

神流川C&R区間の上野村役場付近では、先週と同様に、午後5時過ぎから、ホコリのように小さいミッジがハッチし、ヤマメがライズしますが、捕食しているミッジが小さすぎるため、ヤマメが食べているミッジは全く見えない状況です。
午後6時過ぎには、カゲロウ類やカディス類がハッチし始めるので、夕方5時ころポイントに着いても、カゲロウ類がハッチするまで、良いポイントに陣取り、場を荒らさないよう待った方が面白い釣りができます。
カゲロウ類等がハッチし始めると、最初にCDCカディス24番等を摘むような捕食でヒットするようになり、暗くなってくると、19番程度のブラウンパラシュートに飛びつくようなヒットに変わってきます。
この時間帯になるとフライがたいへん見にくくなるため、ドライフライの場合、狙ったポイントに寸分の違いなくフライをキャストすることが重要となってきま。

9月5日
荒川本流(大滝村落合地区)
神流川C&R区間(上野村役場付近)

荒川本流の大滝村落合地区は、最近の雨の影響で増水し、濁りが入っていました。
通常ヤマメのポイントになっているところは激流になりフライでは厳しい状況で、水生昆虫のハッチやライズはありませんでしたが、瀬脇の石裏等を丹念に探っていくと、小型ながらヤマメの反応がありました。
ドライフライにヤマメがヒットし始めるのは、午後6時過ぎからで、17番程度のエルクヘヤーカディス等が良いようでした。

神流川C&R区間の上野村役場付近では、午後5時を過ぎるとフックサイズで32番程度のミッジがハッチがあり、ヤマメのライズが始まります。
この時間帯では、24番のミッジフライでは、ヤマメは浮いては来るものの、フライの手前でUターンしてしまいます。
また、30番前後のミッジでは、フライを食べるものの通常のアワセでは、ランディング途中でバレてしまい、またイワナの時のような遅アワセでは飲み込まれてしまいリリースに難儀してしまう他、ウグイがヒットしてしまうことが多くなってフライを大量にロスしてしまう状況です。
午後6時を過ぎると、カゲロウ類やカディス類のハッチが始まり、17〜19番のドライフライにもヒットするようになります。
今月になって水温が下がってきた影響で、ヤマメの動きが良くなり、また、サイズも25センチクラスが主となるため、8月よりファイトするためランディングも面白くなってきました。

8月29日
大血川(東谷・西谷)
神流川C&R区間(上野村役場付近)

大血川は、管理釣場の上流で東谷と西谷に別れます。
西谷は、管理釣場との境に小さな滝があり、ここから上流に入ることができます。
また、200mほど上流には10mほどの滝があり、小さいながら深い渕があります。
この付近は、日中から薄暗い沢で、イワナの活性が高い時期は、夕方早い時間帯から、フライに反応を見せることがありますが、今回は水生昆虫のハッチは全くなく、魚影も15センチ程度のものをまれに見る程度でライズは全くありませんでした。
東谷は、西沢よりも水量はかり少ない状況で、水生昆虫のハッチやライズがないばかりか、所々にある渕にも魚影が全く見れませんでした。

神流川C&R区間の上野村役場付近は、ほぼ平水位ですが、水温が下がってきたため、ヤマメの活性が上がってきました。
水生昆虫は、17時くらいからミッジのハッチがあり、最初にウグイのライズが続いた後にヤマメのライズが始まります。この時間帯に21〜24番程度のCDCミッジに反応がありますが、ヒットしてくるのはウグイが大部分です。
18時30分を過ぎると暗くなってきますが、この頃からカゲロウ類やカディス類のハッチが始まり、ウグイのライズが少なくなるとともに、ヤマメの活性が高くなってきます。
ヤマメはあまりフライパターンを選ばず、17番程度の大きさのドライフライならば大丈夫のようでした。
ただ、ここのヤマメは猛暑の影響か、25センチクラスのものでも痩せていて引きも弱くあまりファイトしないものが多いようです。

8月22日
入川(夕暮キャンプ場付近)
大血川(管理釣場下流)

入川は、荒川上流部にあり、川俣地区で滝川と合流し荒川となります。
夕暮キャンプ場は、合流点から1kmほど上流にあり、入川管理釣場の下流になります。
この付近は、渓相が良いのに加えて、道路から近いので、日没後まで安心して釣りを楽しむことができます。
水生昆虫のハッチは、日没直前から始まりますが、ヤマメのライズはほとんどありません。
しかし、適水勢のポイントを丹念に探っていくと、所々でヤマメがヒットしてきます。
ヤマメのサイズは、20センチ程度のものが多いようです。
また、フライパターンは特にどれが良いということは無く、18番前後ならばあまりパターンは問わないようです。
なお、管理釣場の下流にあたるため、ニジマスもいるようです。

大血川の管理釣場は、荒川本流合流点から約5キロ上流にあります。
ここの下流も渓相がよく、山岳渓流のフライフィッシングを楽しむことができます。
通常、この時期になるとイワナも卵が熟成するため、活性があがりフライへの反応が良くなってきます。
しかし、ここは魚影あまり濃くなく、水生昆虫のはっちはあるものの、ライズは全くなく、渕尻等で極まれに20センチ以下のイワナがヒットしてくる程度でした。
水量が少ないことが原因かもしれません。
ここでのフライパターンは、反応してきた魚が少なかったため、どれがよいのか判らない状況でした。

入川・夕暮キャンプ場付近

大血川・管理釣場下流

8月15日
荒川本流(大血川出合)
神流川C&R区間(上野村役場付近)

秩父地域は、週末になって気温、水温とも下がってきました。
荒川本流の大血川出合に入渓した日は、雷雨による増水で本流は濁りが入っていたほか、大血川も濁りはないものの、大幅に増水していました。
本流は、日没近くになっても水生昆虫のハッチは全くなく、ライズもありませんでした。
大血川も水生昆虫のハッチやヤマメのライズは無く、泳いでいる姿も確認できませんでした。

神流川C&R区間の上野村役場付近は、水温が3度ほど下がった影響で、鮎の活性が下がった代わりに、ヤマメやイワナの活性が若干上がったようです。
水生昆虫のハッチは、夕方6時ころからミッジが出始め、併せて小型のヤマメやウグイのライズが始まりました。
瀬では、午後6時前から15センチ以下のヤマメがCDCミッジ等にヒットしてきますが、渕等で25センチクラスのヤマメがライズを盛んにするようになるのは、午後7時過ぎになってからです。
時間帯になるとフライパターンにあまり関係なく反応するようになってきますが、食いが浅いため、あわせにくい状況でした。
ヤマメは7月以降水温が高くなってから、動きが鈍くなっているほか、あまり水生こんちゅうも食べていないらしく、大きさの割には、細身で引きも弱くなっています。
なお、ここのポイントには、25センチ前後のイワナも若干いるようでした。

8月8日
荒川本流(大滝村落合地区)
神流川C&R区間(上野村役場付近)

今週の秩父地域は、午後から夕方にかけて雷雨の日が続きました。
雨の中、荒川本流の落合地区を見に行きましたが、遠雷があるなか、餌釣の人が何人か釣りをしていました。
ヤマメの数は出るものの、フライの場合と同様にヒットしてくるのは、15センチ以下のものばかりのようでした。なお、この人たちは稚魚もキープしておりました。

神流川の上野村役場付近の状況は、先週とあまり変わらず、水温が高くなっているため、瀬では午後6時くらいからヤマメが単発でヒットしてくるものの、深場にいる大型のヤマメはフライに全く反応しないような状況でした。
午後7時を過ぎると、フックサイズで18番程度のカゲロウ類やカディスがハッチを始めるため、ヤマメのライズが盛んになってきます。
この時間帯になるとキャストしたフライは全く見えないため、狙ったポイントにフライをキャストする技術が重要になってくるとともに、水生昆虫とフライへの出かたの違いが把握できる経験がないと、ヤマメにフライを飲み込まれてしまいます。

8月1日
荒川本流(大滝村落合地区)
神流川C&R区間(上野村役場付近)

今週の荒川本流は、先週より水量が増加し、以前と同様となってきました。
荒川本流の落合地区では、20センチを超える成魚の姿があまり見れなくなってきました。
午後6時を過ぎると、ミッジ等がハッチを始め、ヤマメのライズが見れるようになりますが、15センチ以下の稚魚が多いほか、ウグイの活性も高くなっています。
ヤマメがヒットしてくるのは、瀬では日没前からですが、渕では日没後になってからでした。

神流川の上野村役場付近では、日中のライズは全く見れず、午後6時を過ぎてから、ミッジに反応するヤマメの稚魚が見れます。
本格的な水生昆虫のハッチが始まるのは、午後7時過ぎで、水面を流れるフライがほとんど見えなくなってからです。
この時間帯になると、25センチクラスのヤマメもライズを始めるようになります。
この時間帯のヤマメは、ドライフライの場合17〜19番クラスのものに反応が良いようですが、食いが浅く、フライに反応を見せてもヒットしてくるのは、1/3くらいの感じです。

7月25日
荒川本流(大滝村強石地区、落合地区)

今週の荒川本流は、水量が減ってしまいました。これは二瀬ダムが放水を止めたことによると思われます。
強石地区は、以前より水量が少なくなったため、堰堤付近からかなり上流まで、上っていけるようになりました。
しかし、水生昆虫のハッチは、少なく日没近くなってライズはありますが、ヒットしてくるヤマメのサイズは、10センチ程度の稚魚が多く、成魚の泳いでいる姿もあまり確認できず、稀にヒットしてくる程度です。
ヒットしてきたフライパターンは、17番のグリズリーキングパラシュートですが、本当に良いパターンは何だかよくわからない状況でした。

落合地区も水量の減少とともに水生昆虫のハッチは少なく、ライズは日没直前になってある程度です。
また、ここのポイントは、ウグイの活性が高くなってきていて、フライのキャストするポイントを間違えると、ウグイばかりヒットしてきてしまします。
ここでも、ヒットしてくるヤマメのサイズは、10センチ前後のものが多く、20センチを超えるサイズのもののライズは少ないです。
ここでは、エルクヘヤーカディス21番に成魚がヒットしてきましたが、どのパターンが良いかは不明でした。

7月18日
荒川本流(大滝村三十槌地区)
神流川C&R区間(上野村役場付近)

荒川本流の三十槌地区では、二瀬ダムの放水により増水し濁りが若干あるほか、上流の堰堤まで行くのも難しい状況でした。
しかし、所々にある渕では、日没直前には、水生昆虫が飛び、ライズが始まります。
ヤマメのサイズは、20センチ以下のものが多いですが、17番程度のブラウンパラシュート等によく反応してきました。

神流川C&R区間の上野村役場付近では、水量が少なめで水温も上がってきているため、日没前は水生昆虫のハッチは少なく、ヤマメの活性はあまり高くありません。
日没前にわずかに飛んでいる水生昆虫は、2〜3ミリのミッジのみであるため、この時間帯ではドライフライの場合、24番より小さいグレー〜ダン系のCDCミッジ以外は、ヤマメが咥えてくれません。
日没後になると途端に、カディスをはじめ、カゲロウ類、ストーンフライが大量にハッチし、ヤマメの活性が急に高くなります。
カディスが大量に飛んでいるのもかかわらず、エルクヘヤーにはあまり反応は良くなく、15〜18番程度のブラウンパラシュートに反応が良いようでした。

7月11日
荒川本流(大滝村落合地区)
神流川(上野村三俣地区付近)

荒川本流は、時々雷雨があるほか、二瀬ダムの放水により、水量は多めです。
落合地区では、日没近くなるまで水生昆虫のハッチはなく、ライズもこの時間にわずかにあるだけでした。
ドライフライの場合、ヒットしてくるヤマメは、20センチ以下のものがほとんどとなります。
ヤマメの反応は、17〜20番くらいのサイズのグリズリー、ブラウン系パラシュートパターンでした。

神流川の上野村役場付近は、上流の雷雨により、茶色に濁っていたため、上流の三俣地区に入ってみました。
中ノ沢は、水量が少ないうえ、水生昆虫のハッチも少なく、ライズも単発のほか、ヤマメの姿も稚魚ばかりで成魚はあまり確認できませんでした。
北ノ沢も水量が少なく、ヤマメやイワナの魚影は見れませんでした。
このふたつの沢とも大増水がないとヤマメやイワナの動きは出てこないと思います。
御巣鷹方面から流れてくる神流川本流は、上記の2つの沢より、水量が多く、渕にヤマメの姿が確認できました。
日没直前になると水生昆虫のライズが始まります。
ドライフライの場合、エルクヘヤーカディスの17〜19番に比較的反応が良いようでした。
ヤマメのサイズは、20センチ程度のものが多いようです。

7月4日
荒川本流(大滝村三十槌地区)
荒川本流(大血川出合)
神流川C&R区間(上野村役場付近)

荒川本流は、二瀬ダムの放水が続いているため、水量は通常より多くなっています。

大滝村三十槌地区は、落合地区から二瀬ダム方向へ約500m上流にあって、堰堤や深い渕があるポイントがあります。
入渓したときは、緑灰色の濁りが若干あり、透視度は50cmくらいでした。
水生昆虫のハッチは、午後6時頃から始まり、ヤマメのライズは、最初10センチ程度の稚魚ばかりでした。
日没直前になり20センチクラスのものもライズするようになり、16番程度のグリズリー系エルクヘヤーに反応を見せるようになりました。

大血川出合では、ライズがあるのが日没直前のみとなっています。
以前は、稚魚がヒットすることはほとんど無かったのですが、CDCミッジ等を使用するとこれがヒットしてしまいます。
20センチ以上のものをヒットさせるのは、18番前後のエルクヘヤーが良いようでした。

神流川C&R区間の上野村役場付近は、平水位となり釣り易い状況でした。
ライズは、午後6時頃から始まり、CDCミッジ21番等にヒットしてきました。
日没直前になるとミッジへの反応は悪くなり、18番程度のエルクヘヤーカディス等への反応が良くなってきます。
なお、ここのヤマメは、最近魚体が比較的奇麗なものが多くなってきたほか、25センチオーバーのものが主となるため、ラインが3番以下のライトタックルだと、やりとりを楽しむこともできます。



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