NONFIX「教壇が消えた日」


 製作日1997.11.28/最終更新日1997.11.28
 放映日:1997年11月25日 25:40−26:35
 放送局:フジテレビ(CX)
 制 作:フジテレビ、グッドカンパニー

 スタッフ:企     画 鈴木専哉、藤原和弥
      演     出 森 達也、中嶋 昇
      プロデューサー 生野耕一

 教室から、教壇(教卓じゃないよ、先生が黒板の前に立つ時に登るヤツ)が
消えているらしい。これには、私自身も驚いた。それも先生達も気がつかない
うちに...。ホントにそうなんだろうか?と言うことで、あちらこちらに
取材した結果、確かにいつの間にか消えてしまったようである。

 学校用備品製造メーカーのカタログからは消えているし、そこそこの年齢の
営業マンが1台も売った記憶がないと言う。都内は、おろか地方の木造校舎の
学校にさえ、もう存在していないのだ。

 私のイメージでは、教室には、教卓、教壇、オルガン、蓋付きテレビが
あるのであるが、今の教室は、そう言う風景でなくなっている。
 教育方針が、生徒と対等な姿勢でと言うのが消えていった理由のようだ。
その背後には、「教壇は権威の象徴で好ましくない」という理由も
見え隠れしている。

 教壇がなかった世代の「金八先生」のような学園ドラマには、
もう教壇は、登場しないのだろうか?
 たかが教壇であるが、何とも言えない感情がこみ上げてきました。

 とにかく、テーマとその取材結果のインパクトが非常に大きく、
驚きと共に久々に真剣に番組を見てしまいました。

 この記事を読んだ皆さんの生徒時代に教壇は、ありましたか?
ちょっと思い出してみて下さい...。

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