小さな花とにらめっこ
花の下方の逆ハート形の部分が昆虫の着陸場所です。コハナバチなどは、いったん着陸場所に止まってから花の奥に入って蜜を飲みます。 2008年3月10日:大阪市 鶴見緑地 |
カラスノエンドウから蜜を吸おうとするミツバチは、旗弁(きべん)と呼ばれるハート形の花びらを目指して近づき、八の字に見える翼弁(よくべん)にとまります。ミツバチが旗弁の下に頭を突っ込むと、翼弁とその下にある舟弁(しゅうべん)が押し下げられ、舟弁の中にある雄しべと雌しべがミツバチの腹に押し当てられて受粉する仕組みになっています。 |
とても小さな花ですが、スズメノエンドウもカラスノエンドウと同じマメ科の花の特徴をもっています。 |
蜜や花粉を目当てに、この花を訪れた昆虫が落としていった花粉が花びらの上に散乱しています。 |
オオイヌノフグリよりも小さくて目立たない花ですが、花弁の上に落ちた花粉が、昆虫の訪花を物語っています。 |
ワスレナグサに似ていますが、ずっと小さな花です。 |
アブラナ科の花で、いわゆるぺんぺん草です。 |
花弁は5枚ですが切れ込みが深くて10枚に見えます。 |
ハコベの仲間ですが花びらの切れ込みが少ないので5枚の花弁がよく分かります。 |