米泥棒

中国は広島の生れ、今回は広島弁で書くけーなぁ。広島弁の中でも備後弁じゃけぇ。

今年は米どころ東北地方が冷害で米が不作じゃそうじゃなぁ。特にササニシキが寒さに弱いためむげぇことになっとるらしいで。
東北の農家はササニシキを別の品種に変えようかと、真剣に悩んじゃってんらしいで。さすがにササニシキの故郷の古川農協所属のお百姓さんは続けてササニシキを作ると頑張ってんらしい。
わしんとこの共同購入の生協じゃぁ、新米は5kg800円の値上げしてゃぁ気持ちらしいでぇ。4割以上のUPになる。ぼれぇ値上げじゃけぇ、みんなはんてゃあ(反対)しちょるらしい。

最近、米泥棒の話題が新聞を賑やかしょぉる。手口もだんだん荒っぽうのうて、最初は倉庫にとってある玄米を盗み、次は脱穀して畦に置いとっちゃった籾を盗み、最近じゃぁ田んぼの稲刈りまでして盗む。どうなっとるんじゃぁ。世の中は!。昔、石川五右衛門ちゅう大泥棒が処刑されるとき「石川や浜の真砂は尽きるとも世に盗人の種は尽きまじ」と辞世を言うちゃったらしいが、まさにその通りじゃぁにゃぁきゃぁ。困ったもんじゃのぉ。

これに比べりゃぁこまきゃぁ話なんじゃが、われわれのやりょうる家庭菜園でも、泥棒がしょっちゅう出ょうる。半年もかけて一生懸命作った野菜を夜中に来てごっそり持って帰りゃぁがる。欲しいんなら欲しい言やぁダイコンの5〜6本はあげるんじゃけぇ。全部もっていんでんじゃけぇ往生するでぇ。ほんま。

今年も秋野菜がでゃぁぶん大きゅうなってきたんじゃが、また盗まれんかと思うと情けのうなる。
これを読んだ泥棒さん、盗らんとってぇなぁ。頼みゃんすらぁ。

ま、今回はこんなところじゃぁ、しゃぁなら。