加納朋子


表は上段が左から標題・作者・出版社・点数(10点満点)、下段が感想となっております。

「月曜日の水玉模様」加納朋子 集英社8点
著者お得意の連作短編です。
今回はタイトルも(連作短編として)凝ってます。
淡々とした、些細な事件とその謎解き(決してつまらないという意味ではないです)を通しての、主人公陶子さんの成長の物語。
しっかりもので賢くって凛々しい陶子さんと、ほんわかぼんやりの萩くんとの暖かいやりとりが秀逸です。
とにかく、この著者の本は、作品の暖かくも切ない雰囲気と巧みな文章力を味わうのが、正しい読み方だと思いますので、ここで私がその真の魅力を語るのは難しいです。





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