その他

表は上段が左から標題・作者・出版社・点数(10点満点)、下段が感想となっております。


「SFバカ本(だるま編)」岬兄悟:大原まり子編 廣済堂出版6点
白菜編に続く、現在日本のSF作家による短編集(アンソロジー)です。
と、思って買ったら、SF作家じゃない人の作品が数点載っておりました。
でも、中身は全てSF短編。
しかも、前回同様バカ話のオンパレードです。(笑)
感想としては、前回の白菜編とほぼ同じなのですが、ますますバカさ加減がパワーアップしているように思いました。

「賭博師たち」伊集院静・他 角川文庫3点
ま、ヒマつぶしの一作です。
#読みたい本は他に山ほどあるんだけどねえ…
#たまには軽いものも欲しくなるってことですね。(笑)
ギャンブラーな話を集めた共著短編集です。
ひとつわかったのは、阿佐田哲也って凄い!ということです。(^^;

「身の毛もよだつ殺人読本」別冊宝島 編集部 別冊宝島3686点
今回は小説ではありません。
実在した連続大量殺人鬼に関する話を集めたノンフィクションとうか評論集です。
いやぁ。面白かったです。
酷い話ばっかりなんですけど、なんでこんなのが面白いんだろうなぁ?
各エピソードのタイトルが、また、なんか凄いのでいくつか紹介します。
#著作権大丈夫かなぁ?(^^;
「飾り結びは殺しの手で」アルバート・ディザルボ:半年間に8人の女性を絞殺
「冥土までワンメーター、一人につき五万円」日高広明:5ケ月で4人を殺したタクシー運転手
「身体に錆びた針を埋め込んだ男」アルバート・フィッシュ:100人以上を殺し、9日間かけて少女の死体を食べたりもした。
「死体だけが友達、死体だけが裏切らない」ジェフリー・ダーマー:17人を殺害、逮捕当時鍋には調理中の生首が7つあった。
「今宵、この村を根絶やしにする」都井睦雄:津山33人殺傷事件の犯人。「八ツ墓村」のモデル。
本書を読むと一人で寂しい道を歩くのが凄く恐くなります。
「こんな殺されかたはしたくないよ!」ってのが続々と出てきますから。
そうそう、本書で仕入れた知識ですけど。
以外なことに、日本での殺人事件件数は年々減少していってるらしいです。
1955年が3066件、1975年が2098件、1994年は1279件だそうです。
ちなみに、イギリス・ドイツは日本の3〜4倍、アメリカは日本の7倍の殺人事件が起こってるそうです。

「DOS/Vブルース」鮎川誠 幻冬舎文庫4点
シーナ&ロケッツのギタリスト鮎川誠のパソコン苦闘日記、とでも言うのかな?
鮎川誠って私と同じ大学の出なんですよね。どうでもよいことですけど。
何故MACでなくDOS/Vなのか、ここに作者の性格、物の考え方が良く出ててます。
なるほどねぇ...って感じですが、私自身DOS/Vは安いから良いんだよって短絡的な考えしかない ので、このこだわりは今一つ理解しがたかったです。
まぁ、エッセイってのは自分とは全く違った世界観の人が書いたヤツほど楽しめるってものですから その点では本書は非常に読んでて楽しかったです。
39℃以上の熱にうなされながら読んだので、実は何も頭に残ってないですけど。(^^;
最後に鮎川誠の手によるシーナ&ロケッツのHOMEPAGEを紹介しておきます。

「不条理な殺人」ミステリー・アンソロジー 祥伝社4点
10人のミステリー作家による短編集です。
暇つぶしには良いかなぁ?って感じ。
特に感想は無しです。(笑)

「SFバカ本(白菜編)」岬兄悟:大原まり子編 廣済堂出版6点
現在日本のSF作家による短編集(アンソロジー)です。
かつてSFマガジン愛読者で、大原まり子のファンである私としては、買わずにいられない一冊でした。
並んでる執筆人も(私的には)豪華でしたし。
感想としては、久しぶりに面白いSFを読んだなぁという気分です。
いくぶん同人誌的な色合いも感じましたが、所詮SFなんてのはマイナーなものなのだから、この色合いもまたSF的で、私には快いものでした。
一時、若手SF作家が続々とデビューしていたころのパワーを思い出してしまった作品でした。




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