ソーラーバッテリーチャージャーを装着してみたよ。

(06/03/12)
(06/03/31更新)



 連休にクルマを使わないと、必ずと言っていいほどバッテリーがあがってしまう私の愛車。 「なんとかならないものか」と、対処法を探してネットをさまよっていたところ、 ソーラーチャージャーなるものを発見!さっそく導入してみました。


 やたらDIYで電装品を装着まくっているのが悪いらしく、最近はすっかりバッテリーあがりが 慢性化してしまいました。バッテリーはいたって健康なのですが、残念ながら2〜3日動かさないと セルモーターをまわす力が残っていないくらい放電してしまって、車内のデジタル時計や オーディオのメモリーも生きてるし、「もう少し電力が残っていればセルが回るのに・・・」 っていうなんとも惜しい感じで週明けにもどかしい思いをすることがしばしば。 これを繰り返していたらバッテリーを必要以上に弱ってしまうし、逆に言えばバッテリーは死んでないので、 何とかエンジンを始動できるだけの電力を確保して、バッテリーあがりを心配するストレスや、ジャンピング して始動させる煩わしさから解放されたいし、バッテリー君をいたわりたい!ってなわけで、 ソーラーバッテリーチャージャーを装着してみることにしました。



ソーラーバッテリーチャージャー・I-20(Meltec)

 ちょっと前ならあちこちのカー用品店で見かけたように思うソーラーバッテリーですが、 いざ購入しようと思えば、我が家の近所のカー用品店ではどこも取り扱っていませんでした。 ところが、ホームセンターだと案外どこのお店にも置いてあって、とはいえお値段が高めです。
 今回購入したMeltec(大自工業)の「I-20」は、最大電流が70mAで、ネット通販で5000円(送料込) だったのですが、近所のホームセンターで売っていたのは同じメーカーの発電量が半分しかないモデル (「I-16」、最大電流30mA)で、値段が6000円もしました。値段を考えたらネットの方が絶対お勧めです。


でも、思っていたより大きかった(汗)。
 私が、以前にカー用品店でよく見かけたソーラーバッテリーチャージャーは、上の画像に写っている テレビのリモコンくらいの大きさで、発電量は20mAと小さいものの、ダッシュボードに置いても違和感の ないものでした。近所のホームセンターで売っていた「I-16」は、このリモコンを2つ並べたような 幅広のものですが、まあダッシュボードにおける範囲の大きさでした。で、今回購入した「I-20」も それくらいの小さいものを想像していたのですが、届いてみてビックリ!すごく大きかったです(368×124mm)。


 試しにダッシュボードに置いてみたらあまりにも邪魔くさいので、リアトレイに設置することにしました。 配線は、バッテリー直結か、常時電源から分岐してボディアースに落とすかで、説明書には「ヒューズの片足に接続」 と記してあります。(要は通電しているヒューズの隙間に挟めばいいってことでやたら簡単です。)
 とはいえ、リアトレイに置くとなると、バッテリーにもヒューズボックスにも遠いので、トランク内照明に結線する ことにしました(トランク内照明の電源に+線を結線して、アースはトランク内の適当なネジに接続)。
 本体は、下側側面にマジックテープを貼ってずれないようにはしてありますが、「ヘッドレストに立掛けてあるだけ」 って感じです。


 リアウィンドウにはスモークフィルムがはってありますが、陽が当たっていればきちんと発電してくれます。 (発電しているかどうかは側面の赤LEDが点滅して教えてくれます。)もし、リアトレイでの発電状態が良くなければ、 コードが3mあるので余裕でフロントまで引っぱって来れます(上の画像参照)。

 これで、クルマを2〜3日動かさなくてもバッテリーあがりを心配しなくて良くなったし、キーレスやセキュリティも 安心して使えるようになりました。


後日談・弱ったバッテリーは早期交換を!
(06/03/31)

 仕事柄(なのかな?)、春と夏と冬に休みが集中する時期があって、そうすると1週間くらいクルマに乗らないこともあります。 さて、3日間動かさないとバッテリーがあがってしまう我が愛車でしたが、ソーラーバッテリーチャージャーを装着してから 3連休のあともエンジンがかかってくれるようになりました。そうして安心していたのも束の間、土日祝とイレギュラー な平日休みが絡んでラッキーな5連休がありまして、4日間クルマを動かさないでいて、休みの5日目に自分のクルマで お出かけしようとしたら、なんとバッテリーがあがってる・・・。女房も出かけてしまった後なので、結局JAF(日本自動車連盟) に助けてもらいました。
 やってきたJAFのおにいさんはとっても気さくな方で、「せっかくなので・・・」とオルタネーター(発電機)の発電量と電装品の 漏電チェックをしてくれました。このとき私は、「バッテリーは1年前に交換したばっかりだし、これだけ頻繁にバッテリーがあがる ってことはきっと漏電しているのだろう」って決めつけていたのですが、JAFのおにいさんは「うーん、オルタネーターもきちんと 発電もしているし、漏電もなさそうですね」と診断。「念のため、自動車屋さんに診てもらって下さい」と言われて、なじみの 整備工場にクルマを入庫させて様子を見てもらったら、放ったらかしてしばらくするとバッテリーの電圧が急激に下がることが判明! これは、弱ったバッテリーにみられる典型的な症状です。比較的最近交換したバッテリーだから大丈夫だと思っていましたが、やはり一度 バッテリーあがりを起こしてしまうとクセになってしまいます。思い起こせば、まだバッテリが健康であった昨年の夏休みは、 1週間くらいクルマに動かさなくってもきちんとエンジンがかかったのですが、どうもこの冬でバッテリーを駄目にしてしまったようです。 原因は、バッテリー自体の性能とオーバーワーク(電力消費量が充電量を上回った)と数日間動かさなかったことなどの複合的なもの だと思われます。
 で、結局はバッテリーを新しい物に交換しました。そして、交換した翌日から春休みで、さっそく数日間動かさなかったのですが、 その後は全然問題なく元気にエンジンがかかりました。
 エンジン停止中、キーレスを使ったりセキュリティを作動させておいても、その消費電力はソーラーバッテリーチャージャーで ある程度は補完できると思われます。しかし、バッテリーの電圧が著しく低下してしまうと、セルモーターを回すことが出来ない ということが今回のことで分かりました。ソーラーバッテリーチャージャーは装着して損はない品物だと思っているのですが、 バッテリーが弱っているところに装着しても「焼け石に水」って感じで、あくまで健康なバッテリーに補助的に装着するのが 良いと思われます。


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