キーレスエントリーを装着してみよう!
(03/09/30)

(04/12/20更新)

 最近は付いてて当然の装備になった感のあるキーレス機能。なくても特別不便しない けど、やっぱりあったら便利です。我がEDにも是非欲しい!

 とはいえ、カーショップで売ってるキーレスユニットは結構高いです。今回は、型遅れですが警報機能付き のドアロッくんセキュリティーを格安で手に入れる事ができたので、取り付けに踏み切りました。



1.さっそくキーレスエントリーを取り付けよう!


ドアロッくんセキュリティー(ル・モンド)
ドアロッくんセキュリティー車種別ハーネス


 集中ドアロックの車であれば、ユニットを配線するだけでキーレス車になります。また、別売りの 車種別ハーネスを使えば、作業的にはほぼポン付けでいけます。もし集中ドアロックではない車でも、 集中ドアロック化するキットが用意されているので、国産・輸入問わずほとんどの車に取りつけ可能です。



その1.取り付け(成功編)
−失敗した所は端折って、とりあえず取り付け方法を説明−


ドアロッくんセキュリティー取り付け説明図


 ED/EXiVの場合、集中ドアロックが標準装備なので、基本的にステアリング下 (運転席足元)の配線だけで事足ります。

 
下の画像はステアリング下のカバーを外したところです。
運転席、ステアリング下。

 左足のあたりにあるオレンジ色のカプラに専用ハーネスを差し込めば、ロック・アンロック・常時電源の 3本は配線完了です。 (なお、ハーネスを使わなくても直にコネクタで配線出来ますが、コードが束になっていて配線の特定が 難しいので、取り付けする配線図を用意した方が無難かと思われます。)

 イグニションは素直にイグニションの(+)に配線します。(イグニションのコードは太いので、 出来れば太い配線用の分岐タップを用意したほうが良いと思います。)

 また、説明書ではルームランプからドア開閉信号をとるようにありますので、ルームランプの(−)もしくは 半ドア警告灯の(−)に結線します。とはいえ、配線図などが手元にあって、運転席足元から簡単にルームランプの(−) が取り出せればよいのですが、私は良く分からなかったので、若干面倒でしたがメーター裏に配線しました。
 運転席ドアのカーテシスイッチという手もありますが、運転席だけしか配線しないと助手席および後席ドアの 半ドアを検知してくれませんので、やはりルームランプか半ドア警告灯が良いと思います。
 ED/EXiVはキーシリンダー照明(ドアが開くとキー差込口のまわりが緑色に点灯)があるので、ここに配線しても オッケーです。(但し、残照式の場合は注意が必要です。)
イグニションとドア開閉
 イグニションに配線する際は、付属の簡易テスターでプラス線とマイナス線の確認をした方が良いです。また、 キーシリンダー照明でドア開閉信号をとる場合も同様で、一般的に電装品の(−)線は白黒コードですが、 私のクルマのキーシリンダー照明は白黒のコードで常時電源が供給されていて、緑コードがカーテシに至る線でした。

 ドアロッくんの場合、アンサーバックはスモールで行います。王道はメーターの照明ですが、 やはり配線図がないと特定が難しいと思われます。そこで、もしオーディーオに至る配線が見える状態なら、 オーディオ裏やヒューズボックスの「イルミ」に繋げばオッケーです。 また、私はヒューズ電源を右足元のヒューズボックスの「テール」に差し込んでみました。 なお、アンサーバックをハザードにしたい場合、 専用の回路を作ってやらないと点灯が不安定になる事があるようですので、そのままでハザードに結線するのは やめたほうが無難です。 (もちろん、今後発売される新しいドアロッくんにおいて仕様が変更してアンサーバックがハザードになった場合や、 他メーカーの製品等についてはその限りではありません。)

ヒューズ電源
ヒューズ電源なんて便利なものがあるんだなあ・・・としみじみ。

ヒューズボックスに配線
差し込む位置はヒューズボックスのフタを参考に。

 あとはアース線を金属部分に配線しましょう。

これでキーレス関係の配線は終了です。(この時点でキーレスが使用可能です。)

 あとは振動センサーとサイレンが付けばセキュリティーも作動します。
 振動センサーは、内張りを剥がして金属部分に付けるとより敏感になるのですが、あまり細かな揺れでも反応する様にしてしまうと、 近くをトラックが通ったり、猫がボンネットに乗っただけでサイレンが鳴ってしまうこともある様です。 ちなみに私はヒューズボックス下部に両面テープで張りつけただけです。感度を最大にしておけば、これでも充分に反応します。 (ただし、ちょっとクルマを揺らしたくらいでは反応しません。ここら辺はお好みで。)

サイレンはエンジンルーム内に取り付けました。
サイレンの設置
サイレンは防犯だけでなくアンサーバックも兼ねています。
(ロック・アンロックで「キュン」と鳴る。)

説明書ではエンジンルーム内のスモールのとれるところにサイレンから出ている「サイレン入力線」(ピンクのコード)を配線する ようになっているのですが、私はそれを室内に引き込み、上で「テール」に繋いだアンサーバックの線(「サイレン出力線」)を 分岐させて、直結させました。そうすれば余計な線を傷つけずに済んで、しかも確実です。

ちなみに、室内への配線引きこみは、エンジン奥のこの部分から。
室内への配線引きこみ
このゴムの穴より通したコードは運転席の足元付近に出ます。



その2.取り付けにあたり失敗したところ。
−DIYの人は、ここに気をつけましょう−

 ☆スモールの取り出しにあたり・・・

 要は「テール」か、もしくは「イルミ」の+線に結線してあげればよいのです。が、説明書には「スモール配線」と記載してあるのに、 クルマ側には「スモール」という線は存在しません。理屈が分かっていれば悩まずに済んだのでしょうが、私はてっきり「テール」は テールランプのみを点灯させる配線だと思って、「きっとそこに結線しても後ろのランプしか点灯しないだろう」と、あえてその線を 避けたわけです。で、思いついた場所がステアリングコラムのライトスイッチです。
 つまり、「ライトのスイッチにいたる線こそ"スモール配線"だろう」という判断です。そのときは「おお、我ながらアタマいい!」と 思ったのですが、それがどんなにアタマの悪い判断であったかと後悔するのでした(泣)。
 ステアリング奥のカバーを外してみると、なんとスイッチに至る線は1本ではない!しかもそのほとんどが緑のコードでやんの(泣)。 で、トヨタのお店に電話して、配線図を確認してもらうと・・・「うーん、そのそれぞれの線が各ライトに分かれているようですね。 +線と思われる全てのコードに分岐して結線すればスモールをアンサーバックに利用できるのではないでしょうか」というアドバイスを いただいた。「本当かよ〜」と思いながら、仕方なくその方向で行こうと思い、テスターでスモールの位置で電気の流れる線を検出しよう と試みるが、「ん?通電の確認できる線が1本しかないぞ!?」ってことで、ひとまずそこに結線して、試しにキーレスでキーロックして みると・・・なんと、純正フォグランプしか点灯していない!! どうやらそれはフォグランプのスイッチの線だったようです。
 その後、「テール」の線こそがスモール配線であることを知り、上のようにヒューズ電源を使って配線いたしました。そのときに、 純正フォグに間違って結線したコードを取り外さないままキーレスを使っていたら、純正フォグのスイッチが壊れてしまいました。 (コラムスイッチ一式の交換で、中古部品を利用してもらっての修理代3000円でした;泣)。


 ☆ドア開閉信号を簡単に取り出せたは良いが・・・

 ドア開閉信号を取り出す方法としては、ルームランプの(−)線もしくはインパネの半ドア警告灯の(−)線に結線するのが一般的だと思われます。 しかし私は、インパネを外すのが面倒だったので、横着してキーリング照明(ドアの開閉に連動して点灯)に結線しました。ところが、このランプが 残照式なので、消灯まで5秒くらい待ってロックしないと、通常のロックで1回鳴るはずのブザーが半ドアと勘違いして2回鳴るということに・・・。
 最近になって、サイドブレーキの警告灯の電球が切れて、それを交換するためにメーターパネルを取り外したので、 ついでで半ドア警告灯のアース線に結線し直しました。


2.リモコンキーうんちく

基本的なリモコンの種類

ワンボタン式
オン・オフ別ボタン式
キー一体型リモコン


オーソドックスな純正リモコンキーは一般的に上のような3タイプだと思います。
「ドアロッくん」のリモコンは、基本的にはオン・オフ別ボタンのキーホルダータイプです。

が・・・
ドアロッくんのリモコン
ドアロッくんのリモコン

ドアロッくんのリモコンを付けた私の鍵束

結構大きいのでがさばります。
ところが・・・

専用ベースキーを用いる事で、なんとキー一体型リモコンになるのです。

ドアロッくん専用ベースキー
専用ベースキー
(オートバックスで加工賃込み・税別で900円でした。)

ベースキーをリモコンに取り付け
ベースキーをリモコンに取り付け

なんと、キー一体型リモコンに!!
完成!!




3.キーレスエントリーを選ぼう!
(「ドアロッくん」を選んだ理由)


 カーショップで売っているキーレスのキットは1.5万〜2万円が相場。 低所得者の私にはかなり贅沢品です(泣)。
 そこで、ネットで販売されているものを調べてみると、結構お安いのがあります。

カリフォルニアサン:6500円(ネット価格・税別)
KING's GUN:6800円(税別)
To Fit:9800円(税別)

 また、配線の面倒を考えると、純正品をポン付けって言うのも良いかもしれません。
 ST20#系は、前期純正品は2万円近くするのですが、後期モノだと1.6万円でホーンによる アンサーバック機能付き。未確認情報ですが、18#系と20#系は集中ドアロックの配線が同じ なので、20#系のキーレスキットを18#系に後付けする(またはその逆)って言うのも可能かもしれませんね。 機能的にはさみしいですが、リモコンとキーのフィット感は、やっぱり純正品がシックリきます。

 逆に、「純正品は反応が悪い」と、元々装備されているものを社外品に交換する人もいるようです。 ネットでキーレスを後付けした人のページをいろいろ見ていると、評判が良いのは ドアロッくんV(ルモンド)で、有名カーショップで購入可能です。 メーカー希望価格は19500円ですが、ショップではもう2〜3千円安く購入出来ます。 値段はやや高めですが、機能や付属品、オプションを見ると納得かも。
 更にネットをさまよっていると、なんとドアロッくんV9800円で売っている 中古パーツ店があったので、さっそくその店の系列店に行ってみました。すると、型遅れだけどセキュリティー 装置のついたドアロッくんセキュリティーが「新古品」扱いで9800円で売っているではないか!即購入〜!! (参考までに、現行ドアロッくんV・セキュリティーは26000円です。)



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