(上信越道で軽井沢へ行こう) ![]() 私の元愛車「スプリンター君」 |
僕の学生時代、すでに終わっていたのか、まだ始まっていなかったのか・・・。
※旅行の話というよりは、単なる苦い思い出に関する記事です。悪しからず。 恋をするのに一番適している ともいえる4年間の大学生活において、結局はカノジョを作ら(れ)なかった私。 もっぱら「クルマが恋人」でした。 これは、 『ドライヴ・トゥ・軽井沢(with K子ちゃん)』 というお話です。 あれは、僕が大学2年(1995年)の9月でした。まだ夏休み中だったけど、その日は前期の成績発表だったので、 友人S君と学校の学生課までに一緒に成績表を取りに行く約束をしていて、 せっかくだからその後どこかに遊びに行こうという話になったのだけど、S君のカノジョが友達の K子ちゃんを連れてくる(全員同じ大学なので、成績発表のときに学校で合流できる)ってことで、 「4人で何処かへドライヴに行こう」という事になった。 「(S君と2人で)飯でも食いに行こうかな」くらいに適当に考えていたところへ期せずして舞い込んだダブルデートの企画! それはもう張り切って計画を立てますですよ!あの時は免許を取ってちょうど半年くらいでちょっと長距離運転 してみたいって思ってたこともあって、軽井沢あたりなら高速で1〜2時間ほどだし、僕以外の3人は軽井沢に行った事が ないと言うし、季節的にもベスト!そんな訳で上信越道を使って軽井沢までドライヴする事になりました。 そして迎えた当日、初めましてのK子ちゃんは、とびきり美人という訳ではないものの、ぽっちゃり系でカワイイし、 どちらかというともの静かな感じで、ややタイプかも。その日は素晴らしく単位を落としてしまったとんでもない状況の成績表を 渡されて若干はじけたい気分も手伝って、車中はかなりハイテンションでみんなを盛り上げようと努め、 帰りに入ったレストランでは、「俺から誘ったんだし」なんて理由をつけて全員のご飯を奢ってあげました。 (当時の僕には「デートは男がお金を出すもの」みたいな考えがあったのだけど、本当はS君が多少出してくれる事も 期待していたのだが、なにげに一番喜んでいたのがS君だった;汗。) まだショッピングモールなんて出来る前の軽井沢だったけど、ブティックを巡ったりして普通にショッピングして、それなり に良い雰囲気。ところが帰り道、高速を走り始めたら、後部座席のS君が「眠くなった」って言ってカノジョに膝枕してもらって 寝てるじゃあないか!気付けば助手席のK子ちゃんも眠い様子なので、「まあ、眠い人には寝といてもらおう」って事で、 1人黙々と運転する僕。静まり返った車内はあまりに退屈で、また普段乗る機会の少ない高速道路の 運転を楽しんでみようという気になった僕は、いつしか「このクルマ、果たして何キロまで出せるのだろう」 なんて無謀な事を考えていました。で、気付けば一番右車線に入って5速で思い切りアクセルをベタ踏みして 「AE91(5A-FE)最高速テスト」を実施している僕(汗)。一応メーターは180km/hまで切ってあるものの、どうやら"ぬやわkm/h" くらいまでが限界のようです。(こんなスピード違反は、ゴールド免許を獲得した今では、というか180psマシンを手に入れた今でも むしろ怖くて出来ませんけど・・・。) しかし、これは大きな判断ミスでした!どうやらK子ちゃんはずっと起きてたらしく、引っ込み思案で 自ら話題を振れないのに加えて初めて会った人のクルマ(しかもバリバリのファミリーカー)で「最高速テスト」に付き合わされ、 助手席で固まっていたらしい。普段おしゃべりな僕が、ここで黙っててどうする!?普段黙っててこういう場面で トークを盛り上げていこうよ!! 最後は、S君とそのカノジョを彼らのアパート前で降ろして、K子ちゃんを家まで送って行ったけど、2人乗車なのに 後部座席に座られちゃって「タクシーかよ!!」って感じで、K子ちゃんとはそれっきりでした(泣)。 |