カーステレオを社外品にしてみよう!

(03/01/31)

(05/07/12更新)

1.ヘッドユニット「MEH-P9000CD」(カロッツェリア)編(03/01/31)

 カロッツェリアのナビゲーションとモニターを使用しているので、 「せっかくだからオーディオはカロッツェリアで揃えたいなー」って思っていましたが、 ST202に乗り換えてからもしばらくは、ST162のEDに乗っていた頃より使っていた 廉価なCDデッキを装着しておりました。

それまでのステレオです。
それまで使っていた「CDF-10」(SANYO)

 このCDデッキは1996年の春に購入。当時乗っていたスプリンターは純正カセットデッキだったので、 付け替えたときはその音の良さと使い勝手にかなり感動しました。以後、クルマ3台に渡って頑張って くれましたが、ついに不調になりまして、今回の買い替えを余儀なくされました。




 買い替えにあたりまして、私はカロッツェリア製であることと、1DINサイズにCDとMDが収まっているモデル にこだわりました。
 DINとは、どうやらドイツの工業基準らしいのですが、縦横の寸法が50X178mmで、日本のカーオーディオは このDINに則って作られるのが一般的です。また、国産車のほとんどが、これを2つ縦に重ね合わせた2DIN(2D) サイズのオーディオスペースを確保していて、私のED(ST202)もそうです。
 私の場合インダッシュモニター(ダッシュボード内に納まるタイプ)が1DIN使ってしまって いるため、残り1DINで「CDもMDも楽しみたい!」という訳で、以前よりこの「MEH-P9000CD」を狙っていたのですが、 高価で手が出せませんでした。そうこうしているうちに絶版になってしまいまして、今回も私は中古で購入しました。 (ネットのオークションで5万円くらいでした。)でも、高いだけあってDSP(音色がいろいろ選択できる)機能とか ついててかなり満足です。また、モニターとヘッドユニットが同一メーカーで統一されたことで、 今までFM飛ばしで聞いていたテレビの音声も、きちんと配線が施されて結構いい音で楽しめるように なりました。(カロッツェリアのカーAV機器は、パソコンで言うところの「SCSI」のように、「IP-BUS」で数珠繋ぎに することが出来ます。)

● MEH-P9000CD
(DSPチューナーMD/CDアンプ)

MEH-P9000CD

(当時のカタログより転記)
・MD、CD、FM/AMチューナーの3ソースを1Dサイズに凝縮
取り付けスペースに制約のある車でも1Dサイズの取り付けスペースさえあれば、 MDとCDの両方の高音質をお楽しみいただけます。 また、2Dサイズの取りつけスペースがある車では、 インダッシュTVと組み合わせることで、 MD/CD/TVのフルソースシステムが構築可能です。
・リアルで美しい描画を実現した有機ELディスプレイを搭載
バックライトが不要な自発光型のため広い視野角が確保でき、昼夜を問わず 高い視認性を実現しました。また、緑、黄、オレンジ、青のカラフルな4色表示に加え、 表示応答速度が高速なので、にじみのない高精細な描画を実現します。 色の濃淡を表す階調表現を利用した3Dグラフィックスは、 かつてないエンタテインメント性溢れる立体的な動画表現で車内を華麗に演出します。
・当社独自のPower MOS FET 45W×4chハイパワーアンプを内蔵
高性能DSPを搭載し、車室内に応じて最適な音質補正を行なうオートイコライザー機能。

 ちなみに、オーディオの取り付けは自分で行っておりますが、基本的にカプラをつなぐだけなので結構簡単ですよ。 (カー用品店に取り付けを依頼すると5000円くらいの工賃が発生すると思われます。)


2.フロントスピーカー「TS-J1700A」(カロッツェリア)編(05/07/12)

 助手席あたりからカーステレオに共振してビビリ音がしていることに気付き、ダッシュボードや助手席側 ドア周辺のボルトおよびその他ドリンクホルダーなどのガタつき等をチェックしてみましたが特に問題はなく、 ドアの内張を外してみたところ、なんと純正スピーカーのコーンが朽ちて破れてしまっていました。
破れた純正スピーカー
とりあえずテープで補修してみました(汗)。

厚手のマスキングテープを使って応急処置をしたのですが、ビビリ音は治まったものの、耐久性はありません。 (音量を上げるとテイプの貼ってある端の部分からまた破損する。)そこで、思い切って社外のスピーカー導入に 踏み切りました!

● S-J1700A
(17cm2ウェイスピーカー)

TS-J1700A

・3層構造からなる高音質振動板「ハイ・アコースティック・ファイバーコーン」。
・ウェーブガイド搭載の超高音域再生
 「スーパーワイドレンジ&ロータリートゥイーター」。
・口径ごとに専用チューニングされた、高品位クロスオーバーネットワーク。
・綿密なコンピューター解析により設計された「アルミダイキャストフレーム」。
・より多くのクルマに高音質を届ける、優れた取付性と幅広いカバレッジ。

(当時のカタログより転記)

 現行モデルでメーカー小売希望価格は22050円ですが、中古パーツ屋さんで新古品を8000円でゲットしました! 高剛性なうえ軽量な「ケブラー繊維」を採用しているので、純正スピーカーのように簡単に破れてしまわないこと はもちろん、反応も良く音の再現力が高いのだそうです。


 Fスピーカーはドアに付いていますので、自分で交換するのを躊躇してしまう方も多いかと思いますが、 内張は案外簡単に外すことが出来ます。むしろ、ST20#における問題は純正スピーカーが20cmであること。 一般的な円形トレードインスピーカーのサイズは16cmか17cm。以前はKENWOODの「KFC-TC200」やADDZESTの「SRT2000」 といった20cmスピーカーも売られていたのですが、現在は廃盤になってしまい、ときどきネットオークションで 見かけても、中古品が1万円超だったりします(汗)。


 王道は、純正スピーカーのインナーバッフル(取り付け枠)に、17cmの穴が開いた20cm径のバッフルボードを 自作して装着する方法だと思うのですが、今回は市販のバッフルボードを、ホームセンターなどで売られている ステーを利用してやや強引に取り付けました。


 音の感じは、純正スピーカーよりは確実に良くなっていると思いますが、特に純正スピーカーに不満がない、 もしくは音にこだわりのない場合に、2万円の投資をしてまで社外品を導入するだけの価値があるかと問われれば いささか疑問ではあります。


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